奈良市がAIで行政をアップデート!専門部署開設から1年で業務効率化と市民サービスが大きく進化!
全国でも珍しいAI専門部署「AI活用推進課」を令和7年4月1日に設置した奈良市。この1年で、めまぐるしく進化するAI技術をしっかり活用し、業務効率化や市民サービスの向上に向けてたくさんの挑戦と検証を重ねてきたそうです。
今回、設置初年度の具体的な取り組みと実績が報告されました。さらに、令和8年度からは財政課の行革推進機能と統合し、「AI・行革推進課」としてパワーアップ!AIとデジタルの力を最大限に引き出して、単なる業務改善にとどまらない、実効性の高い行財政改革を力強く進めていくんですよ。
なぜ今、AI活用を進めるの?
人口減少で働き手が足りなくなったり、市民の皆さんのニーズがどんどん多様化したりと、社会は常に変化していますよね。こうした状況に対応するため、奈良市はテクノロジーの力を最大限に活用して、地域の課題解決を目指しているんです。
AI技術が飛躍的に進化している今、業務を効率化して市民サービスを向上させ、持続可能な行政経営を実現することが目標なんですね。
令和7年度の主な取り組みをチェック!
令和7年4月に発足したAI活用推進課を中心に、全庁的にAI活用を推進してきました。具体的にはこんなことを行ったそうです。
-
ニーズ把握: 全職員へのAIに関するアンケートや各課へのヒアリングで、どんな業務にAIが役立つかを徹底的に調査!
-
AI活用の指針: 生成AI利活用ガイドラインを3回も改訂して、安全で適切なAIの使い方を明確にしました。
-
利用環境の整備: 全職員が安全に、そして便利に使える生成AIサービスを導入し、利用環境をバッチリ整えたんです。
生成AIサービスで業務がぐっと効率化!
文章の作成や要約、校正といった業務を中心に、着実に効率化を進めてきました。なんと昨年度下半期だけで、約17,200時間(約17.5人月分)もの業務時間削減を達成したんです!
利用者は572名に上り、約10億文字(原稿用紙約250万枚分)ものテキストが生成AIによって処理されたとか。すごい量ですよね!
具体的な活用シーンを見てみましょう。
-
議事録作成

会議の録音を生成AIにアップロードして、「録音を基に議事録を作成して」と指示するだけで、文字起こしや要約が瞬時に可能になったそうです。
-
説明資料作成

制度の要綱をもとに説明資料を作成する際も、スライドの構成、図表、想定問答作成まで生成AIにおまかせできるようになったんですよ。
-
国通知の読み込み

大量に送られてくる国からの通知も、生成AIに「添付の資料の内容を初心者にもわかりやすく教えて」と指示すれば、あっという間に内容を把握できるようになったそうです。
人材育成でAIの知見を深める!
進化し続けるAIの最新情報をいち早く共有し、職員一人ひとりのリテラシーを底上げすることで、業務でのAI活用をさらに加速させています。
デジタル庁や他の先進自治体との意見交換、アドバイザーの招聘など、外部機関との連携も積極的に行っています。また、「AI使ってみようデー」といったハンズオン研修や管理職向け研修を実施し、全庁的にAIリテラシーを向上させているんです。
その結果、管理職向け研修後には、課長級職員の生成AIサービス利用率が38%から74%へ、なんと36ポイントも上昇したそうですよ!
市民サービスにもAIが登場!
市公式ホームページ AIチャットボット

令和7年8月7日から、市公式ホームページにAIチャットボットが導入されました。これで24時間いつでも問い合わせができるようになり、市民の皆さんの利便性がぐんとアップしたんです。
年間のべ22,000人もの方が利用し、約46,000件の質問に対応している(半年間の実績をもとに換算)とのこと。夜間や休日でも気軽に質問できるのは嬉しいですよね!

