亀岡市の交通事故が18年で約8割減少!「セーフコミュニティ」活動と高性能カメラでさらなる安全を目指す

亀岡市の交通事故が驚きの約8割減少!その秘密は「セーフコミュニティ」活動にあり

京都府亀岡市が、2月20日の「交通事故死ゼロを目指す日」に合わせて、素晴らしいニュースを発表しました。なんと、過去18年間で市内の交通事故件数が約8割も減少したというのです!2025年には統計史上最少となる105件を記録し、2年連続の減少を達成しました。

交通事故発生件数(亀岡警察署管内): 過去最少 105件 達成! 約80%減少!

交通事故減少の背景:「セーフコミュニティ」の地道な努力

亀岡市は、2008年に日本で初めて「セーフコミュニティ」の国際認証を取得しました。これは、事故やけがは偶然ではなく予防できるという考え方のもと、行政と地域住民が協力して安全なまちづくりを進める手法です。今回の交通事故件数の大幅な減少は、このセーフコミュニティの手法に基づき、18年間にわたって地道な対策を継続してきた結果であると分析されています。

具体的には、次のような取り組みが行われてきました。

データに基づいた対策の最適化

亀岡警察署管内における2008年から2025年までの交通事故発生件数の推移を示す棒グラフ

2008年から2025年にかけての10万人あたりの交通事故件数の推移を示すグラフ

事故データや外傷データを詳細に分析し、「いつ」「どこで」「どの年代が」「どのように」事故が発生しているかを特定。これにより、優先的に対策すべき場所や対象に焦点を当てることができました。

ハード対策とソフト対策の両輪

  • ハード対策の最適化: 警察や地域と連携し、事故が多い地点にカーブミラーを設置したり、路面標示を補修したりするなど、物理的な安全対策を計画的に実施。

  • ソフト対策の徹底: 交通安全対策委員会が中心となり、データ分析の結果に基づいて、事故リスクが高い年齢層や時間帯に合わせた啓発活動を展開。

さらなる安全へ!高性能防犯カメラ増設と警察との連携

亀岡市は、交通事故だけでなく犯罪の抑止や早期解決のため、ハード面の整備をさらに強化しています。

  1. 高性能防犯カメラを20台増設し、市内計50台体制に!
    主要な幹線道路を中心に、夜間でも車両のナンバープレートや車種が鮮明に識別できる高性能カメラが新たに設置されました。これにより、市が管理する防犯カメラは合計50台となりました。

    亀岡市で防犯カメラ設置に伴う協定締結と除幕式が行われた様子

  2. 亀岡警察署との協定締結で連携を強化(2026年1月30日)
    防犯カメラの設置に合わせて、亀岡警察署と「防犯カメラ機器設置に伴う協定」を締結。これにより、事件や事故が発生した際に、警察からの照会に対して従来よりも迅速に画像データを提供できるようになります。

    亀岡市での防犯カメラ設置に伴う協定締結および除幕式の一コマ

これらの取り組みにより、ひき逃げ事故や犯罪の早期解決、さらには近年増加傾向にある認知症による行方不明者の早期発見・保護といった効果が期待されています。

市民の協力も大きな力に!

行政の取り組みだけでなく、市民や事業者も自発的に交通安全活動に参加しています。

  • かめおかセーフティドライブプロジェクト: 市民ボランティアや市内事業所の車に専用ステッカーやマグネットを貼り、安全運転を呼びかけるプロジェクト。2026年1月末時点で、合計1,191台が登録されています。

    京都湯の花自動車学校の教習車の後部が写っており、「仮免許 練習中」の表示が見られます

  • 反射材ワークショップ: イベントや小学校などで、ドライバーに自身の存在を知らせるための反射材を作成し、その普及啓発を行っています。

    麦わら帽子をかぶった女性と小さな女の子が、新聞紙を敷いたテーブルで色鉛筆を使ってクラフト活動を楽しんでいる様子

亀岡市長からのメッセージ

桂川孝裕市長は、「交通事故件数が認証取得当初から約80%減少し、過去最少を更新できたことは、長年にわたる市民の皆様の交通安全に対する意識の向上と、関係機関のご尽力の賜物です。新たに設置した防犯カメラなどのハード整備と、市民の皆様の意識というソフトパワーの両輪で、今後も悲惨な交通事故を一件でも減らせるよう、安全安心なまちづくりに邁進してまいります」とコメントしています。

スーツを着たアジア人の中年男性がカメラを見つめているポートレート写真

「セーフコミュニティ」って、どんな取り組み?

セーフコミュニティとは、「事故やけがは偶然ではなく、予防できるもの」という考えに基づき、行政、地域住民、企業、団体などが一体となって、すべての人々が安全に暮らせるまちづくりを目指す手法です。

亀岡市セーフコミュニティの国内認証式典で、関係者がステージに集まり記念撮影をしている様子

主な特徴は以下の3点です。

  • 一体となった活動: 行政だけでなく、地域全体が協力し、「市民全てが事故、自殺、犯罪がなく安心して暮らしていくために必要なこと」を考えて自主的な活動につなげます。

  • データの活用: 事故やけがの統計データから「いつ」「どこで」「どの年代が」「どのように」発生したかを詳細に分析し、対策に反映させます。

  • 効果検証: 活動の効果を定期的に検証し、評価することで、より良い対策へと改善していきます。

亀岡市は2008年に日本で初めて国際認証を取得して以来、5年ごとに認証を更新し、2023年には日本初の国内認証も受けています。

まとめ

亀岡市は、長年のセーフコミュニティ活動と、新しい技術の導入、そして市民の皆さんの協力によって、着実に安全なまちづくりを進めています。これからも、ハードとソフトの両面から、さらに安心して暮らせるまちを目指していくことでしょう。

山々に囲まれた都市を空撮した写真

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