21社のゼブラ企業経営を徹底解剖!「Zebra`s Management Research Book vol.1」で未来の経営を紐解こう

ゼブラ企業経営を可視化!実践知満載の『Zebra`s Management Research Book vol.1』が公開

Zebra`s Management Research Book vol.1の表紙

株式会社Zebras and Company(Z&C)と一般社団法人Tokyo Zebras Unite(TZU)が、ゼブラ企業に関する実践的な知見をまとめた研究冊子『Zebra`s Management Research Book vol.1』を公開しました!

このリサーチブックは、全国のゼブラ企業経営者、アカデミア、行政職員、金融機関など、さまざまな分野の人々との対話や現地視察、インタビューを通じて紡がれた知恵がぎゅっと詰まっています。これからの社会をより良くしていくための、新しい経営のヒントが満載ですよ。

『Zebra`s Management Research Book vol.1』は、以下のリンクからダウンロードできます。
https://www.zebrasand.co.jp/wp-content/uploads/2025/12/Zebras_Management_Research-Book_2025.pdf

『Zebra`s Management Research Book vol.1』ってどんな本?

このリサーチブックは、「社会性」と「経済性」の両方を大切にする「ゼブラ企業」の実践的な知見を、「事業・ファイナンス・組織・公民連携」という4つの視点から体系的にまとめた「実践者のための教科書」なんです。

2019年に「ゼブラ企業」という概念が提唱されて以来、「ゼブラ企業って何?」という定義の段階から、「どうやって実践していくか?」というフェーズに移行しています。この本は、単なる理論の羅列ではなく、現場で奮闘する経営者や研究者、行政、金融、市民など、総勢26名の専門家が力を合わせて作り上げた「知の集合体」です。現場にいる人々が日々の意思決定に役立てられる「使える知」を提供することを目指しています。

このブックは、ゼブラ企業という航路を進むための「アップデートされ続ける海図」のような存在です。ユニコーン企業が目指す一直線な最短ルートとは違い、荒波や停滞期(失敗)も詳細に記されています。それぞれの企業が、自社の特性に合わせて「優しく健やかで楽しい社会」という目的地への最適な道筋を見つける手助けになることが期待されています。

各章の内容をちょっとだけ紹介!

本書は、ゼブラ経営を多角的に捉えるための4つのパートで構成されています。

  • Part 1:事業

    • 「ゼブラ・トランスフォーメーション(ZT)の教科書」と題し、老舗中小企業3社(ウエダ本社、三星グループ、小平株式会社)の事例をデザイン経営の理論で分析しています。企業が後からゼブラ企業へと変わっていく「5段階のプロセス」や、変容を促す5つの心構え「ゼブラ態度(Zebra Attitudes)」が導き出されています。
  • Part 2:ファイナンス

    • 「ゼブラ的地域ファイナンスの実装に向けた実態と構造的課題」では、地域企業87社へのアンケートと金融機関への調査をもとに、資金調達における構造的なギャップを明らかにしています。「20億円の壁」や「出口戦略(エグジット)の不在」といった課題を指摘し、柔軟な投資スキーム「LIFE type1」や、2026年施行予定の「企業価値担保権(EVC)」の活用など、具体的な解決策が提案されています。
  • Part 3:組織

    • 「『ゼブラ企業』の組織・人材・文化戦略」として、哲学を組織のシステムに落とし込むための「4つの柱(理念・資本、文化・求心力、人事・仕組み、事業・関係性)」を提示しています。短期的な利益圧力から現場を守る「防波堤」の築き方や、個人のWILLを尊重する人事制度など、価値創造を最大化する組織モデルが考察されています。
  • Part 4:公民連携

    • 「ゼブラ企業と実現する理想的な公民連携」では、行政からの受託(to G)から、自治体と一緒に創り上げていく「with G」への転換が提唱されています。うむさんラボや湘南ベルマーレなどの先行事例から、スピード感や文化の違いを乗り越えるための「橋渡し役」の重要性や、対等なパートナーシップを築くための実践的な知見がまとめられています。

さらに、巻末には各領域で陥りやすい失敗を共有する「ゼブラ的フェイルコン」も収録されています。

こんな人に読んでほしい!

この本は、以下のような立場の方々がそれぞれの現場で「羅針盤」として活用することを想定しています。

  • 地域企業の経営者・アトツギの皆さん

    • 「経済合理性だけで経営することに違和感がある」「自社の社会的価値をどう事業に組み込むべきか悩んでいる」という方にピッタリです。Part 1の変容プロセスや、Part 3の組織づくりの4つの柱を自社に照らし合わせることで、「自社ならではのゼブラへの道」を描くことができるでしょう。
  • 金融機関・投資家の皆さん

    • 「不動産担保に頼らない評価をしたい」「社会的インパクトとリターンを両立させたい」という方へ。Part 2のファイナンス分析や、検討中の「Zebra Scorecard」が、事業性評価や新しい融資・投資判断のツールとして役立つはずです。
  • 行政担当者・支援者の皆さん

    • 「行政だけでは解決できない複雑な地域課題に直面している」「民間企業との効果的な連携方法を知りたい」という方へ。Part 4を読むことで、企業を単なる下請けではなく「共創のパートナー」として巻き込むためのノウハウが理解できます。
  • すべての働く人たち

    • 「何のために働いているか目的を見失いかけている」という方。本書に散りばめられた経営者の哲学や対話の記録に触れることで、人間性を伴った経済のあり方について新たな視点を得られるかもしれません。

各章の最後には、現場で思考を整理できる「NOTEページ」が設けられています。ただ読むだけでなく、自社の課題を書き込み、仲間との対話のきっかけとして活用することで、相互理解が深まり、一体となって事業を進めることができるでしょう。

『ZEBRAS ACADEMIA 2025』も大盛況!

