産後24時間が命運を分ける!カンボジアの母子を救うクラウドファンディングがスタート
特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)が、カンボジアの母子支援活動を継続するため、クラウドファンディングサービス「READYFOR」で新たなプロジェクトを立ち上げました。目標金額は300万円で、2026年2月16日(月)から3月31日(火)まで支援を募っています。

命を左右する産後24時間とカンボジアの現状
出産直後から数日間、特に最初の24時間は、突然の大量出血などによって命を落とすリスクが最も高い時期とされています。カンボジアでは、1970年代の内戦とポル・ポト政権により医療制度が一度完全に崩壊した歴史があり、母子保健の状況は依然として脆弱です。
PHJの活動地であるシェムリアップ州ソトニクム保健行政区では、保健センターで出産しても、自宅に早く戻ってしまうケースがあり、産後の観察やケアが十分に行き届いていないのが現状です。

PHJはこれまで、「安心安全な妊娠・出産」を支援してきましたが、今回のプロジェクトでは「安心安全な産後」を促進することを目指しています。妊娠から出産、そして産後の女性と赤ちゃんを、切れ目のない継続ケアで支えることを目標にしています。

活動継続の危機を乗り越えるための挑戦
現在、PHJの活動はかつてない危機に直面しています。2025年の米国による人道援助凍結や欧米諸国の支援削減といった世界情勢の変化、そして公的補助金や民間助成金への申請団体増加の影響を受け、PHJが申請した複数のカンボジア案件が不採択となりました。
カンボジア事業の予算はほとんどなく、事務所の移転やスタッフの半減など、活動継続のために必死の努力が続けられています。しかし、政治や情勢が変わっても、「救えるはずの命」を見捨てることはできないという強い思いから、この活動を途絶えさせないためにクラウドファンディングを通じて支援を呼びかけています。
クラウドファンディングプロジェクト概要
このクラウドファンディングは、カンボジアの遠隔地における母子継続ケア連携強化プロジェクトの実施費用を募るものです。
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タイトル: 「命を左右する産後24時間。カンボジアの母子の命を繋ぐ気づきと判断を」
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目標金額: 300万円
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募集期間: 2026年2月16日(月)10時~3月31日(火)23時
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資金使途: カンボジアの遠隔地における母子継続ケア連携強化プロジェクト実施費
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形式: 寄付金控除型 / All-in形式(目標金額の達成有無にかかわらず、集まった支援金を受け取れる形式です)
ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)について

特定非営利活動法人ピープルズ・ホープ・ジャパン(PHJ)は、1997年に国際NGO「Project HOPE」の日本法人として設立され、2006年に独立しました。「教育を中心とした自立支援」を使命とし、東南アジアで母と子を対象に保健・医療の教育を中心とした支援活動に取り組む国際協力NGOです。
現在、カンボジアとミャンマーに事務所を置き、農村地域を拠点に、取り残されがちなお母さんや子どもの健康改善のための仕組みづくりを支援しています。保健人材への研修や地域住民への教育を通じて、自らの力でより良い保健環境を構築し維持することを目指しています。


