ATOMicaがシリーズB資金調達を完了!地銀関連VC株主数が国内最多に、AI時代に「間柄の力」で共創を加速

ATOMica、シリーズB資金調達を完了!地銀関連VC株主数が国内最多に

株式会社ATOMica(以下、ATOMica)が、シリーズBラウンドのファイナルクローズを完了したことを発表しました。2025年6月の1stクローズ、同年7月の2ndクローズに続き、今回新たに11社の株主を迎え、本ラウンド総額は5.7億円、増資を通じた累計資金調達額は19億円となりました。

今回のラウンドを通じて、地域金融機関関連ベンチャーキャピタルからの出資受入数は累計19社となり、2026年2月末時点の調査によると、スタートアップとして国内最多を記録したそうです。

全国に広がる地銀関連VC株主

地銀関連VC19社に加え、大手デベロッパー・鉄道・インフラをはじめとする事業会社・CVC21社、独立系VCや個人投資家を含めると、総勢50を超える全国各地の多種多様な株主と共に、ATOMicaは「頼り頼られる関係性を増やす」というミッションの実現に向けて、共創の仕組みづくりを全国各地で加速させていくとのことです。

AI時代にこそ問われる「共創力」と「社会関係資本」

生成AIの普及により、情報収集やアイデア創出は飛躍的に高速化しました。しかし、そのアイデアを社会に実装するための「合意形成」や「実行プロセス」は、やはり人と人の関係性の中でしか生まれないとATOMicaは考えています。

情報が溢れる時代だからこそ、一人ひとりが孤立するのではなく、人間同士の信頼に裏打ちされた「間柄の力」によって物事を完遂し、価値を形にする力、つまり「共創力」が重要になってくるでしょう。

ATOMicaは、人的資本を真に価値発揮させる鍵は「社会関係資本(ソーシャルキャピタル)」にあると提唱しています。社会関係資本とは、人々が互いに信頼し、円滑に協力し合えるネットワークや規範を指し、「頼り頼られる関係性」に基づく強固な信頼のインフラとも言えるものです。

人的資本と社会関係資本の比較

人手不足の深刻化や働き方の多様化が進む現代において、人的資本への投資だけでなく、人と人の「間」にある資産を戦略的に育てていく「社会関係資本経営」が、企業だけでなく学校や地域を含むあらゆる組織のポテンシャルを最大化する鍵となると考えられています。

ATOMicaの2つの事業の柱

ATOMicaは、社会関係資本経営の体現を目指し、以下の2つの事業を展開しています。

1. 社会関係資本を「生み出す」:リアルプラットフォーム事業

コワーキングスペース、大学、銀行、オフィスなど、多種多様な場にコミュニティマネージャーサービスを提供し、施設やコミュニティの企画運営を通じて共創の仕組みづくりを続けてきました。

コミュニティマネージャーの大きな役割の一つが、一人ひとりが抱える願い・悩み・相談(これをATOMicaでは「WISH」と呼んでいます)を丁寧に聴き取り言語化すること。そして、こうした思いを汲み取り、最適な相手へと結び続ける営み(これを「KNOT」と呼んでいます)を重ねています。現在、全国28都道府県、62施設に259名のコミュニティマネージャーが常駐し、社会関係資本を生み出し続けているそうです。

コミュニティマネージャーについて詳しくはこちら

全国各地で活躍するコミュニティマネージャー

また、ATOMicaが創業時から大切に育ててきた自社開発システムが「knotPLACE」です。共創施設の運営DXが可能なだけでなく、日々の会話から生まれた気づきや、利用者様のWISHをコミュニティマネージャーが記録すると、リアルタイムで全国のコミュニティマネージャーにその内容が共有されるプラットフォームとなっています。この仕組みにより、地域や組織の垣根を越えた温かなKNOTが実現され、社会関係資本の見える化にも繋がっているとのこと。最近では生成AIの活用により、コミュニティマネージャーの能力拡張が進み、蓄積された社会関係資本の応用を支援するCRMの開発も加速しているそうです。

knotPLACEについて詳しくはこちら

knotPLACEのシステム概要

2. 社会関係資本を「応用する」:リレーション・リデザイン事業

各地に広がるリアルなプラットフォームで育まれた社会関係資本を武器に、人・地域・組織の間に新たな関係性を再定義・デザインし続けてきました。ATOMicaが介在することで、これまで交わらなかった「ヒト・組織」「モノ・コト」「カネ」を結び、さらなる課題解決や価値創造を進めています。

