ワーキングマザーの「夏休みの小1の壁」が深刻化!働き方やキャリアに大きな影響
共働き世帯が当たり前になる中、小学生の子どもを持つワーキングマザーにとって、夏休みは特別な課題を突きつける時期となっています。株式会社mogが実施した意識調査から、「夏休みの小1の壁」を実感する母親が8割以上に上り、その負担が働き方やキャリアにも深刻な影響を与えている実態が明らかになりました。

84.5%のワーキングマザーが「夏休みの小1の壁」を実感
調査によると、小学生の子どもを持つ正社員ワーキングマザーの84.5%が「夏休みに小1の壁を感じたことがある」と回答しました。特に小学校1年生の子どもを持つ家庭では90.3%と、その実感はより強いものとなっています。

負担を感じる内容、上位は「宿題・家庭学習」と「仕事との両立」
夏休みに負担を感じる内容として最も多く挙げられたのは、「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)でした。次いで「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)、「子どもとの時間が十分に取れないことへの申し訳なさ」(56.8%)が続き、仕事と子育ての両立だけでなく、心理的な負担も大きいことが分かります。

自由記述では、「宿題を見ながら仕事を進めるのが難しい」「在宅勤務でも仕事に集中できない」といった声や、「子どもとの時間を十分に取れないことが申し訳ない」「夏休みらしい経験をさせてあげられないことに罪悪感がある」といった声も多数寄せられました。
働き方の工夫と、それでも残る課題
夏休みを乗り切るために、多くのワーキングマザーが働き方を工夫しています。「在宅勤務(リモートワーク)の回数を増やす」(37.9%)、「有給休暇や特別休暇を取得する」(37.0%)、「配偶者・家族と勤務を調整する」(36.6%)などが上位に挙がりました。

しかし、「休暇を取得しても仕事が減るわけではない」「制度はあっても利用しづらい」という声もあり、制度があっても実際に活用しにくい職場環境が課題であることも示唆されています。
預け先の確保も大きな課題
夏休み中の子どもの預け先としては、「公設学童」が67.4%で最多でした。次いで「保護者が在宅勤務をしながら見守る」が47.6%となっています。一方で、政府が推奨するシッターサービスの利用はほとんど見られませんでした。

夏休みがキャリアにも影響、約3人に1人が転職を検討
夏休みをきっかけにキャリアへの影響を感じたかという質問では、「働き方を見直したいと思った」が37.4%、「転職を考えた(考えている)」が33.9%という結果になりました。実際に転職した人も18.5%、離職した人も8.4%おり、夏休みの負担が一時的な困りごとにとどまらず、働き方やキャリア選択にまで影響を及ぼしていることがうかがえます。

調査から見えた「小1の壁」の多面的な課題
今回の調査では、夏休みがワーキングマザーにとって仕事と子育ての両立負担が集中する時期であることが浮き彫りになりました。宿題・家庭学習のサポートや昼食準備、子どもの見守りなど、小学校ならではの対応が加わることで、時間的な負担だけでなく、「子どもとの時間を十分に取れない」「夏休みらしい体験をさせてあげられない」といった心理的な負担も大きくなっています。
「ワーキングマザー白書2026」では、95.7%が子育てと仕事の両立に何らかの「しんどさ」を感じており、ワーキングマザーの自由時間は平均約1時間という実態が明らかになっています。今回の調査結果は、こうした日常的な課題が長期休暇によってさらに増幅され、キャリアにも大きな影響を与えていることを示唆しています。
企業や社会全体での支援が不可欠
株式会社mogの代表取締役、稲田明恵氏は、「仕事を辞めたいわけではない。できることなら働き続けたい。でも夏休み中の仕事との両立は大変…」というワーキングマザーの声を多く聞くと言います。夏休みは、子どもと過ごす大切な時間である一方で、働く親にとっては負担が集中する時期でもあります。
働く親が抱える課題は、個人の努力だけで解決できるものではありません。企業や社会全体で支えていく視点が必要だと考えられます。共働きが社会のスタンダードとなった今、夏休みのような長期休暇を前提とした働き方や支援のあり方を見直すことは、ワーキングマザーの就業継続だけでなく、人材の定着・活躍の観点からも重要です。
調査概要
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調査名称:『夏休みの「小1の壁」に関する緊急意識調査(2026年7月)』
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調査対象:小学生(1〜6年生)の子を持つ正社員ワーキングマザー(有効回答数:227名)
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調査時期:2026年7月27日〜8月2日
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調査方法:インターネット調査
株式会社mogについて
株式会社mogは、「ママ、お仕事がんばって!」を目標に掲げ、ワーキングマザーに特化したキャリア支援事業を展開しています。リモートワーク・フレックス・時短勤務など柔軟な働き方を前提とした正社員求人を紹介する「mog career転職」のほか、育休中の女性向け越境学習プログラム「ママボラン」やコミュニティ運営、研修・セミナー、企業向け採用支援などを通じて、働く女性と企業双方をサポートしています。
社名の「mog」は、「ママ(m) お仕事(o) がんばって!(g)」の頭文字から来ています。子育てと仕事の両立に挑戦する人が、自分らしいキャリアを築き続けられる社会づくりに取り組んでいます。
よくある質問
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Q1. 「夏休みの小1の壁」とは何ですか?
A. 小学生の夏休みに、宿題・昼食・学童・見守りなど保育園時代にはなかった負担が加わり、仕事と子育ての両立が難しくなる状況を指します。 -
Q2. 今回の調査で最も大きな負担は何でしたか?
A. 「宿題・家庭学習のサポート」(65.6%)と「仕事との両立・勤務時間の調整」(63.0%)がもっとも多い回答でした。 -
Q3. 夏休みは働き方やキャリアにも影響しますか?
A. はい。「働き方を見直したいと思った」が37.4%、「転職を考えた」が33.9%となり、夏休みがキャリアを考えるきっかけにもなっていることが分かりました。 -
Q4. ワーキングマザーはどのように夏休みを乗り切っていますか?
A. 在宅勤務や有給休暇、家族との勤務調整、フレックス制度の活用など、さまざまな工夫を組み合わせながら対応しています。 -
Q5. 株式会社mogはどのような会社ですか?
A. 株式会社mogは、「ママ、お仕事がんばって!」を掲げ、ワーキングマザーに特化した転職支援や企業向け支援を通じて、子育てとキャリアの両立をサポートしています。



