失われた子どもの居場所を取り戻すために
珠洲市は、令和6年能登半島地震や同年9月の豪雨により大きな被害を受けました。特に、公共施設の損壊や仮設住宅の増加により、子どもたちが安心して遊び、学び、交流できる場所が大幅に失われています。さらに、人口流出によって地域コミュニティの弱体化も進んでおり、子どもの居場所不足は喫緊の課題として挙げられています。
持続可能なコミュニティ形成を目指す「すずっこひろば」
旧セレモニーホール「夢つづき」を改修して誕生した「すずっこひろば」は、大型遊具を設置し、珠洲市(健康増進センター)と連携して「親と子の健康を守る」拠点となります。
施設にはピースウィンズのスタッフが常駐し、以下の機能を提供します。
- 遊びと学びのスペース: 施設の一部を改装し、遊び場やデジタル機器を活用した学びの場を整備。子どもたちが多世代と交流しながら成長できる居場所を提供します。
- 地域交流: 地域住民や市外団体、企業と連携したイベントのほか、屋外施設や能登の里山里海を活用した活動も実施します。
- コミュニティの形成と未来への展望: 地域と協働して居場所づくりを進めることで、子どもたちの社会性や創造性、防災・減災への意識を育み、親が安心して子育てできる持続可能なコミュニティ形成を目指します。この施設は、珠洲市復興計画における子どもの遊び場整備の一環として、将来建設予定の珠洲市屋内交流広場へと引き継がれる予定です。

オープンまでの歩みと今後の展望
2025年7月に能登復興支援事業の助成が決定し、8月のプレオープンイベントには約1,000名が来場しました。施設名は公募と投票によって「すずっこひろば」に決定しています。
オープン後は、親子の受け入れ拠点として、床の張替えなど段階的に整備を進めるとともに、災害時の活用を見据え、防災・減災の視点を取り入れた運営を進める予定です。今後は、珠洲市が計画する恒久的な屋内交流広場への橋渡し役として、珠洲市の復興を支える基盤となることを目指します。
施設概要
- 名称: すずっこひろば
- 所在地: 〒927-1215 石川県珠洲市上戸町北方7-78 (ピースウィンズ・ジャパン珠洲事務所)
- オープン日: 2025年12月25日(木)
- 利用料金: 無料
- 営業時間: 10時~16時(冬期)
- 定休日: 当面不定休(公式SNSでご確認ください)
- 年末年始休館: 12/28~1/10
お問い合わせ:0847-79-5801 / noto@peace-winds.org
公式SNSはこちらでチェック!
ピースウィンズの能登でのこれまでの活動
ピースウィンズ・ジャパンは、2024年1月の能登半島地震発生直後から緊急支援チームを結成し、現地入りしました。情報収集、医療支援、物資支援、避難所支援など、被災地の状況に応じた支援を実施しています。
特に珠洲市では、孤立集落へのヘリコプターによる物資輸送や医療チームの派遣、避難所での温かい食事提供、衛生管理、仮設住宅への移行支援など、被災された方々のニーズに寄り添った活動を継続してきました。2024年9月の奥能登豪雨の際にも緊急支援を再開し、二重の被害に苦しむ地域住民への伴走を続けています。
現在は緊急支援から復旧・復興支援へと軸足を移し、被災地の復旧・復興を中長期的に支える活動を行っています。これまでの活動詳細はこちらからご覧いただけます。
団体概要
- 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
- 代表理事兼統括責任者: 大西 健丞
- 設立年月: 1996年2月
- 所在地: 広島県神石郡神石高原町近田1161-2 2F
- 東京事務所: 東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
- 主な活動: 海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動
- 団体URL: https://peace-winds.org/