展開中の事業例

  • 企業と学生を結ぶキャリア開発事業:Coyage(コヤージュ)
    拠点を通じて出会った100社・5,000名のキャリアを支援しています。
    Coyage(コヤージュ)について詳しくはこちら
    Coyage キャリアフェスの様子

  • 企業と全国のワーカーを結ぶカスタマーサクセス特化人材事業:KOMMONS
    「CS KOMMONS」のコミュニティメンバーは2,000名を突破しています。
    KOMMONS SUCCESS CAMPの集合写真

  • 企業と地域を結ぶ地域進出支援事業:Go Local
    各地域自治体と連携し、全国各地に企業を誘致。年間数百のマッチングと100件以上の現地視察を実現しています。
    Go Local イベントの様子

  • 生産者と購買者を結ぶリテール事業:knot marché
    地域事業者39社と連携した共創型リテールです。オリジナル商品も開発しており、漬物メーカーと大学生の共創商品は宮崎フードアワード2026で優秀賞を受賞しました。
    knot marchéについて詳しくはこちら
    knot marchéのウェブページ画像

今後は、ATOMicaが見える化した社会関係資本を誰もが利活用できる仕組みの提供や、出資機能の整備及びM&Aの本格化といった領域拡大を通じて、より幅広い社会関係資本の応用を進めていく予定です。

出資企業からのコメントと代表のメッセージ

今回のシリーズBラウンドのファイナルクローズにあたり、多くの出資企業がATOMicaのビジョンに共感し、今後の成長と地域社会への貢献に期待を寄せているようです。例えば、株式会社アルファドライブの宇都宮竜司氏は、日本中で新たな事業やスタートアップが生まれる世界を共に実現したいと語り、池田泉州キャピタル株式会社の宮地明氏は、ATOMicaのコワーキング施設運営姿勢と地域・社会への貢献度に共感を示しています。また、株式会社いよぎんホールディングスの寺田さゆり氏は、ATOMicaの「頼り頼られる関係性を増やす」取り組みが地域に新たな可能性を広げる力になると期待を表明しています。

ATOMicaの代表取締役Co-CEOであり代表コミュニティマネージャーの嶋田瑞生氏は、今回の資金調達を終え、全国各地からの素敵なご縁に感謝の気持ちを表しています。ATOMicaの価値の源泉の一つは「株主の皆様との共創」であり、これはまさに「間柄の力」の恩恵だと語っています。

株式会社ATOMica 代表取締役Co-CEO / 代表コミュニティマネージャー 嶋田 瑞生

嶋田氏は、「AIもフル活用していきます。でも、だからこそ、私たちはどこまでも『個』と『間柄』を大事にこだわり抜き、少しおせっかいで人間臭いスタンスを大切にし続けたい。」とコメント。事業の成長を通じて、この社会関係資本経営という考え方が当たり前になる未来を、株主の皆様と共にワクワクしながら切り拓いていくと語りました。

株式会社ATOMicaについて

株式会社ATOMicaは、ソーシャルコワーキング®事業を全国で展開する、創業6年のスタートアップ企業です。企業や自治体、大学や地域をはじめとする多様なステークホルダーが保有する場に対して、コワーキング施設をプロデュース・運営し、場所としてのコワーキングスペースの枠を超え、出会いや交流、共創を持続的に生み出すためのコミュニティづくり、街づくりを行っています。現在、全国で60以上の施設(2026年3月時点)を運営しており、「東洋経済すごいベンチャー100」2025年版にも選出されました。

  • 社名: 株式会社ATOMica(アトミカ)

  • 設立: 2019年4月5日

  • 代表者: 代表取締役Co-CEO 嶋田 瑞生、南原 一輝

  • 所在地: 東京都中央区日本橋1-4-1日本橋一丁目三井ビルディング5階 THE E.A.S.T. 日本橋一丁目(東京オフィス)

  • 事業概要: コワーキングスペースの立ち上げ・企画・運営支援、産学協同プロジェクトの企画・運営、コミュニティを通じたDX/CX領域の人材育成とマッチングをはじめとするソーシャルコワーキング®事業

  • コーポレートWEBサイト: https://atomica.co.jp

  • コミュニティマネージャー特設WEBサイト: https://atomica-communitymanager.com

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