ウクライナ出身の元弁護士、国際NGO「世界の医療団」でファンドレイジング担当の正社員に!WELgeeが就職をサポート

激動の経験を乗り越え、日本での新たなキャリアへ

Hさんは母国ウクライナで法学修士を取得し、2018年から2022年までの5年間、弁護士として企業のサポートや契約交渉などで活躍していました。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻によって日本への避難を余儀なくされます。

2022年7月に公益財団法人 パスウェイズ・ジャパンの支援で来日後、沖縄で日本語学校に通いながら、子どもたちへのウクライナ語教育やホテルでの接客業務に約1年半携わりました。日本語学校を卒業後、2024年春に東京へ移住し、自身の経験を活かせる新しいキャリアを模索していたんです。

そんな中、2025年3月にWELgeeからの紹介で「世界の医療団」と出会いました。弁護士としての経験や戦争を経験したことから、「誰もが治療を受けられる未来を目指す」という世界の医療団の理念に深く共感し、応募を決意。2025年9月の選考で、そのミッションへの熱意が高く評価され、2025年11月からの3ヶ月のお試し雇用を経て、2026年2月より晴れて正職員として採用されました。現在はファンドレイジングイベント担当として、精力的に業務に取り組んでいます。

採用を後押しした熱意と丁寧な仕事ぶり

世界の医療団 事務局長 米良 彰子氏

「世界の医療団」事務局長の米良 彰子氏は、Hさんの採用についてWELgeeへの感謝を述べつつ、次のようにコメントしています。「当団体は国際的な組織ですが、これまで多様な背景を持つ方の採用はなかなかできませんでした。Hさんは当団体の事業国の出身で日本語も習得済み、もともと人の役に立ちたいという思いが強く、戦争を経験する中で医療や人道支援、そしてNPO/NGOの役割の大きさを実感したことから、当団体に携わりたいという熱意とやる気を強く感じ、採用に至りました。Hさんはイベントの企画運営を担当しており、緻密で丁寧な仕事ぶりで対外的な交渉も安心して任せられます。他のスタッフとも良好な関係を築けており、3ヶ月経った今では自身で企画を練り、提案もしています。今後さらに積極的に業務に携わることを職員一同期待しています。」

WELgee 就労伴走事業キャリアコーディネーター 圓山 佐登子氏

WELgeeの就労伴走事業キャリアコーディネーターである圓山 佐登子氏も、Hさんの真面目な姿勢を高く評価しています。「母国で法律家として活躍されていた経歴を持ち、来日後は真摯に日本語習得に取り組んでいたHさん。今回の選考過程においても、必要な書類準備や面談対応など、非常に緻密で几帳面な姿勢が評価につながったと感じます。これまでのキャリアの延長線上ではなく、『自ら創意性を発揮して、人との対話を通じて社会に貢献できる仕事に挑戦したい』というのが、Hさん本人が日本でのキャリアで希望していた新しい道です。今回、『世界の医療団』様と出会い、『活動を広く発信し、多くの方々の共感を集めていく』という新たなステージに挑みます。何事にも全力で取り組む真面目でひたむきな姿を、職場の皆様が温かく受け入れ・支えてくれる中で、新しい目標を見つけ前向きに進み出しています。彼女が『自分らしく輝ける環境』を見つけられたことを、担当者として心から嬉しく思っています。今後の彼女の活動や発信が、『世界の医療団』様に関わる支援者を増やし、多くの心に届くことを願っています。」

各団体の紹介

認定NPO法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(世界の医療団)

1995年に設立された国際NGOで、国籍、人種、民族、思想、宗教などのあらゆる壁を越えて、世界各地で医療を受けられない人々を支援しています。世界70ヶ国以上でプログラムを実施し、医療にまつわる社会的決定要因に影響を与えるべく活動する個人や地域社会を支援しながら、提言にも取り組んでいます。

公式サイトはこちら: https://www.mdm.or.jp/

NPO法人WELgee

「自らの境遇にかかわらず、ともに未来を築ける社会」の実現を目指し、母国での迫害や紛争などから日本に逃れてきた人々が、自身のキャリアや人生の目標を追求しながら企業で価値創造ができるようなサービスを展開しています。「難民」という背景を超えて、それぞれの「自分らしさ」を活かしながら日本で人生再建できるよう、企業・経済団体・行政など多様なステークホルダーと連携し、難民の背景を持つ人との共創が日本社会のスタンダードになることを目指して活動しています。

公益財団法人パスウェイズ・ジャパン

難民の背景を持つ若者の国外からの受け入れと高等教育を支援しています。2016年から継続する受入れ・自立支援事業では、これまでにシリア、アフガニスタン、ウクライナから205人を日本に受け入れ、日本語・高等教育を提供し、就職・自立へと導いています。卒業生のうち50名以上が就職(内定含む)しており、渡邉利三国際奨学金により年間約20名に奨学金を供与しています。2021年に一般財団法人として設立され、2024年には公益財団法人として認定されました。


Hさんのこれまでの経験と、人道支援への熱意が結びつき、新たな場所で輝くことができるのは本当に素晴らしいことですね。今回の採用は、NPOにおける多様性推進の先進事例としても注目されそうです。Hさんの今後の活躍が、きっと多くの人々の心に届くことを期待しています!

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