震災の教訓を未来へ!いわぎん事業創造キャピタルがSpecteeに出資
岩手銀行グループのいわぎん事業創造キャピタル株式会社が、レジリエンス・テック・スタートアップである株式会社Specteeに出資したことを発表しました。この新たな連携は、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県と、震災での情報課題を原点に創業したSpecteeの志が重なり、「震災の教訓を、未来を守る技術へ」とつなげるものです。

「あの時、もっと早く正確に知ることができていたら」Spectee創業の原点
2011年3月11日の東日本大震災は、岩手県を含む東北地方に計り知れない被害をもたらしました。岩手銀行グループは、地域金融機関として被災地の復旧・復興を支えてきました。
一方、Specteeは、代表の村上氏が東日本大震災の被災地でボランティア活動をする中で、「必要な情報が必要な人に届かない」という現実に直面したことから創業しました。「あのとき、現地の状況をもっと早く、正確に知ることができていたら」という強い思いが、Specteeの出発点となりました。
Specteeは、この課題を解決するため、SNS、気象情報、道路・河川カメラ、自動車の走行データ、衛星情報など、多様なデータをAIで解析し、災害や危機の発生状況をリアルタイムに可視化する技術を開発してきました。単に状況を見える化するだけでなく、その先の判断と行動につながる情報へと変えることで、災害対応の変革を目指しています。
岩手から、日本の災害対応を変える新たな挑戦
近年、自然災害は激甚化・頻発化しており、災害対応のあり方も大きく変化しています。災害発生後に情報を集めるだけでなく、平時からリスクの兆候を捉え、発災直後には被害状況を迅速に把握し、限られた時間の中で正しい意思決定を行うことが非常に重要になっています。
今回の出資を機に、いわぎん事業創造キャピタルが持つ地域のネットワークと被災・復興の経験、そしてSpecteeのAIを活用したリアルタイム・インテリジェンスの技術を組み合わせることで、未来を守る新しい防災・危機管理モデルを創出していきます。岩手から、災害に強く、レジリエントな社会の実現を目指すとのことです。
両社のコメント
株式会社Spectee 代表取締役CEO 村上建治郎氏は、「東日本大震災の経験から情報伝達の重要性を痛感し創業しました。今回、岩手銀行グループからの出資は、震災の記憶と教訓を未来を守る技術へと変えていくための大切なバトンだと受け止めています。テクノロジーによって人々の暮らしを守るため、いわぎん事業創造キャピタルとともに、岩手から日本の災害対応を変え、そのモデルを日本全国、そして世界へと広げていきたいです」と語っています。
株式会社いわぎん事業創造キャピタルの吉田晴貴氏は、「岩手銀行グループは、東日本大震災以降、地域とともに復旧・復興に取り組んできました。震災の教訓を未来へ引き継ぐことは、当行グループの重要な使命です。Specteeの技術と私たちの地域ネットワークが組み合わさることで、岩手県内の自治体や企業の防災・危機管理の高度化に貢献できると考えています。岩手で生まれた取り組みを全国へと広げ、地域社会がより安全で持続可能なものとなるよう、Specteeとともに挑戦してまいります」とコメントしています。
株式会社Spectee(スペクティ)について
Specteeは、レジリエンス領域で世界トップクラスのプラットフォームを提供するスタートアップ企業です。「危機を可視化する」をミッションに掲げ、世界中の多様なデータをAIで24時間リアルタイムに解析し、リスクの可視化と被害予測を通じてレジリエントな社会の実現を目指しています。防災やBCP対応、サプライチェーン・リスク管理を目的とした導入が進んでおり、民間企業・自治体・官公庁において採用数No.1を誇ります(日本能率協会総合研究所調べ/2025年調査時点)。
公式サイト:
https://spectee.co.jp
いわぎん事業創造キャピタルについて
いわぎん事業創造キャピタルは、岩手銀行グループの一員として「岩手の地域活性化に貢献する」という経営理念のもと、2015年4月に設立されたベンチャーキャピタルです。産学官金のネットワークを活用し、ベンチャービジネスに取り組む起業家を支援し、岩手から全国・世界へ挑戦する起業家を発掘・支援することで、地域産業の成長と活性化に貢献しています。



