日本に避難したウクライナ人女性のリアルな声!プラン・インターナショナルが最新調査速報を発表

調査の目的

今回の調査は、「女性・平和・安全保障(WPS)」イニシアチブの一環として実施されました。主な目的は以下の通りです。

  • 日本に避難しているウクライナ人女性の現在のニーズや課題を明らかにすること。

  • 日本社会への統合状況の変化を把握すること。

  • ウクライナの復興や平和構築に対する関心と参加意欲を明らかにし、具体的な参加支援のあり方を検討すること。

日本での生活に適応が進む一方で…

調査結果からは、日本での日常生活への適応が進んでいる様子が見て取れます。

日常生活への適応状況の変化

来日当初、日本の慣習や規則を「困難」または「非常に困難」と感じていた人は28%でしたが、現在はわずか2%にまで減少しています。これは、日本での生活を通じて徐々に適応が進んだことを示しています。

日常生活への適応状況の変化

孤立感および生活満足度の変化

一方で、来日直後に強い孤独感や社会的つながりの不足を感じていた人が40%いましたが、現在も30%の人が同様の感情を抱いています。言語の壁や心理的負担など、複合的な要因が背景にあると考えられます。

孤立感および生活満足度の変化

将来の展望と故郷への思い

ウクライナ復興の見通しと生活の計画

ウクライナ情勢が短期的に改善すると考えている回答者はいませんでした。紛争終結後の生活計画については、33%が日本での生活継続を希望し、同じく33%がウクライナと日本の両国での生活を望んでいます。永住を目的としたウクライナへの帰国を計画している人はいませんでした。

ウクライナ復興の見通しと生活の計画

ウクライナ復興・復旧への参加意向

状況が改善した場合、82%もの女性がウクライナの復興・復旧活動に参加したいと回答しています。しかし、そのうちの23%は関与の方法を把握しておらず、19%は機会や資源の不足を感じています。参加を希望する人々への情報提供や、具体的な参加の仕組み作りが今後の課題となりそうです。

ウクライナ復興・復旧への参加意向

担当職員からのメッセージ

今回の調査を主導した、自身もウクライナから避難してきたプラン・インターナショナル・ジャパンのアドボカシーグループ職員、アンナ・シャルホロドウスカー氏は次のようにコメントしています。

アンナ・シャルホロホドウスカー職員のコメント

「避難したウクライナ人女性のニーズは、生活基盤の確保から自立、職業能力向上、長期的な安定へと変化しています。経済的自立と安定した雇用の確保は依然として重要な課題です。一方で、紛争経験は女性たちの平和構築活動への参加意欲を高めています。彼女たちは自身の知識や能力を復興に生かしたいと強く願っていますが、安全保障上の不安や情報不足などの課題にも直面しています。本調査結果が、危機や紛争を経験した女性の参画機会拡大と、そのための支援強化に繋がることを期待しています。」

アンナ氏のブログはこちらから読めますよ。
https://www.plan-international.jp/blog/20260218_blog-34/

まとめ

今回の調査速報から、日本に避難しているウクライナ人女性たちが、困難な状況の中でも日本での生活に適応しようと努力し、同時に故郷の復興への強い思いを抱いていることが分かりました。

プラン・インターナショナルは、今後も子どもや若者、女性の保護や教育機会の確保に重点を置き、戦禍にある人々が希望を持って生活を再建できるよう支援を続けていきます。

国際NGOプラン・インターナショナル

関連情報

より詳しい調査結果やこれまでの活動報告は、以下のリンクからご覧いただけます。

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