介護現場の生産性向上を加速!厚生労働省「介護系スタートアップ支援事業」を三菱総合研究所が受託
三菱総合研究所は、厚生労働省が主導する「介護系スタートアップ支援事業powered by CARISO」の2026年度調査・総合支援業務を受託しました。
この事業は、AIをはじめとするテクノロジーを活用し、介護現場の生産性を高める製品やサービスの社会実装を加速させることを目的としています。
なぜ今、介護系スタートアップ支援が重要なのか?
日本は急速な高齢化が進んでおり、2040年には介護サービスの利用者数が654万人(2023年度比で121万人増)に達すると予測されています。一方で、必要な介護職員数は272万人と推計されていますが、すでに2023年度から減少傾向にあり、人材不足が深刻な課題となっています。
このような状況を乗り越えるためには、AIやロボットといった新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、介護現場の生産性を向上させることが欠かせません。
厚生労働省は、介護系スタートアップが持つスピーディな開発力や柔軟な発想に注目し、イノベーションを創出するための機会や環境を整える目的で、2025年度にこの「介護系スタートアップ支援事業powered by CARISO(CARe Innovation Support Officeの略)」を新設しました。
三菱総合研究所は、初年度からこの事業の事務局を担い、多様な支援メニューの立ち上げや事業基盤の整備を進めてきました。2026年度も引き続き事務局を務め、介護テクノロジーのイノベーション創出を促進していきます。
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厚生労働省「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第1回)資料3:https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001371773.pdf
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厚生労働省「介護職員数の推移の更新(令和6年分)について」:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67507.html
2026年度の主な支援内容
事業2年目となる2026年度は、以下のような支援メニューが予定されています。
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介護系スタートアップや大学・研究機関などを対象とした相談窓口の運営と、具体的な開発・実用化に向けた伴走支援
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介護テクノロジーサミットでの介護系スタートアップのブース出展を支援し、販路開拓をサポート
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「CARISO Caretech Startup Awards」を通じて、有望なスタートアップを発掘・評価し、投資家などとのマッチング機会を創出
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スタートアップ、支援人材・専門家、研究機関、介護事業者などをつなぐ各種セミナーを開催
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「CARISOスタートアップ共創プラットフォーム」を活用し、介護テクノロジーに関わるさまざまなステークホルダーのコミュニティを形成

この画像は、「第1回 CARISO Caretech Startup Awards」表彰式の様子です。ここでは、排泄検知センサー「ヘルプパッド」を開発する株式会社abaがグランプリを受賞しました。
今後の展望
介護系スタートアップ支援は、政府の日本成長戦略会議が分野横断で取り組むスタートアップ支援の動きと一致しています。さらに、介護テクノロジーはAI技術などの活用が期待される戦略分野でもあります。
このような政府の方針のもと、本事業では今後、「いつでも、何度でも、無料で」相談できる窓口を中心に、介護系スタートアップを強力に支援していきます。これにより、介護職員の負担軽減や介護サービスの質の向上につながる製品・サービスの社会実装を加速させていくことを目指します。
参考情報
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介護系スタートアップ支援事業 総合ポータルサイト:https://cariso-su.mhlw.go.jp/
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第1回CARISO Caretech Startup Awards 表彰式の様子:https://cariso-su.mhlw.go.jp/topics_page/caretech_startup_awards_2026/



