研究協力で目指す未来
今回のMOUの主な目的は、土地利用や農業分野を中心に、温室効果ガス排出削減に関する科学的な知識を深めること。そのポテンシャルを数字でしっかり評価し、環境への影響をきちんと把握するための評価方法をもっと高度にしていくことを目指しています。公的な研究機関と民間企業が手を取り合う「官民連携(PPP)」という形で、研究の成果を将来的な制度設計や実際の事業につなげていくための知見をたくさん生み出していきます。
なぜインドネシア?そしてGreen Carbonの取り組み
Green Carbonは、東南アジアを中心に、自然の力を活用したカーボンクレジットの創出に力を入れています。森林保全、水田、マングローブ植林、牛のゲップ削減、バイオ炭プロジェクトなど、その活動は多岐にわたります。それぞれの地域の自然資源にぴったりのプロジェクトを開発し、衛星データを使って効率的で透明性の高い運営を実現しています。
特にインドネシアは、広大な水田面積と農業がとても重要な産業であることから、ネイチャー・ベースド・ソリューションを展開する大きな可能性を秘めています。例えば、約1,000万ヘクタールの水田でカーボンクレジットを生み出した場合、なんと約428億円規模のポテンシャルがあると試算されています。
このような背景から、Green CarbonはBRINと連携し、科学的な根拠に基づいた排出削減の評価や、持続可能な農業・土地利用モデルの構築を進めるため、今回のMOU締結に至りました。
具体的な協力内容とそれぞれの役割
今回のMOUに基づき、Green CarbonとBRINは以下の分野で協力していきます。
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温室効果ガス排出量および削減ポテンシャルに関する研究・分析
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クライメート・スマート農業(※)を含む持続可能な農業実践の評価
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農業分野における環境影響評価手法および方法論の検討
それぞれの役割は以下の通りです。
| BRIN |
|---|
| 温室効果ガス、環境への影響に関する学術的知見の提供 |
| Green Carbon |
|---|
| カーボンクレジット開発における実務的知見の提供 |
※クライメート・スマート農業:気候変動への適応と緩和を同時に達成しつつ、農業生産性と農家のレジリエンス向上を目指す農業アプローチ。
BRINとGreen Carbonについて
インドネシア国立研究イノベーション庁(BRIN)は、2021年に設立されたインドネシア共和国の国立研究・イノベーション庁です。気候変動、農業、エネルギー、生物多様性、持続可能な開発といった幅広い分野で、研究やイノベーションを推進し、政策形成をサポートしています。
BRINについてもっと知りたい方はこちら:https://www.brin.go.id/en
Green Carbon株式会社は、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、国内外で自然由来のカーボンクレジット創出から販売までを一貫してサポートしています。日本国内の水田では、2023年度に日本初・最大級となる約6,220トンのJ-クレジット認証を取得しており、2024年度には約40,000ヘクタール(約80,000トン)へと拡大していく予定です。
カーボンクレジットの申請・登録・販売をワンストップで行えるサービス「Agreen(アグリーン)」も提供しており、クレジット創出者の手間を減らすことに貢献しています。
Green Carbon株式会社について:https://green-carbon.co.jp/
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