第4回「津島復興会議」開催!住民みんなで未来を創る
福島県浪江町の津島地区で、住民が主体となって地域の未来を考える「第4回津島復興会議」が2026年1月24日(土)に開催されます。この会議は、国からの一方的な復興計画ではなく、「住民のための、住民による、本当の意味での復興」を目指し、住民一人ひとりが自由に意見を出し合い、共に議論する場として設けられます。

開催概要
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日時: 2026年1月24日(土)13:00 ~ 16:00
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場所: 福島県浪江町津島支所(つしま活性化センター)
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参加費: 無料
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主催: 一般社団法人原発事故影響研究所、一般社団法人ヒューマニタリアン・サポーツ

住民参加で「お仕着せの復興」を越える
令和7年6月に閣議決定された国の復興方針では、帰還困難区域のバリケード撤去や森林整備が進められることが示されました。しかし、多くの住民がこの方針をニュースで初めて知り、突然の計画に戸惑いの声が上がっています。地域の実情を十分に反映しない「お仕着せの復興」では、持続的な地域再生にはつながりにくいという懸念があります。
この会議では、外部のコンサルタント主導ではなく、住民自身が未来を描くためのいくつかの提案が行われます。提案への賛否だけでなく、新しいアイデアも自由に提案できる場です。
復興に向けた具体的な提案
会議では、以下の4つの具体的な取り組みが提案され、住民の意見を募ります。
- 津島復興塾: 幼い頃に津島を離れた若者や、避難先で生まれ津島を知らない子どもたちが、ふるさとの魅力を体験できる夏休みや冬休みを利用した合宿を企画。
- 古民家再生プロジェクト: 津島の技能者とボランティアが協力し、古民家を修復。伝統芸能の場や宿泊所として活用することを目指します。

- 郷土料理・伝統芸能の継承: 津島のおせちや凍み餅などの郷土料理を伝え、田植え踊りや獅子舞といった伝統芸能の保存・継承に取り組みます。
- 農業再生: 有機農業のノウハウを活かし、ボランティアと共に田植えや収穫を再開する計画です。

放射能計測と研究業務
獨協医科大学放射線衛生学研究室福島分室の協力により、内部・外部被ばく管理や、現地の土壌・植物などの放射能濃度を常備測定器で測定する体制が整っています。
原発事故影響研究所では、以下の研究業務も進められています。
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帰還困難区域における未除染地域の汚染土壌の復元検証実験
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里山再生
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貯留池計画
ゲストコメンテーターと司会
会議には、ジャーナリストの依光隆明さんがゲストコメンテーターとして参加します。依光さんは福島第一原発事故を追った「プロメテウスの罠」で新聞協会賞を2度受賞した経験があります。

司会と解説は、放射線衛生学者の木村真三さんが担当します。木村さんはチェルノブイリ原発事故被災地での被ばく調査を長年続け、福島第一原発事故直後から現地で住民の被ばく防止に尽力してきました。

関連情報
一般社団法人原発事故影響研究所について
福島第一原発事故から15年が経過しようとする中で、放射能汚染の問題が軽視されつつある現状に対し、放射線量の継続測定、住民の健康・環境衛生改善、放射能に関する学習・啓発活動を続けるために設立されました。
- ホームページ: https://311saisei.wordpress.com/
一般社団法人ヒューマニタリアン・サポーツについて
原発事故被害者を取り巻く人権侵害につながるような問題に対し、人道支援を通じて問題の本質を探ることを目的に活動しています。
- ホームページ: https://fukushimacamp.com/



