岡山市がスタートアップとタッグ!教員不足や中小企業支援など地域課題に挑む「GovTech Challenge OKAYAMA」

「GovTech Challenge OKAYAMA」ってどんなプロジェクト?

このプロジェクトは、「Urban Innovation JAPAN(UIJ)」が運営をサポートしています。UIJは、スタートアップ企業との協働実験を通じて自治体の社会課題を解決する取り組みで、2018年の兵庫県神戸市でのスタートを皮切りに、全国の自治体で展開されています。岡山市では2022年から4年連続で実施されており、地域に根ざした課題解決を目指しています。

岡山市は、温暖な気候と豊かな自然、そして都市機能が集積した住みやすい環境が魅力です。スタートアップ支援拠点「ももスタ(ももたろう・スタートアップカフェ)」を設けるなど、スタートアップが自然に生まれるエコシステムの構築にも力を入れています。

地域課題に挑む3つのプロジェクト

1. 教員不足を解消!「やってみたい」を引き出す新しいアプローチ

教職に関心を持つ人々へ、その魅力や多様な働き方を伝え、ネガティブなイメージを払拭して志望者を増やすことが目標です。情報発信や体験機会を通じて効果を検証し、教員採用につながる新しいアプローチが模索されます。

チームワーク、協力、笑顔のビジネスパーソン

  • 所管課: 岡山市 教職員課

  • 採択企業: 合同会社Quicken. (https://mitsukaru-sensei.com)

  • 実証実験概要: 現状の課題を診断し、解決策を実行します。特に、講師求人に特化したプラットフォーム「ミツカルセンセイ」を活用し、教員採用への効果を検証します。

  • 企業の意気込み: 講師のなり手不足は「就労までの不安解消」に検証の余地があると考えられています。これまで複数の自治体と連携し、求人情報の透明化で潜在層を動かす実績を積んできた経験を活かし、岡山市の講師不足解消に取り組みます。

課題詳細はこちら: https://urban-innovation-japan.com/project/okayama-city/2025-4/teacher-recruitment/

2. 中小企業に必要な支援情報をスピーディーに!AI活用で情報格差をなくす

中小企業向けの支援策は多岐にわたりますが、情報が複雑で探しにくいという現状があります。生成AIなどの最新技術を活用し、本当に必要な支援を最大限に活用し、事業を成長させるための情報共有・活用システムの検証が行われます。

屋上で空を見上げる男性3人組

  • 所管課: 岡山市 産業振興課 創業支援・雇用推進課

  • 採択企業: OKKO株式会社 (https://okko.jp/)

  • 実証実験概要: AIチャットボットを利用した簡易な補助金診断を行い、企業へ最適な施策・支援策を提案することで、必要な情報提供ができるかを検証します。

  • 企業の意気込み: 生成AIを活用した情報検索・案内システムの設計・実装、UI/UX設計に強みを持っています。本事業を通じて、中小企業が自ら必要な支援を見つけられる環境づくりを支援し、将来的には他の自治体へ展開可能なモデル構築を目指します。

課題詳細はこちら: https://urban-innovation-japan.com/project/okayama-city/2025-4/business-support/

3. 公園の「隠れた声」をキャッチ!真のニーズでより良い公園づくり

現在のアンケートなどでは、公園利用者の多様なニーズや民間企業の活用アイデアを十分に把握できていないという課題があります。浦安総合公園で新たな手法を検証し、利用者行動や潜在ニーズ、満足度を多角的に分析することで、遊具の入れ替えや施設整備に活かしていくことを目指します。

公園の遊具で楽しむ男性グループ

  • 所管課: 岡山市 庭園都市推進課

  • 採択企業: 株式会社はこぶん (https://hako-bun.com/)

  • 実証実験概要: デジタル手紙型の顧客コミュニケーションサービス「ホンネPOST」を活用し、従来の形式的なアンケートでは拾いきれなかった市民の「生の声」を収集します。感情分析AIで隠れたニーズを見える化し、大型遊具のリニューアルの方向性や機能設計に反映できる有益なデータとして活用できるかを検証します。

  • 企業の意気込み: 公共空間の利活用では、利便性だけでなく「居心地のよさ」といった感情や体験価値が重要だと考えられています。店舗・イベント・まちづくりなど幅広い領域で“サイレントカスタマーの声”を可視化してきた経験を活かし、岡山市の公共空間の価値向上に貢献します。

課題詳細はこちら: https://urban-innovation-japan.com/project/okayama-city/2025-4/park_insights/

「Urban Innovation JAPAN」とは

Urban Innovation JAPAN(UIJ)は、神戸市から生まれたオープンイノベーション・プラットフォームです。日本全国の自治体が抱える課題と、スタートアップ・事業者をマッチングし、地域課題の解決を後押ししています。

DXに取り組む自治体のニーズを、課題を解決できる事業者へと届け、最適なマッチングを加速させる姿勢が高く評価され、2021年にはグッドデザイン賞を受賞しました。

UIJのプロジェクト紹介、グッドデザイン賞ロゴ

これまでの事例は、UIJのウェブサイトで確認できます。

UIJの公式情報はこちら

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