産・学・官・民6者が連携協定を締結!
今回のシンポジウムの大きなハイライトは、留寿都村、「流域治水を核とした復興を起点とする持続社会」地域共創拠点、そして民間・専門法人4者の、合計6者が連携協定を結ぶことです。これは「自然が持つ多様な機能を活用したグリーンインフラによる健全な水循環の取組に関する連携協定」という名前で、9月26日(土)午前に締結されます。
この協定によって、これまで「調査・観測」が中心だった活動が、研究・実証、環境教育、そして地域での実践へとグッと発展します。さらに、留寿都で得られた知識や経験を、羊蹄山麓・尻別川流域の周辺地域にも広げていく、新たなステージの幕開けとなるでしょう。
シンポジウムの概要
今回のシンポジウムは、「水を知り、森を育て、地域で守る ― 留寿都での実践から、羊蹄山麓・尻別川流域の未来へ ―」をテーマに掲げています。
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日時: 2026年9月26日(土)~27日(日)
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会場: ルスツリゾート ホテル&コンベンション(北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地)
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対象: 地域住民、自治体関係者、企業・団体、研究者、学生、農業・森林・観光関係者、報道関係者など
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参加費: 無料(事前登録制)
シンポジウムでは、これまでの水文地質調査や環境モニタリングの成果が共有され、健全な水循環を地域で守り育てるための具体的な取り組みについて、みんなで議論します。そして、翌27日には、湧水地点や観測井戸などを巡るフィールドワークも実施され、座学と現場をつなぐ貴重な体験ができます。
詳細情報や参加申し込みはこちらからどうぞ: 水循環シンポジウム2026 in 留寿都
これまでの取り組みと、これからのステップ
留寿都村が位置する羊蹄山麓・尻別川流域は、豊かな自然に恵まれた地域で、農林業や観光業が盛んです。しかし、近年は気候変動の影響で、水害・雪害、水不足・雪不足といったリスクが高まっています。
これまでのシンポジウム開催と並行して、水文地質調査や地下水・湧水調査、雨量・積雪・地下水などの継続的な環境モニタリングが進められ、水循環を「知る・測る」ための基礎が築かれてきました。今回のシンポジウムは、これらの取り組みをさらに一歩前へ進めるチャンスと位置づけられています。
連携協定で目指すこと
この連携協定では、留寿都村の集水域を研究・実証のフィールドとし、雨水の遮断、浸透、保水、流出抑制など、健全な水循環に役立つ対策を、観測・研究、地域での実証、環境教育、情報発信といった形で連携して進めていきます。
これは、生物多様性条約事務局が示す「土地・森林」「持続可能な淡水」「都市・インフラ」の3分野にまたがる取り組みで、気候変動対策や持続可能な農業、そして「One Health(人と動物と環境の健康は一つ)」の考え方にもつながる、とても幅広い活動です。
6者の主な役割
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地域共創拠点: 地下水涵養や自然災害リスク低減のための技術支援、効果評価、教育プログラム、助言など。
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留寿都村: 関係機関や住民、企業、教育機関との連携調整、実証環境の整備、住民への周知・教育活動の支援。
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加森観光株式会社: 持続可能なリゾート開発・運営、自然環境に配慮した施設整備・管理、研究・実証フィールドへの協力。
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株式会社amenowa: プロジェクト推進、水循環に関する企画・運営・情報発信、観測IoTシステム、シンポジウム企画。
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ルスツリゾートテック株式会社: リゾート開発のルール・ガイドライン、開発・運営基準、関係者調整、持続可能な開発を支える仕組みづくり。関連リンク: ルスツリゾートテック株式会社
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日本地質汚染審査機構: 地下水盆の特定と科学的調査、地下水の流動・涵養に関する専門的評価、水資源管理への提言・助言。
協定締結後に取り組むこと
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雨量、地下水位、湧水量、河川水位の継続観測とデータ共有
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積雪・寒冷地環境に対応した観測設備、通信環境、維持管理方法の改善
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森林・土壌の保水機能、地下水涵養、流出抑制に関する基礎調査
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丸太を活用した自然共生型グリーンインフラの実証可能性調査
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子ども・住民・事業者向けの水循環学習、現地見学、対話機会の実施
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羊蹄山麓・尻別川流域への情報共有、共同観測、広域連携の検討
この画期的な取り組みは、リゾートを研究・実証の場として活用し、継続的なモニタリングを通じて改善を重ねる、全国的にも先進的な水循環プログラムの構築を目指しています。留寿都村から始まるこの活動が、未来の水資源を守る大きな一歩となることでしょう。


