発達支援の課題とICTへの期待
発達支援を必要とする子どもたちやその家族にとって、適切な支援に継続的にアクセスできる環境はとても大切です。しかし、地域によっては支援のリソースや専門家が不足している場合があり、通所が難しいといった課題も存在します。
そんな中で、ICT(情報通信技術)を活用した発達支援は、場所や環境に左右されずに支援を提供できる可能性を秘めています。オンラインでの支援やデジタルツールの活用は、支援者、事業所、そして家庭をつなぎ、一人ひとりの子どもに合った支援をより身近に届けるための重要な手段として期待されています。
横須賀市モデル事業の詳細
横須賀市が実施する「障害児支援事業所等におけるICTを活用した発達支援推進モデル事業」は、こども家庭庁の要綱に基づき、ICTを活用した発達支援の有効性や、全国での活用に向けた効果検証を行うものです。
この事業の目的は、障害児がその特性や環境に関わらず、身近な地域でニーズに合った支援を受けられる環境を整え、支援の質を高めることにあります。
-
委託期間: 令和8年6月1日~令和9年3月31日
-
委託先: PAPAMO株式会社
PAPAMOが取り組むこと
PAPAMOは、子どもの運動・発達支援をオンラインで提供する「へやすぽアシスト」を運営しています。これまでに累計15万件以上の支援実績があり、理学療法士や作業療法士といった国家資格を持つ専門職を含む300名以上のコーチが在籍しています。

今回のモデル事業では、横須賀市内の発達支援を必要とする子どもとその家庭を対象に、2026年8月から2027年2月までの7か月間、専門職が関わるオンラインでの個別運動療育を実施します。
子ども一人ひとりの状態や困りごとに合わせて、運動面はもちろん、書字や姿勢など日常生活・学習面に関わる支援内容が設計されます。感覚統合や協調運動を取り入れたプログラム、家庭でも続けやすい取り組みが組み合わされるとのことです。
この支援を通じて、オンライン支援を一時的なものにせず、日常生活の中で継続的な支援につなげることを目指します。また、子どもや保護者、支援事業所、専門職の声を取り入れながら、支援内容の設計、情報共有、支援前後の変化の把握を行い、地域の支援現場で活用しやすいモデルづくりに取り組んでいきます。
具体的には、以下の観点から検証が行われます。
-
ICTを活用することで、支援の質や継続性にどのような可能性があるか
-
地域や家庭環境に左右されにくい支援提供の仕組みをつくれるか
-
障害児支援事業所等の現場で実装しやすいICT活用モデルとなるか
-
支援者、事業所、家庭にとって負担の少ない運用が可能か
-
全国での活用を見据えた汎用性のあるモデルとなるか
これらの検証を通じて、ICTを活用した発達支援が、支援機会の確保、継続性、家庭との連携、そして現場での実装可能性にどのように貢献できるかを探っていきます。
関係者からのコメント
横須賀市民生局こども家庭支援センターこども家庭支援課は、「ICTを活用した発達支援が子どもたちやご家庭にどのような効果をもたらすか、今後の全国的な支援体制の構築に向けた有効性など、関係機関や専門職と連携を図りながら本モデル事業を進めていきたい」とコメントしています。

PAPAMO株式会社 代表取締役の橋本咲子氏は、今回のモデル事業受託について、「大変光栄に思います」と述べ、「ICTは対面支援に代わるものではなく、対面では届きにくかった子どもやご家庭にも支援を届け、支援の選択肢を広げることで、地域の支援体制全体をより強くしていくための新しいインフラです」と強調しています。また、「この実証を一つのモデル事業として終わらせるのではなく、全国の子どもたちが、自分らしく育つ機会を地域に関係なく得られる社会インフラづくりの土台にしたい」と、未来への意気込みを語っています。
「へやすぽアシスト」について

「へやすぽアシスト」は、運動による発達支援をテクノロジーを活用して提供するサービスです。累計15万件以上の指導データを蓄積し、理学療法士・作業療法士が中心となって1,000以上のプログラムを開発。データに基づいて一人ひとりに最適な支援を実現しています。オンラインでのマンツーマンレッスンなので、自宅で安心して受けられるのが特徴で、会員継続率は97%と高い支持を得ています。
- へやすぽアシスト 体験お申し込み:https://papamo.net/official/
PAPAMO株式会社について

PAPAMO株式会社は、運動×テクノロジーによる発達支援サービス「へやすぽアシスト」の開発・運営などを手掛けています。
-
本社所在地:東京都渋谷区神泉町20番21号 クロスシー渋谷神泉ビル 6-20
-
代表取締役:橋本咲子
-
設立:2021年4月1日



