陸前高田から世界へ!認定NPO法人SETから「株式会社仁藝」がスピンアウト、創発と越境の新たな挑戦を開始

SETのエコシステム化と株式会社への挑戦

2011年の東日本大震災以降、SETは陸前高田から「人口減少社会におけるまちづくりのモデル」を発信し続けてきました。14年間の活動の中で、SETは志あるリーダーや事業を次々と生み出す「プラットフォーム」へと進化しています。今回の「株式会社仁藝」は、2025年春に独立した「NPO法人miraito」に続く、SET発の第2のスピンアウト法人となります。

SETの理事も務める岡田勝太氏が代表となり設立された仁藝は、SETと業務連携しながら活動します。NPOが持つ「公益性・信頼」と、株式会社が持つ「スピード・経済合理性」を掛け合わせることで、より機動的かつコレクティブな課題解決に向けた連携モデルを構築していくとのことです。

株式会社仁藝(NINGEI.inc)の主要事業

仁藝は「まだ見ぬ世界と、あなたを繋ぐ。」をミッションに掲げています。社名の「仁藝」には、「人と人の間にあるもの」を意味する「仁(Humans)」から、「育ち合うその様」を意味する「藝(Arts)」が込められています。異なるものが出会い、関係性が結ばれることで、人は思い込みから自由になれ、予期せぬ未来を共に歩めると信じているそうです。

仁藝が展開する主要な2つの事業は以下の通りです。

1. SOU-HATSU |Global & Local Co-Creation

SOU-HATSUとCo-KYOのコンセプト

日本のローカルプレイヤーと、アジア・アフリカ・ヨーロッパなど世界中の地域リーダーをつなぎ、国境を越えた共創プロジェクトや拠点を開発します。単なる視察や交流にとどまらず、互いの地域課題解決に資する事業開発(ビジネス共創)を行う点が特徴です。

2. Co-KYO|Social Infrastructure & Co-living

国内外を対象に、長期滞在できる新しい暮らしのインフラ作りに取り組みます。世界中の地域コミュニティに深く接続できるような多拠点滞在拠点を整備し、移動しながら地域に深く入り込む機会を提供していくことが特徴です。

代表メッセージ:仁藝に込めた願い

岡田勝太氏

株式会社仁藝 代表取締役の岡田勝太氏は、陸前高田・広田での活動が仁藝の誕生につながったと語っています。活動を通して、人が出会い、勇気をもらい、人生が開けていく奇跡的な瞬間を数多く見てきたとのこと。「人間は関係の中で育まれ合う」という願いが社名に込められています。

また、世界中で日本の地域と同じような課題、例えばコミュニティの解体や生活文化の消失、若者のアイデンティティの喪失が増えていると実感しているそうです。それぞれの地域だけで問題を解決することが困難な現状において、日本の地域と世界の皆さんをつなぎ、連帯できるプラットフォームづくりを目指していくとのことです。

SET理事長コメント(仁藝設立にあたり)

三井俊介氏

認定NPO法人SET理事長の三井俊介氏は、仁藝の誕生を「とても誇らしく、心強く感じている」とコメントしています。SETが14年間培ってきた「人が育ち、挑戦が循環する仕組み」が、NPOという枠を越えて新しい形へと発展した結果だと捉えているそうです。

国際交流や事業開発の分野では、スピード感や経済合理性がより求められるため、仁藝が株式会社として独立することで、SETの思想や関係性を土台にしつつ、より自由で機動的に世界とつながる挑戦が可能になると期待を寄せています。これは「切り離し」ではなく、公益性を担うNPOと事業性を担う株式会社が並走する、新しいエコシステムへの進化だと語っています。

株式会社 仁藝(NINGEI.inc)会社概要

  • 会社名: 株式会社 仁藝(NINGEI.inc)

  • 所在地: 岩手県陸前高田市広田町

  • 設立: 2025年8月27日

  • 代表取締役: 岡田 勝太

  • 資本金: 100万円

  • 事業内容: 国際交流事業、人材育成・事業開発・マッチング・プロジェクトマネジメント業務、多拠点滞在できるサブスクリプションの運営など

認定NPO法人SETについて

SETは「一人ひとりの“やりたい”を“できた”に変え、日本の未来にGOODなchangeを起こす」をミッションに、2011年の東日本大震災以降、岩手県を中心に若者と住民が学び合う仕組みを構築してきました。修学旅行民泊や大学生・社会人プログラム、コミュニティづくりなどを通じ、2024年度は年間5,000人以上が活動に参加しています。若者の成長と地域の活力を同時に生む“循環型の社会装置”として活動を展開しています。

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