「第三者のお墨付き」が、寄付者や社会に安心を届ける
設立から7年を迎え、全国のこども食堂ネットワークを支えてきたむすびえ。三島さんは、活動の実績が積み上がったとしても、組織が健全に運営されていることを示す「第三者からのお墨付き」が、寄付者や地域、企業にとって大きな安心につながると話しています。全国のこども食堂や支援団体が、地域で信頼を得ながら活動を続けるためにも、認証制度はとっても重要だと感じているそうですよ。
JCNEの佐藤さんは、グッドギビングマークについて「行政の監督や取り締まりのための制度ではない」と強調しています。認証には多少の事務負担やコストがかかるけれど、その先には企業や助成団体とNPOをつなぐ“信頼の橋渡し”という大切な役割があるんだとか。
JCNEも、積極的に企業や助成団体と認証団体をつなぎ、評価を受ける努力が報われるような仕組みづくりに取り組んでいくと語っています。評価制度を「完成されたもの」とせず、認証を受けた団体からの現場の声を大切にしながら、一緒に育てていこうという姿勢が両者から共有されました。
対談で語られた「NPOの信頼」のリアル
「NPOの信頼」は、善意だけでは伝わらない
佐藤さんは、「どの団体を信じていいのか分からない」という声が根強くあることに触れ、活動の良し悪しだけでなく、組織として健全に運営されているかを社会が判断できる材料が不足していると指摘。そこに第三者評価の役割があると考えているそうです。
認証はゴールではなく、スタート

むすびえの三島さんは、全国のこども食堂を支える立場として、自分たち自身が信頼される存在である必要があると語ります。認証はゴールではなく、自分たちの運営を客観的に見直す良い機会になったそうですよ。全国のこども食堂や支援団体、そして関わるすべての人に安心感を届けられると感じているそうです。
「説明できるNPO」が、社会との距離を縮める

グッドギビングマークがあることで、寄付者や企業、行政と対話する際に、共通の土台ができると三島さん。自分たちで「きちんと運営しています」と説明するよりも、第三者の評価があることはとっても大きいと話しています。
佐藤さんは、NPOが過度な疑念を持たれずに、本来の活動に集中できる環境づくりにつながると考えているとのことです。
信頼は「制度」として育てていく

佐藤さんは、評価制度を特別なものにせず、社会のインフラとして根付かせることが必要だと語ります。三島さんも、評価する側とされる側が対話を続け、制度を一緒に育てていくことが大切だと考えているそうです。
対談の全編を動画でチェック!

グッドギビングマーク制度の意義や、第三者評価のリアルについて語られた対談の全編は、YouTube動画で公開されています。制度を「受ける側」と「つくる側」が向き合った貴重な対話を、ぜひ動画でもご覧くださいね!
むすびえってどんな団体?

むすびえは、「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」をビジョンに掲げ、こども食堂が全国どこにでもあり、みんなが安心して行ける場所になるよう活動しています。地域ネットワーク支援事業、企業・団体との協働事業、調査・研究事業の3つの分野で、こども食堂を力強くサポートしているんですよ。
グッドギビングマーク制度って?

グッドギビングマーク制度は、NPOの評価・認証に取り組んできたJCNEが、適切なガバナンスを行っている組織だと認めた「信頼性の証」なんです。NPOが認証を得ることで、ステークホルダーからの信頼を高め、ミッションの実現にまい進することは、世界的な潮流になっています。2025年12月17日時点で、全国に25団体が認証を受けています。
公益財団法人 日本非営利組織評価センター(JCNE)って?

JCNEは、国内全地域・全分野を対象とした民間唯一のNPO評価認証機関です。2016年の設立以来、1,500件以上の団体を評価・認証し、NPOのガバナンス強化を支援してきました。2025年には「グッドギビングマーク制度」をスタートさせ、基準を満たした団体に認証を付与することで、信頼の可視化と寄付・協働の促進を後押ししています。



