温泉は「娯楽」ではなく「生活の灯」
標高1,450mに位置する白樺湖周辺は、冬にはマイナス15℃にもなる厳しい環境です。この地域に住む方々や別荘を利用する方々にとって、温浴施設は単なるレジャーではなく、心身を健やかに保つための「生活インフラ」そのものでした。
閉鎖された「すずらんの湯」は、市営時代に年間約4,000万円もの赤字を抱えていました。そんな中、Community Plus株式会社の代表である栗山氏は、双子の育児で大変だった時期に、この場所の常連客の優しさに救われた経験があります。その原体験から、「地域の灯を消してはいけない」という強い思いで、民間による運営を引き継ぐことを決意。ITを活用した地域活性化支援の経験を活かし、持続可能な事業モデルへの転換に挑んでいます。
「灯湯すずらん」が提案する新しい循環モデル
「灯湯すずらん」は、ただ温泉施設として再開するだけでなく、地域に根ざした新しい循環を生み出す拠点を目指しています。具体的には、以下の3つの機能を統合し、「地域共生型拠点」として進化します。

- 食の再生: 地元の農家や生産者から直接仕入れた食材を中心とした「発酵料理と高原野菜」を楽しめる食堂が併設されます。
- 集いの再生: 多拠点生活者や子育て世代が日常的に交流できるコミュニティ・ワークスペースが整備されます。
- 仕組みの再生: ITを活用して地域との関係性を可視化し、コミュニティポイントやDAO(分散型自律組織)のような要素を取り入れた運営を目指します。
クラウドファンディングで「灯湯すずらん」を応援しよう!
「灯湯すずらん」の再生プロジェクトは、クラウドファンディングを通じて多くの人々の支援を募っています。
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目標金額: 150万円 → ネクストゴール300万円
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使途: コミュニティスペースの家具・設備、子どもの見守りスペースの床材・フェンス、物販エリアの棚、サウナ後の「整い椅子」の整備費用、地域住民や常連さん向けの割引などに活用されます。
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プロジェクトページ: https://for-good.net/project/1003385
注目の返礼品(リターン)には、地域の事業者とのコラボレーションや、施設を「自分ごと」として応援できるプランが用意されています。

ネクストゴールに向けて、代表の栗山氏が地域の事業者と協力して提供する「地域の魅力を詰め込んだ遠隔応援プラン」など、遠方からでも応援しやすいリターンが今後追加される予定です。
代表取締役 栗山友理氏のコメント

Community Plus株式会社 代表取締役の栗山友理氏は、次のように語っています。
「『大手でないと勝算がない』と言われた赤字施設ですが、私を突き動かしたのは、かつて双子の育児に追い詰められていた私を、この場所でそっと助けてくれた常連さんたちの手のぬくもりです。草刈りや清掃、そしてオープンを前にそっと施設の植栽の整備をしてくださる地域の皆さんの背中を見たとき、確信しました。ここは単なる温泉ではなく、白樺湖の皆さんにとっての一つの灯(ともしび)なのだと。かつて私を救ってくれたこの灯を、今度は私が守り、子供たちの代まで繋いでいきたい。白樺湖の新しい未来を、皆さんと共に描けることを心から願っています。」
Community Plus株式会社について
Community Plus株式会社は、ITを活用した地域コミュニティの構築や場づくりを手がけています。
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代表取締役: 栗山友理
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所在地: 東京都調布市
「灯湯すずらん」は、単なる温浴施設ではなく、地域の人々が集い、支え合い、未来を育む大切な拠点となるでしょう。この新しい「灯」が、白樺湖の地域を明るく照らし続けることに期待が高まります。



