岩手県北バスが電力の地産地消で電気バス運行開始!BYD製J7が国内初導入で環境に優しい移動を

国内初!BYD製中型電気バスJ7を導入

今回導入されたのは、BYD JAPAN株式会社製の中型電気バスJ7です。この車両の運行は国内で初めてとなります。まずは1台が導入され、2026年7月を目途にさらに2台が追加される予定です。

これらの電気バスは主に盛岡市内を走るほか、盛岡市から滝沢市、八幡平市、岩手町を結ぶ路線でも運行される予定です。

BYD製中型電気バス J7

導入車両について

  • 車両名: BYD製中型電気バス J7

  • 乗車定員: 54名

  • 特徴: バリアフリー対応(車椅子スペース1か所)

  • 航続可能距離: 200km(カタログ値)

  • バッテリー: リン酸鉄リチウムイオンバッテリー 216kWh

車両と充電器の購入には、国土交通省、環境省、岩手県などからの補助金が活用されています。

岩手県産100%の再生可能エネルギーで運行

この電気バスの運行には、岩手県と東北電力株式会社が共同で提供する電力契約メニュー「いわて復興パワー水力プレミアム」が利用されます。この契約により、岩手県営水力発電所で発電された100%再生可能エネルギーの電力が供給され、CO2排出量は実質ゼロとなります。

「いわて復興パワー水力プレミアム」について、さらに詳しい情報は東北電力のウェブサイトで確認できます。
https://www.tohoku-epco.co.jp/information/1238198_2521.html

これまでの取り組みと今後の展望

岩手県北バスは、以前から電気バスの導入に積極的でした。2012年には宮古市内の路線で国産車を改造した電気バスを運行し、2024年3月にその運行を終えています。また、2024年11月には宮古営業所にBYD製の小型電気バスJ6 2.0を3台導入。こちらは「宮古市版シュタットベルケ」を活用し、宮古市産の太陽光発電電力を含む電力で運行しています。

「宮古市版シュタットベルケ」とは、再生可能エネルギー基金を通じて、市民の太陽光発電や蓄電池、電気バスなどの導入補助、さらには子育てや教育といった地域課題解決のための財源として収益を活用する仕組みです。

今後、岩手県北バスは電気バスの導入台数を増やすとともに、みちのりグループと東京電力ホールディングス株式会社が共同開発中のバスEMS(電気バスの運行管理・エネルギーマネジメントシステム)の導入も進めていく予定です。

バスEMSで電気バスの運用を最適化

バスEMSは、電気バスの運行管理とエネルギーマネジメントを統合するシステムです。これにより、充電タイミングの分散による電力負荷の軽減や、再生可能エネルギーの優先的な調達が可能となり、電気バスの運用コスト削減とカーボンニュートラルの両立を目指します。

バスEMSの概念図

バスEMSについて

  • 開発主体: みちのりグループ(株式会社みちのりグループ、関東自動車株式会社、福島交通株式会社、茨城交通株式会社)と東京電力ホールディングス株式会社

  • 目的: 電気バスのライフサイクルコスト削減とカーボンニュートラルの両立、地域のレジリエンス向上

  • 機能: 運行データ収集・監視、電費・到着時間の予測、効率的なエネルギー調達計画の策定、充電タイミングの自動制御など

岩手県北バスは、これからも国や関係自治体の補助を活用しながら、電気バスの導入を積極的に推進し、持続可能な公共交通の実現に向けて取り組んでいくとのことです。

岩手県北自動車株式会社

  • 所在地: 岩手県盛岡市厨川一丁目17番18号

  • 代表者: 代表取締役社長 鈴木 拓

  • 事業内容: バス事業(乗合・高速・貸切)、サービスエリア事業、その他事業

  • 公式サイト: https://www.iwate-kenpokubus.co.jp/

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