教会を舞台にした大規模なインスタレーション
この展覧会は、海洋をテーマに活動するアート団体「TBA21–Academy」が主催・プロデュースしており、ヴェネツィアの旧サン・ロレンツォ教会内にある「オーシャン・スペース(Ocean Space)」で開催中です。2026年3月28日から10月11日までの期間、東棟と西棟それぞれでサイトスペシフィックなインスタレーションが展示されています。
西棟では、多国籍アーティストグループ「リパトリエイツ・コレクティブ」が、砂や貝殻、テキスタイルを使った没入型の空間を披露しています。
一方、東棟ではALCANTARA®が使われたヴェレナ・メルガレホ・ヴァイナントさんの作品が展示されています。彼女は他者へのケア(思いやり)や帰属意識、集団的な癒しをテーマに、テキスタイルと映像から成るインスタレーション「Weaving Connections」を制作しました。

水の流れと先住民コミュニティの絆
「Weaving Connections」には、ALCANTARA®で作られた長い編み紐が登場します。その形は流れる水や髪の束を思わせ、深いダークトーンの色合いは作品に関わる多様な先住民コミュニティとの強いつながりを象徴しているそうです。
テキスタイルの間に点在するスクリーンには、川でテキスタイルを準備し、編み込み、洗う一連の流れを写した映像が投影されます。編み紐を洗う行為は、あらゆる生命を結びつける水の力と、変容や浄化、再創造をもたらす精神的なエネルギーを表しているとのことです。

会期中は、中央に置かれた大きな黒い編み紐を使ったパフォーマンスも実施されます。ヴェネツィア特有の「水」のアイデンティティに呼応するこのパフォーマンスには、ライトグリーンやブルーのALCANTARA®で作られた衣装を身にまとったパフォーマーたちも登場します。

自由な芸術表現とサステナビリティへの共鳴
ALCANTARA®は2011年以来、世界中のアーティストや美術館とのコラボレーションを重ね、クリエイターやデザイナーが独自のビジョンを自由に表現できる場を提供してきました。そこには、テクノロジー、機能性、感性、多様性、そしてサステナビリティへの真摯な取り組みを融合させるという、ブランドの揺るぎないDNAが息づいています。
2009年にいち早くカーボンニュートラル認証を取得したALCANTARA®が掲げるビジョンは、生命を育む自然環境の保護を目的とするTBA21–Academyのミッションと深く共鳴しています。今回のパートナーシップは、アートとデザイン、そして創造性に対する両者の共通の思いを形にしたものであり、アーティストの自由な表現活動を力強く後押ししていると言えるでしょう。
アルカンターラ社について
アルカンターラ社(ALCANTARA S.p.A.)は1972年創業で、本社をミラノに、生産および研究開発拠点をウンブリア州に置く、メイド・イン・イタリーを代表する企業の一つです。
同社の登録商標である「ALCANTARA®」は、優れた感覚、美しさ、機能性を兼ね備えた高機能マテリアルとして、自動車からファッション、インテリア、家電製品まで、様々な分野の一流ブランドに選ばれています。
また、アルカンターラ社は2009年、CO₂排出量の測定、削減、オフセット(相殺)を徹底することにより、イタリア企業として初めて国際独立認証機関TÜV SÜDのカーボンニュートラル認証を取得しました。これらの活動は、毎年発行されるサステナビリティ・レポートでも確認できます。
- サステナビリティ・レポート: https://sustainabilityreport.alcantara.com/ja/



