Zebras and Companyの取り組みが英オックスフォード大学の教材に!日本の「インパクト・エコノミー」が世界に羽ばたく

ケーススタディってどんなもの?

ケーススタディとは、企業が自ら制作する広報資料とは一線を画し、大学や研究機関が第三者の視点から執筆し、教育用途として公式に認められ流通する教材のことです。成功事例だけでなく、複雑な状況での意思決定の背景や葛藤、構造そのものを学ぶことを目的としています。厳格なファクトチェックとレビューを経て作られるため、一度採用されると、世界中のMBAプログラムなどで長期間にわたり参照される「世界標準の知見」となるんです。

今回、日本の事例が教材に採用されたことで、「Japan case」として、世界のインパクト投資やインパクト・エコノミーを理解するための国際的な参照点になることが期待されています。

なぜ日本のインパクト・エコノミーが注目されたの?

日本は、少子高齢化や自然災害といった「厄介な問題(Wicked Problems)」に直面しながらも、「三方よし」や渋沢栄一の合本主義といった独自の歴史的背景、そして災害に対する強靭さ(レジリエンス)を持っています。本ケースシリーズでは、SIIFやZ&Cを含むパートナー組織が、日本でインパクト投資とインパクト・エコノミーをどのように築き上げてきたかを取り上げています。

これは、日本の取り組み方が世界のリーダーたちが複雑な課題に対処するための「教訓」や「ビジョン」を提供できると考えられているためです。特に、「一国規模でのエコシステム構築」と「意図的なリーダーシップ」の実践モデルとして、日本独自の文化的価値観と共助の精神を基盤にした官民連携のプロセスが評価されています。

Zebras and Companyの4つの役割

Z&Cは、このケースシリーズの中で多岐にわたる重要な役割を担っています。

  1. SIIFの初期の投資先かつパートナー:SIIFの初期の投資先として、地域開発支援において重要な役割を担い、経済産業省(METI)のガイドライン策定などでもSIIFと共に貢献しています。
  2. エコシステムの主要ステークホルダー:日本のインパクトエコノミーを形成する主要なステークホルダーの一つとして、「Zebras and Company (est. 2021) for Zebra Movement」と明記されています。
  3. 「翻訳者」および「システムチェンジ」の担い手:共同創業者の陶山祐司氏は、行政・金融と起業家の間のギャップを埋める「翻訳者」として、また共同創業者の田淵良敬氏は、投資活動だけでなく、メディア啓発や官民連携を通じてエコシステムを拡大し、人々のマインドセットを変革する「システム的なアプローチ」をとるリーダーとして描かれています。
  4. 政策との連動:政府のローカル・ゼブラ推進政策など、国の地方創生や新しい資本主義の文脈とも連動した動きを生み出している点も、重要なポジションとして描かれています。

Z&Cは、ケースシリーズの第5章に収録された4つの主要ケースの一つ「Case Study 4: インパクトとは何か:誰が決めるのか、なぜ重要なのか」の中で、コミュニティや多様なステークホルダーを巻き込む新たなモデルとして、数ページにわたり詳しく紹介されています。ゼブラ企業の概念や思想そのものを理解するための事例として、その特徴が提示されています。

「ゼブラ企業」ってなんだろう?

「ゼブラ企業」とは、事業成長を通じてより良い社会を作ることを目的とし、長期的な視点で多様な力を組み合わせながら、持続可能で健康的な経営を目指す企業のことです。2016年に米国西海岸で生まれたこの概念は、「ユニコーン企業」への過度な期待に対するカウンターとして登場しました。Z&Cは、ゼブラ的経営者や企業に共通する特徴として以下の4点を挙げています。

  • 事業成長を通じてより良い社会をつくることを目的としている

  • 時間、クリエイティブ、コミュニティなど、多様な力を組み合わせる必要がある

  • 長期的でインクルーシブな経営姿勢である

  • ビジョンが共有され、行動と一貫している

日本の国家戦略「骨太の方針」にも「ゼブラ企業の推進」が明記され、地方創生2.0でもその重要性が強調されるなど、ゼブラ企業への注目度は高まっています。

ゼブラ企業についてもっと知りたい方はこちら!
https://www.zebrasand.co.jp/zebras

株式会社Zebras and Companyについて

Z&Cは、「Different scale, Different future (新しいものさしがあれば、新しい成長が起こり、新しい未来が作れる)」をテーマに、「優しく健やかで楽しい社会」を目指して投資と経営支援を行う会社です。ゼブラ的経営を体系化し、社会課題解決と持続的経営に挑戦できる世界を目指しています。

ゼブラ企業の成長を通じて「優しく健やかで楽しい社会」を実現するためのフレームワーク

Z&Cの活動やゼブラ企業に関する情報は、以下のリンクからチェックできます。

日本の「インパクト・エコノミー」が世界でどのように評価され、未来に貢献していくのか、これからも目が離せませんね!

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