休眠預金活用の今と未来を語る!「休眠預金活用事業シンポジウム2025」開催レポート

制度の未来を描く熱い議論

シンポジウムは、JANPIA理事長の二宮雅也氏による開会の挨拶で幕を開けました。二宮氏は「制度の現在地から未来に向けたヒントを探り、次の一歩を描いていきたい」と、シンポジウムへの期待を述べました。

続いて、JANPIA事務局長の大川昌晴氏が「休眠預金活用事業の現在地について」と題して登壇。2024年度の総合評価をもとに、事業開始から今日までの成果や見えてきた課題が語られました。

活動支援団体とソーシャルビジネスの可能性

トークセッション Part1「活動支援団体の今とこれから−担い手を支え、育む制度の可能性−」

このセッションでは、実際に活動支援団体として活躍する認定特定非営利活動法人全国こども食堂支援センター・むすびえプロジェクトリーダーの中谷純氏、合同会社コドソシ代表の田口由紀絵氏に加え、長年NPO支援に携わる認定特定非営利活動法人日本NPOセンター事務局長の吉田建治氏が登壇しました。JANPIAの大川氏がファシリテーターを務め、活動支援団体がどのようにして設立され、どのような活動をしているのかが紹介されました。

トークセッション Part2「資金循環の新たな可能性−ソーシャルビジネス形成支援から出資事業への展開−」

ソーシャルビジネスの専門家である千葉商科大学人間社会学部教授の齊藤紀子氏と、グロービス経営大学院でソーシャル・ベンチャー・マネジメント等の教員を務める髙原康次氏が登壇し、出資事業の可能性について活発なディスカッションが行われました。ソーシャルビジネスにおける資金循環の新たな視点が提示され、参加者は理解を深める機会となりました。

参加者の声から見えたシンポジウムの成果

シンポジウムに参加した人々からは、制度の現状理解や今後の事業展開に役立つ多くの声が寄せられました。例えば、活動支援団体セッションでは、団体内の合意形成や伴走支援の重要性が再認識されたり、出資事業セッションで紹介された「ケアセンターやわらぎ」の事例が、活動が政策にまで影響を与え得るという点で深く印象に残ったという意見もありました。

より詳細な内容は、休眠預金活用プラットフォームの記事で確認できます。
休眠預金活用プラットフォームの記事

休眠預金等活用制度とは?

休眠預金等活用制度は、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後の取引がない預金等(休眠預金等)を、社会課題の解決や民間活動の促進のために活用する画期的な制度です。2016年12月に法律が成立し、2019年度から助成事業がスタート。さらに2023年6月の法改正により、2024年からは活動支援団体や出資事業といった新たな支援制度も加わりました。

これまでの実績として、2025年12月23日現在、選定された助成・出資事業は累計254件、その規模は約396億円に上ります。

休眠預金等活用制度について、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
休眠預金等活用制度

JANPIAの取り組み

一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)は、2018年7月に経済界主導で設立されました。経済界だけでなく、民間公益セクター、労働界、アカデミアなど、オールジャパンで休眠預金等活用制度を支え、発展させることを目指しています。SDGsの理念である「だれひとり取り残さない持続可能な社会作り」に貢献するため、今後も事業に取り組んでいくとのことです。

JANPIAの概要は以下のリンクで確認できます。
JANPIA概要

団体の活動を伝える「休眠預金活用プラットフォーム」もぜひチェックしてみてください。
休眠預金活用プラットフォーム

開催概要

  • イベント名: 休眠預金活用事業シンポジウム2025

  • 開催日時: 2025年11月25日(火)13時00分~14時30分

  • 開催場所: 日比谷コンファレンススクエア8階(東京都千代田区内幸町2丁目2-3, 日比谷国際ビル8階)

  • 主催: 一般財団法人日本民間公益活動連携機構(JANPIA)

  • 開催方法: ハイブリッド開催(会場+オンライン)

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