フィリピンの田んぼで地球に優しい農業が本格始動!
日本のクボタ、クレアトゥラ、東京ガスの3社が、フィリピンでとっても大きなプロジェクトを本格的にスタートさせました!これは、水田から出る温室効果ガスの一つ、メタンを減らすための取り組みで、「二国間クレジット制度(JCM)」という国際的な枠組みを活用しています。実証実験でうまくいった協業モデルをベースに、いよいよ本格的な事業化へ移行するんですよ。

このプロジェクトでは、「AWD(Alternate Wetting and Drying)」という特別な水管理方法を使います。これは、水田の水を一時的に抜いて土を乾燥させてから、また水を張るというのを繰り返す方法なんです。
メタンってどれくらい地球に影響があるの?
メタンは、二酸化炭素のなんと28倍も温室効果が高いと言われるガス。フィリピンでは、国全体で排出される温室効果ガスのうち、約20%が水田から出るメタンだと考えられているんだって。稲作が盛んな国だからこそ、この対策はとっても重要だよね。
AWDを導入すると、メタンの排出量を平均で45%も減らせるだけでなく、灌漑(かんがい)用水の使用量も最大30%も削減できるんだとか。地球温暖化対策と水資源の節約、両方に貢献できる画期的な方法なんだ。さらに、農家さん向けのトレーニングでは、適切な肥料の使い方や病害虫対策なども教えているから、お米の生産も安定するんだよ。

AWDについてもっと詳しく知りたい人は、農研機構のウェブサイトをチェックしてみてね。
https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/niaes/2017/niaes17_s12.html
どんどん広がるプロジェクトの輪
このプロジェクトは2023年9月に実証事業としてスタートしたんだけど、現地政府や農家さんとの協力体制がしっかり築かれて、今では約14,000haもの水田が対象になっています(2025年末時点)。これはAWDの民間JCMプロジェクトとしてはASEAN地域で最大規模なんだって!そして、2029年までには約40,000haまで拡大する予定なんだから、すごいよね。

具体的な取り組みとしては、
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農業の技術をアップさせるための農家さん向けトレーニング
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カーボンクレジットで得た収益の一部を現地に還元する「ベネフィットシェアリング」
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AIや衛星データを使ったデジタルMRVプラットフォーム「LynxAWD」で、大規模なプロジェクトでも効率的かつ透明性高く管理
などが挙げられます。このLynxAWDはクレアトゥラが開発したもので、現地での作業を楽にしてくれる優れものなんだよ。
LynxAWDについてもっと知りたい人はこちら:
https://www.creattura.com/news/260226
日本の脱炭素にも貢献!
このプロジェクトは、農業分野では初めての民間JCMプロジェクトとして登録される見込みなんだ。2026年度から「日本版排出量取引制度(GX-ETS)」が本格的に始まることもあって、JCMは日本が脱炭素社会を目指す上で、ますます重要になってくるんだよ。
クボタ、クレアトゥラ、東京ガスの3社は、このプロジェクトを通して、カーボンニュートラル社会の実現と、みんなが持続可能な農業を続けられるように頑張っていくとのこと。今後の展開が本当に楽しみだね!

各社のコメントも届いています。
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クボタ:「農業と社会が持続的に発展するために貢献します。各社の強みを活かして、環境価値の創出と地域貢献を両立するモデルを作っていきたいです。」
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クレアトゥラ:「本格事業化できて嬉しいです。AI技術を使って、農業の生産性アップと脱炭素を両立する仕組みを社会に広めていきます。」
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東京ガス:「脱炭素への取り組みは、これからは実行が大事。削減、代替に加えて、オフセットもお客様に提供していきます。」
東京ガスに関する最新情報はこちらからも確認できます。
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/index.html
プロジェクト概要
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期間:2023年9月~2036年12月(実証期間含む)
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場所:フィリピン共和国 パンガシナン州
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水田面積:約14,000ha
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参加農家:約10,000軒

国際農研のウェブサイトには、稲作における水管理に関する情報も掲載されています。