次世代クラウド電話〈Zoom Phone〉

令和8年3月16日からは、次世代クラウド電話「Zoom Phone」が導入されました。本庁・西部出張所のすべての電話機(1,030台)がZoom Phoneに切り替わったそうです。
このシステムでは、AIによる通話要約機能も利用可能になり、電話業務の効率が上がると期待されています。さらに、災害時でも場所を選ばずに業務を継続できるというメリットも!
導入にあたって、コールセンターの入札よりも先にシステム入札を行ったことで、コールセンター受託事業者の入札価格が3分の1に抑えられ、年間約5,000万円もの大幅な削減につながったというから驚きです。
AIが「寄り添い」の相談業務をサポート

普及率の高いLINEのプラットフォームで、対話を通じて利用者の心情を汲み取る「傾聴型AI」の検証も実施されました。デジタル技術を活用して24時間365日体制で「寄り添い型」のアプローチを提供し、相談への心理的ハードルを下げ、適切な公的支援へとつなぐことを目指しているそうです。
-
おやこよりそいチャット奈良: 子育て世代を対象に、令和7年5月13日~令和8年3月31日に実証実験を実施。
-
シニアよりそいAI「AIちゃん」: シニア層を対象に、令和7年12月4日~令和8年3月31日に実証実験を実施。
AIと人のハイブリッドで、孤独感を解消したり、必要な支援へつなげたりする取り組みは、きっと多くの人の助けになるでしょう。AIが心のモヤモヤに寄り添い、不安や孤独感の解消、そして必要な支援への橋渡しをしてくれることを期待したいですね。(今年度実装予定)

児童相談業務もAIでスマートに!
児童相談業務におけるタブレット活用

これまで職員が家庭訪問に行く際、資料を持ち歩いたり、帰庁してからパソコンに相談内容を打ち込んだりしていました。それが専用タブレットを導入することで、「その場ですぐに」過去の記録を確認したり、話した内容をメモしたり、記録をAIで自動要約できるようになるんです。これは業務効率が格段に上がりそうですね!
複雑な児童相談所シフト作成
保護が必要な子どもを24時間365日体制で預かる一時保護所では、職員の専門スキル、育児や介護といった個別の事情、法律で決められた休息時間など、数千通りもの組み合わせを考慮しながらシフトを作成していました。
AIが最適なシフトを作成することで、この作業時間は年間117時間からわずか13時間へと大幅に削減されたそうです!

捻出された時間は、子どもたちへのより手厚いサポートに充てられるとのこと。AIが子どもたちの未来を支える一助となっているのは素晴らしいですね。
新たなインフラ構築でセキュリティも万全!
個人情報を扱う業務での利用に向けて、環境構築と活用を検証中です。機微情報を安全に活用するためのインフラ構築として、自治体専用のローカル環境(自治体独自の個別運用環境)によるAI構築と、ガバメントクラウド環境(国が認定した共通のクラウド)でのAI活用という「ローカル」と「クラウド」の両輪で、安全かつ効率的な利用環境の構築を検証しているんです。
これにより、部署や業務によるAI活用レベルの差(AIデバイド)を解消し、今後、様々な業務で生成AIを利用できる環境が整っていくでしょう。

今後の展望:AIが変える奈良市役所の未来

AIの活用によって、市役所の業務は大きく変わると予想されます。ルーティンワークはAIに任せて、職員は「現場」に出て、市民の皆さんと「対話」する時間を増やしていくそうです。
複雑な悩みを持つ方や、温かい支援が必要な市民へのケアを最大限にすることで、よりきめ細やかな行政サービスが提供されることでしょう。将来的には、こんな未来が待っているかもしれませんね。
-
窓口業務: 「引っ越しました」とAIに伝えるだけで、転入届や子ども手当など、必要な手続きを一括で洗い出し、ワンストップで案内してくれるかも!
-
定型審査業務: 書類の自動読み取り(AI-OCR)から一次審査、データ入力、通知書作成までを一括で処理できるようになるでしょう。
-
市民サービスの高度化: AIが市民一人ひとりに合わせたライフイベントを予測し、必要な手続きや制度をプッシュ型で通知してくれるようになるかもしれませんね!
奈良市のAI活用は、これからもどんどん進化していきそうです。これからの奈良市に注目ですね!



