地域が抱える「若者流出」と「人手不足」の課題
「都市部への若者の流出」って、日本各地で深刻な問題になっていますよね。総務省の「住民基本台帳人口移動報告(2025年結果)」を見ると、東京圏は12万人以上の転入超過で、その中でも20〜24歳が最も多い世代だったそうです。三重県でも、全体で5,986人の転出超過があり、そのうち約40%が20〜24歳なんだとか。

人口が減る中で、地域の中小企業は慢性的な人手不足に悩まされています。各企業が単独で採用活動を頑張っても、知名度や給与などの条件面で都市部の大企業と比べられてしまい、なかなか人材を確保できないのが現状なんですね。

若者と地域企業をつなぐ「3つの要素」
でも、鈴鹿市には素晴らしい技術や強みを持つ中小企業がたくさんありますし、雇用を生み出すことに意欲的な経営者もいます。さらに、若者の定着をサポートしようと行政も伴走支援に力を入れているんです。地域の採用ポテンシャルは決して低くないんですよ。
これまでも鈴鹿市は求人サイトを運営してきましたが、企業の魅力が若者にうまく伝わっていなかったり、働くイメージが持ちにくかったりする課題がありました。そこで、今回のリニューアルでは、若者と地域企業がしっかりつながるために、以下の3つのアプローチが必要だと考えられました。
- 認知機会の創出:若者が地域の企業を深く知る機会を設けること。
- 段階的な接点の設計:企業を知った後、就職活動に至るまでに段階的な関わりしろ(接点)をつくること。
- プラットフォームの整備:企業と若者を持続的につなぐコーディネート機能やプラットフォームを地域に実装すること。

これまでの求人サイトでは、企業情報が表面的で、求職者が「働くイメージ」を持ちにくかったんですね。だから、企業の本当の価値をきちんと伝え、若者が就職前から段階的に企業と関われる環境を地域ぐるみで整えることが大切なんです。
「地域ぐるみの採用」を実現するリニューアルのポイント
今回のリニューアルでは、行政と地域企業が協力して、採用・人材育成・定着を一体で進める「地域ぐるみの採用」の仕組みづくりにフォーカスしました。求職者、企業、そしてサイトを運用する行政の三者それぞれにとって、こんなメリットがあるんですよ!

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求職者:求人情報だけでなく、職場の雰囲気やインターンシップ情報など、一歩踏み込んだ情報にアクセスできるようになりました。これで、企業への興味が深まり、働くイメージを具体的に持てますね。気になる企業には、その場から直接問い合わせもできちゃいます。
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企業:地域共通のサイトを通じて情報を発信することで、個社単独で活動するよりも、もっと多くの多様な求職者とつながれるチャンスが広がります。管理画面からはアクセス数や応募数などのデータが見えるので、採用活動を継続的に改善していくことも可能です。
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行政:これまで属人的で非効率になりがちだった更新や管理作業がシステム化され、運用の効率が大幅にアップしました。これで持続可能な運用が期待できますね。
就職だけでなく、インターンや副業、職場見学といった様々な接点を設けることで、就職活動よりも前の段階から若者と企業が関係を築けるように設計されています。地域の中小企業に埋もれている魅力を掘り起こし、求職者にきちんと届ける仕組みが実現したんです!
わくわくスイッチとレジスタの強力タッグ
このリニューアルを支えたのは、一般社団法人わくわくスイッチと株式会社レジスタの協働です。
一般社団法人わくわくスイッチは、三重県を拠点に10年以上も若者と地域企業をつなぐプログラムを展開してきました。約150社、800名以上のマッチング実績があり、地域企業の魅力をコンテンツにするノウハウは確かなものがあります。
一方、株式会社レジスタは、地域に根差す企業や自治体の隠れた価値を、高い企画力とクリエイティブで可視化し、伴走支援してきた実績があります。両者の強みが組み合わさることで、コンテンツの設計と技術基盤の両面から、この新しいプラットフォームが構築されたんですね。

今後の展望:全国の地域へ広がる「ローカル採用モデル」
日本各地には、素晴らしい技術や実力を持つ中小企業がたくさんあるのに、その魅力が求職者に届かず、若者の流出と人手不足が同時に進んでいる地域が少なくありません。
一般社団法人わくわくスイッチと株式会社レジスタは、今回の鈴鹿市でのリニューアルで得た「地域企業の魅力を掘り起こし、可視化するコンテンツ設計」と「それを支える技術基盤」の知見を活かして、同じような課題を抱える他の自治体や商工団体などにもこのモデルを展開していくそうです。
単に求人システムを提供するだけでなく、地域企業が自分たちの言葉で魅力を発信し、若者と段階的な接点を作り続けられる「自走型の採用環境」を全国の地域に広めることで、地方創生と地域経済の持続可能な発展に貢献していくとのこと。今後の展開が楽しみですね!
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