カンボジアの水田でメタンガス削減!Green Carbonが日本・カンボジア初のJCM方法論PIN承認を獲得!
Green Carbon株式会社が、カンボジア北西部バッタンバン州で進めている「AWD(間断灌漑)導入による水田のメタンガス削減プロジェクト」において、日本・カンボジアのJCM事務局からPIN(Project Idea Note)の正式な承認を受けました!これは、日本とカンボジアにとって初めての快挙なんですよ。

この承認を機に、カンボジア国内でのAWD導入によるJCM方法論を活用したカーボンクレジット創出プロジェクトが本格的にスタートします。Green Carbonは、バッタンバン州でのプロジェクトを最大100,000haまで拡大し、将来的にはカンボジア全土の水田でのカーボンクレジット創出を目指していくそうですよ。
カンボジアでのAWD導入に関する詳しいレポートはこちらからダウンロードできます。
カンボジアAWDレポート
PIN承認までの道のり
Green Carbonは、2024年4月からJIRCAS(国際農林水産業研究センター)が研究代表機関を務めるSATREPSプロジェクトに協力機関として参加しています。このプロジェクトでは、カンボジアでの水田管理システムを確立し、温室効果ガス排出削減技術の開発と社会実装を目指しているんです。
さらに、2024年10月からはカンボジア王立農業大学(RUA)と共同で、バッタンバン州でパイロット実証を進めてきました。この実証では、10年間でなんと累計約1000万トンものカーボンクレジット創出が見込まれているんですよ。カンボジアでの水田メタン排出削減事業としては、日本企業初の取り組みで、持続可能な農業と気候変動対策を両立する画期的な事例ですね。
JCMや国際認証機関Gold Standardの認証制度を使い、ネイチャー・ベースド・ソリューション(NbS)を通じて持続可能な農業とカーボンクレジット創出を推進しています。2025年の雨季には1,089.66haでプロジェクトが実施され、386名の現地農家が協力しました。このパイロットフェーズの成功を受けて、Green Carbonは最大100,000ha規模への大幅な拡大を計画しています。

これらの取り組みが評価され、今回、日本・カンボジアのJCM事務局にバッタンバン州のプロジェクトのPINが提出され、正式に承認されることになったんです。

カンボジアでの強力な連携体制
このプロジェクトは、現地の様々なステークホルダーとの協力体制で進められています。
- Green Carbon: プロジェクト全体の管理、AWD手法の導入、モニタリング活動、カーボンクレジット申請手続きを担当。
- カンボジア王立農業大学(RUA)や農業・環境研究センター(CAES): メタンガスの測定、土壌サンプリング、実現可能性調査を行い、科学的な信頼性を確保。
- Seeds and Feed Co., Ltd.(シード・アンド・フィード社): 現地プロジェクト実施パートナーとして、農家の動員、AWD研修の促進、国家・州当局との交渉・連携を担当。
この強力な体制によって、長期的なカーボンクレジット創出の基盤が築かれています。

プロジェクトは既に2025-2026年の乾季に向けて約7,500haに拡大予定で、将来的には約100,000haまで広がる見込みです。これにより、カンボジアの米産業が抱えるメタンガス排出削減の課題解決に貢献し、JCMの枠組みの下でさらなる拡大が期待されています。

今後の展開に注目!
PINの承認が完了したことで、Green CarbonはJCM事務局からのフィードバックを活かし、カンボジアにおける新たなJCM AWD手法の開発と拡大に着手します。この手法は、厳格なモニタリング・報告・検証(MRV)に必要な技術的基盤を確立し、透明性、信頼性、そして長期的なカーボンクレジット創出を保証するものです。
この取り組みは、カンボジアと日本にとって最先端の事例となり、カンボジア現地の農家の副収入確保による生計向上や、カンボジア全体の脱炭素化に貢献します。水田の持続可能な開発やメタンガス削減による環境課題の解決に向けて、今後の進展が楽しみですね!
知っておきたい用語解説
- 間断灌漑(AWD): 水田の水位を目安に、数日おきに入水と自然乾燥を繰り返す手法です。水使用量を削減でき、水資源の保全にも役立ちます。
- PIN(Project Idea Note): JCMにおいて、プロジェクト実施前に事業内容や温室効果ガス削減のアイデアを記載して提出する初期段階の書類です。パートナー国政府と調整し、早期の事業精査を図る仕組みです。
- 二国間クレジット(JCM): 「Joint Crediting Mechanism」の略。日本とパートナー国が協力して温室効果ガスの削減・吸収に取り組み、定量化した削減・吸収量を両国で分け合う制度です。日本は2030年度までに累計1億t-CO2程度、2040年度までに累計2億t-CO2程度のカーボンクレジット確保を目指しています。
Green Carbon株式会社について
Green Carbon株式会社は、「生命の力で、地球を救う」をビジョンに掲げ、国内外で自然由来のカーボンクレジット創出・登録・販売を一貫してサポートする事業を展開しています。東南アジアを中心に10カ国以上で、水田中干し/AWD、バイオ炭、森林保全、カーボンファーミング、マングローブ植林、酪農、ERWなど、様々な自然由来のカーボンクレジットを創出しています。
国内の水田中干しプロジェクトでは、2023年度に日本初・最大級のJ-クレジット認証を取得し、2024年度は約65,000t、2025年度は約80,000t、2026年度は95,000tの創出を予定しています。海外でも州省庁と連携し、数万t~数百万tのカーボンクレジット創出を目指しているそうですよ。
国内外50以上の大学との連携や、衛星データを活用した連携、クレジット創出を支援するDXプラットフォーム「Agreen」の開発など、幅広い分野で活躍しています。
- 代表者: 代表取締役 大北 潤
- 所在地: 東京都千代田区麹町2-3-2 半蔵門PREX North 9F
- 設立: 2019年12月12日
- 事業内容: ネイチャーベースカーボンクレジット創出販売事業、研究開発事業、ESG/排出枠コンサルティング事業、その他農業関連事業、環境関連事業
- URL: https://green-carbon.co.jp/
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