「いのち会議」が未来の「つながり」を提案!こども食堂が全国に広がる「居場所」に

「いのち会議」が目指す、すべてのいのちが輝く社会

2025年10月11日、大阪・関西万博会場内で「いのち会議」が「いのち宣言」および「アクションプラン集」を発表しました。この宣言は、すべてのいのちが輝く世界を実現するための具体的な行動を示しており、今回はその中でも「いのちを『まもる』【宣言4-3】すべての人が安心してつどい、つながり、役割や生きがいを持てる居場所を地域にひろげよう」に関するアクションプランの一つをご紹介します。

「つながり」が鍵となる未来社会

2050年には日本の人口が1億人を切り、高齢化率が40%に達すると予測されています。このような社会において、人々が幸福を実感するためには、お金だけでなく「つながり」が非常に重要になると考えられます。日本は世界に先駆けて少子高齢化や人口減少に直面しており、地域コミュニティの衰退を実感しているからこそ、「居場所づくり」の取り組みが住民自治の活動として盛んに行われています。

こども食堂の様子

こども食堂は「ごちゃまぜ」「まぜこぜ」の居場所へ

「こども食堂」は、もともと子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂として始まりました。しかし、今ではその活動が広がり、年齢、性別、所得、出自を超えて誰もが参加できる、オープンでユニバーサルな「居場所」として運営されています。地域の人々が顔を合わせ、異なる境遇や意見に触れ、交流し合う「ごちゃまぜ」「まぜこぜ」の場所となっているのが大きな特徴です。

地域住民が手弁当で作り上げるこのような場は共感を呼び、2024年には公立中学校の数を超える10,867か所にまで拡大しました。

「むすびえ」が担う「むすびめ」の役割

認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、こども食堂の普及を通じて、廃れてきたコミュニティを再建し、地域の持続可能性に関心を持つ人々や次世代を育成することを目指しています。また、「分断」に陥りがちな現代において、人々の視野を広げ、一人ひとりが地域、ひいては社会の担い手として主体的に活動できるよう支援しています。

むすびえは、各地域のこども食堂ネットワーク(中間支援団体)の活動を後押しし、こども食堂を応援する企業・団体とこども食堂をつなぎ、こども食堂の意義や実態を伝える調査・研究を行ってきました。まさに、こどもたち、こども食堂、そして支援者という3者をつなぐ「むすびめ(場)」の役割を果たしています。

こども食堂がすべての人にとって身近な存在になる未来へ

世界では、既存のシステムに不満を持つ人々が増え、似た境遇の人々の中で相互不信が強まる傾向が見られます。このような状況を変えるためには、「気づいたら、いろんな人たちと接していた」と感じられるような場が必要です。

こども食堂は、食事を共にする中で人々が打ち解け合い、他者の尊厳を感じ、敬意を育む場として機能します。

むすびえは、2030年までのなるべく早い時期に、こども食堂がすべての小学校区にある日本社会の実現を目指しています。さらに、2050年には誰もが集い、支え合える地域の居場所が、より多くの国に普及している世界の実現を目指しています。

「いのち会議」は「むすびえ」などの組織と共に、こども食堂の活動を広げることで、人と人がつながり、互いの尊厳を真に尊重し合える世界の実現を推進していきます。

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