介護施設選び、経験したら「料金」より「スタッフの質」が最優先に!困りごとは「費用の不透明さ」

介護経験者は7割超!多くの家庭が直面する現実

「あなたは家族(親・配偶者・祖父母など)の介護や支援(見守りを含む)に関わったことがありますか?」という問いに対し、「過去に関わっていた」が44.0%、「現在、関わっている」が26.7%となり、合わせて70.7%が介護経験者であることが分かりました。

家族の介護や支援に関わった経験に関する円グラフ

また、介護・支援が必要な家族の状況については、「要介護認定を受けた/受けている」が43.0%と最も多く、何らかの認定・支援を要する状況にある家族を持つ割合は約7割を占めています。

介護施設・サービスの利用状況については、58.3%が「過去に利用していた」または「現在、利用している」と回答しています。

利用が多いのは「デイサービス」、在宅での生活継続を望む声も

検討・利用したことがある、または検討し得る介護施設・サービスでは、「通所介護(デイサービス)」が47.0%でトップでした。次いで「訪問介護(ホームヘルパー)」が40.3%、「福祉用具の貸与・購入」が27.3%と続きます。

検討・利用した介護施設・サービスに関する棒グラフ

入所施設では「特別養護老人ホーム(特養)」が18.3%、「介護付き有料老人ホーム」が14.3%でした。この結果から、通所・訪問系のサービスへの関心が施設系を上回っており、在宅での生活継続を望む傾向が読み取れます。

介護施設探し、きっかけは「家族の負担の限界」

介護施設・サービスを探し始めた主なきっかけは、「介護する家族の負担の限界」が27.3%で最も多く、「認知症が進んだ」が21.3%、「入院/退院」が19.0%と続きました。家族側の限界や本人の状態変化が、施設探しを始める主な契機となっているようです。

介護施設・サービスを探し始めた主なきっかけに関する円グラフ

その他には「がんの末期で、自宅でお看取りをしたかったから」「脳梗塞で半身麻痺になったため」「身体機能と認知機能の低下が顕著に表れ、独居での生活に支障をきたし始めたから」といった声も寄せられています。

経験後に重視点が逆転!「スタッフの質」が「料金」を上回る

介護施設・サービス選びで重視したこと(上位3つ)では、「料金(総額)」が65.7%で最多、次いで「施設の立地(通いやすさ)」が59.3%、「スタッフの対応・雰囲気」が52.0%でした。

介護施設・サービス選びで重視したことに関する棒グラフ

しかし、「介護施設・サービス選びをやり直せるとしたら、次は何を重視しますか?」という問いでは、「スタッフの対応・雰囲気」が48.7%で首位に浮上し、「料金(総額)」の47.3%を逆転しました。このことから、実際の経験を経て、スタッフの質やケアの質といったソフト面への評価が高まることがうかがえます。

介護施設・サービス選びをやり直せるとしたら、次は何を重視しますか?に関する棒グラフ

「その他(やり直すなら)」の自由回答では、「本人が納得するように時間をかけて施設を選ぶ」「本人は在宅を希望していたので、もっと自宅で過ごせる方法があったら良かった」「部屋が家のような雰囲気のところにしたかった」といった声がありました。

費用が分かりにくい!比較が難しい!介護施設選びの大きな壁

介護施設・サービス選びで「特に困ったこと」については、「費用・追加費用が分かりにくい」が44.0%で最も多く、「比較ポイントがわからない」が36.7%と続きました。情報の不透明さや判断材料の不足が大きな障壁となっていることが明らかです。

介護施設・サービス選びで「特に困ったこと」に関する棒グラフ

施設を決めた後に「想定と違う」と感じた点でも、「追加費用が必要なサービスが多かった」が26.0%、「月額費用が思っていたより高かった」が23.7%と、費用関連の誤算が上位を占めています。「本人の状態が思ったほど良くならなかった」「スタッフの対応が合わなかった」も同数で続いています。

主な情報収集先は、「市区町村の高齢者相談窓口・地域包括支援センター」が49.7%、「ケアマネジャー」が45.7%、「病院(医師・医療ソーシャルワーカーなど)」が35.3%と、公的・専門的窓口への依存度が高い結果です。施設の公式サイトや口コミの活用はまだ限定的であることが示されています。

後悔は少数派も、「費用の見える化」ツールへの期待大

選んだ介護施設・サービスを総合的に考えて後悔しているかという問いでは、「あまり後悔していない」(30.0%)と「まったく後悔していない」(12.7%)を合わせると、後悔なしは42.7%でした。

選んだ介護施設・サービスについて後悔しているかに関する円グラフ

「どちらともいえない」が51.3%と最多であり、評価は分かれる結果となりました。

「介護施設・サービス選びであったら助かったのに」と思うもの(複数回答)では、「費用の総額が一目で分かる一覧表」が59.0%で圧倒的に多く、「追加費用の現実的な月額目安」が48.7%、「比較チェックリスト・見学時に聞くべき質問」が38.0%と続きました。

介護施設・サービス選びで「あったら助かったのに」と思うものに関する棒グラフ

費用や比較、条件整理に関する具体的なサポートが、介護施設選びの不安解消に大きく寄与すると考えられます。

調査概要

  • 調査期間: 2026年3月16日〜3月21日

  • 調査方法: インターネット調査

  • 調査人数: 300名(有効回答数:300)

運営会社

株式会社 元気な介護

未知株式会社

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