2025年11月30日(日)には、京都・芝蘭会館(山内ホール)にて実践者向けの学びと対話の場『ZEBRAS ACADEMIA 2025』が開催されました。招待制で行われた現地イベントには全国から76名が参加し、オンラインでも92名、合計168名の経営者、金融機関、行政職員、研究者など多様な分野の方々が参加しました。

ZEBRAS ACADEMIA 2025でのプレゼンテーションの様子

事業・ファイナンス・組織・公民連携の4つの領域で得られた研究成果が初めて公開され、登壇企業によるリアルな経営変容プロセスや、地域金融の新たな可能性といった研究成果が報告されました。参加者同士の対話も活発に行われ、ゼブラ企業の実践知をめぐる議論が深まったようです。

ZEBRAS ACADEMIA 2025での講演の様子

「京都流議定書」と「ゼブラ企業」

今回の『ZEBRAS ACADEMIA 2025』は、「京都流議定書」との共催として実施されました。「京都流議定書」とは、株式会社ウエダ本社が主催するイベントで、京都に根付く数値化できない価値や文化を研究・発信し、その強みを再認識・創出することを目的としています。

2023年に一時休止していましたが、2025年に再開催された背景には、社会の変化を精神性から問い直す必要性、世代間で価値を継承し繋げる重要性、そして京都という地域内でも分断を超えて連携していく必要性という強い問題意識があります。これらはゼブラ企業が目指す「社会性と経済性の両立」と深く呼応しているため、今回の共催が実現したとのことです。

京都流議定書についてはこちらをご覧ください。
https://kyotostyle.jp/kyotoryu

そもそも「ゼブラ企業」って?

ゼブラ企業に関する説明図

「ゼブラ企業」は、ユニコーン企業への行き過ぎた期待や、過剰な資源の偏りに対する反応として、2016年に米国西海岸で生まれた概念です。

Z&Cでは、ゼブラ的経営者や企業の特徴として、次の4点を挙げています。

  1. 事業成長を通じてより良い社会をつくることを目的としている
  2. 時間、クリエイティブ、コミュニティなど、多様な力を組み合わせる必要がある
  3. 長期的でインクルーシブな経営姿勢である
  4. ビジョンが共有され、行動と一貫している

2023年度からは「骨太の方針」などの国家戦略にも「ゼブラ企業の推進」が明記され、2024年度からは中小企業庁による実証事業が開始されました。2025年度には、これらの国家戦略での継続に加え、新たに「地方創生2.0」においてもゼブラ企業の推進が明記され、全国的なゼブラ企業の創出、発掘、支援がさらに加速しています。

ゼブラ企業についてもっと詳しく知りたい方はこちら!
https://www.zebrasand.co.jp/zebras

Zebras and Companyについて

株式会社Zebras and Companyは、「Different scale, Different future(新しいものさしがあれば、新しい成長が起こり、新しい未来が作れる)」をテーマに、誰もが社会課題解決と持続的で健康的な企業経営に挑戦できる「優しく健やかで楽しい社会」を目指し、投資と経営支援を行っている会社です。

投資・経営支援、行政や金融企業との連携、そして「ゼブラ企業」に関するリサーチと情報発信を通してゼブラ的経営を体系化し、「ゼブラ企業」という概念がすべての企業に実装され、新たなビジネスモデルの可能性が広がる世界を目指しています。

Tokyo Zebras Uniteについて

一般社団法人Tokyo Zebras Uniteは、「Zebras」(ゼブラ企業)を提唱した米国の4人の女性起業家が2017年に組織したZebras Uniteの東京チャプターです。Zebras Unite全体では現在、世界中で25以上の支部、20,000人以上のメンバーがおり、世界的な大きなムーブメントとなっています。

https://zebrasunite.coop/tokyo

関連記事

  1. 芦屋市長とカエカ代表が語る!「学ぶ楽しさ」で未来を切り開くトークイベント開催レポート

  2. 年末大掃除で発見!危険な膨張バッテリー、東京23区で安全回収キャンペーンが12月も継続中!

  3. OKI、最新の技術広報誌で「社会課題解決の成果」を大公開!未来を支える技術が満載

  4. 「もしも」に備えよう!東京ガーデンシアターで「避難訓練コンサート」開催!

  5. 「ふるさと未来創造コンソーシアム」に「クリエイターズマッチ」が仲間入り!「ふるさと納税-未来創造AWARD 2025」も開催決定!

  6. 被災地の“海の恵み”が大阪に集結!新ブランド『UOYA(うおや)』が阪急うめだ本店で期間限定イベントを開催

ツールバーへスキップ