自治体業務がもっとスムーズに!TKCが全国初のペポルインボイス対応システムを提供開始

ペポルインボイスで業務効率アップ!

ペポルインボイスって何?と思う人もいるかもしれませんね。これは、請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための国際的な標準仕様で、日本ではデジタル庁が日本版の標準仕様(JP PINT)を公開しています。

このペポルインボイスを活用すると、請求書を送る側は印刷・封入・投函にかかる作業負担や郵送コストを削減できます。そして、受け取る側(自治体)は、人の手を介さずに財務会計システムなどにデータを簡単に連携できるので、保管・管理の手間も省けて、業務がぐっと楽になるんですよ。

ペポルインボイス 連携イメージ

「TASKクラウド 公会計システム」は、国の定める〈統一的な基準による地方公会計〉に完全準拠したクラウドサービスで、現在全国410団体に採用されています。これまでも、電子決裁や電子請求書サービス連携など、〈内部事務のDX推進〉を支援する機能強化に取り組んできました。

新サービスの主な機能

今回のペポルインボイス対応サービスでは、主に以下の3つの機能が提供されます。

  • 受領したペポルインボイス(請求書データ)を、「TASKクラウド 公会計システム」へ自動で取り込みます。

  • 請求書データをもとに、支払い伝票起票時に必要な項目を自動転記します。

  • その後の決裁や支払い処理まで、一連のプロセスをデジタルで完結できます。

今後の展開と目標

TKCは、今後アライアンス・パートナー各社(18社)とともに、全国の市区町村へこのサービスを積極的に提案していく予定です。そして、さまざまな機会を通じてペポルインボイスへの理解・普及促進に努め、市区町村と取引事業者双方の業務効率化に貢献していくとのこと。

さらに、今夏には本サービスを利用する市区町村宛に、取引先事業者がペポルインボイスを“かんたん”に送信できる仕組みも提供する計画です。こうした取り組みを通じて、2030年までに500団体へのシステム導入を目指しているそうですよ。

自治体がペポルインボイスを導入するメリット

ペポルインボイスを導入すると、市区町村と取引事業者の両方に嬉しいメリットがたくさんあります。これまでのように紙の請求書を発行・保管・管理する必要がなくなり、全てがデジタルで完結。これにより、業務の効率化や生産性向上につながります。

特に、ペポルインボイスには適格請求書発行事業者の登録番号や取引先の名称、品名、単価、数量、取引金額など、必要な情報がセットされています。そのため、請求書の受け手側(市区町村)では、人の手を介することなく財務会計システムなどにデータを簡単に連携できるのが大きなポイントです。

インボイス比較

「TASKクラウド 公会計システム」の概要

「TASKクラウド 公会計システム」は、地方公会計一体型の財務会計システム(クラウドサービス)です。関連サービスとの連携により、実施計画から予算編成・執行、決算・財務書類の作成、評価、活用まで“一気通貫”で処理でき、業務の効率化を支援します。

行政評価と財務会計の業務フロー

システムの特長

  • ミス・漏れのない効率的な処理を支援

    • 簿記の知識がなくても誰でも使える「日々仕訳」(自動仕訳方式)

    • 台帳(固定資産台帳、物品台帳、公有財産台帳)の一元管理や、財務会計と固定資産台帳の連携で、台帳作成漏れを防ぎ、年度末の照合作業を軽減

    • 日々仕訳や固定資産台帳等との連携で、適正な財務書類の作成や決算の早期化を実現

  • 「財政状況の見える化」と「公会計情報の活用」を支援

    • 各種指標の一覧表示や豊富なデータ活用機能で、持続可能な行財政経営を支援
  • 内部事務のDXを支援

    • 財務会計専用に開発された電子決裁機能により、システムが最適な決裁ルートを自動判定

    • 定期支払(支出命令伝票の自動作成)機能

    • 電子請求書サービス連携、そして今回の「ペポルインボイス」対応

    • 公金納付デジタル化への対応(2026年9月提供予定)

導入実績は、2026年3月末現在で全国410団体となっています。

TKCのこれまでの取り組み

TKCは、2022年8月にデジタル庁とペポルの管理団体であるOpen Peppolから、ペポルサービスプロバイダーに認定されました。TKCが提供するペポルのアクセスポイントを利用して、現在約8,500社(2026年1月末現在)がペポルネットワークに参加しています。

また、「デジタルインボイス推進協議会」(EIPA)の代表幹事法人として、ペポルインボイスの普及促進に取り組むとともに、受け取った請求書データから仕訳データを生成する特許も取得するなど、ペポルに対応したさまざまなシステムを提供しています。

民間企業では電子的な請求書の利用が急速に広まっていますが、地方公共団体(主に市区町村)では、まだ紙の請求書によるアナログな処理が中心でした。しかし、総務省事務連絡で市区町村でもペポルインボイスの積極的な導入が要請されたことから、今後、自治体での活用機運も急速に高まることでしょう。

TKCは、こうした状況を踏まえ、お客さまと共同でペポルインボイス活用の実務面での有効性を検証。その成果をもとに、「TASKクラウド 公会計システム」の新たな機能としてペポルインボイス対応サービスを開発し、提供を開始しました。

ご参考:ペポル(Peppol)とは

ご存知ない方のために、改めてペポルについて簡単に説明しますね。

ペポル(Peppol)とは、請求書などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための「文書仕様」「運用ルール」「ネットワーク」の標準仕様のことです。ベルギーに本部を置く国際的な非営利組織Open Peppolによって管理されており、欧州各国など世界30カ国以上で利用されています。日本でもデジタル庁がこれをベースとした日本のデジタルインボイスの標準仕様(JP PINT)を公開しています。

ペポルインボイスは、送り手と受け手それぞれがアクセスポイントを経由して電子メールのようにデジタルインボイスを送受信する仕組みです。双方が利用するシステムが異なっていても、ペポルネットワークに参加する全てのユーザーとやりとりすることができます。

関連記事

  1. 水の上で発電!?日本の「浮体式太陽光発電市場」がぐんぐん伸びてるって知ってた?

  2. 愛媛県大洲市、伝統の「大洲のうかい」を未来へ繋ぐ新プロジェクト始動!企業版ふるさと納税で寄附募集

  3. 両備システムズとZIAIがタッグ!AIチャットで児童相談や教育相談の負担を軽くする新システム

  4. 外務省が幹部候補5名を決定!エン・ジャパンの「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」で新たな外交人材が誕生

  5. 自治体の課題解決を応援!『ジチタイワークス』Vol.42で外部人材と地域活性化を深掘り!

  6. BIPROGYグループ社会貢献クラブ「ユニハート」が今年も夢職人をサポート!経済困難な親子への支援「Table for Kids」を後押し