困窮子育て家庭への新たな支援の形
「あなたのいばしょチャット相談」には、日々「子どもに十分な食事を与えられるか不安」「生活費がギリギリ」といった、経済的に厳しい状況にある子育て家庭からの相談が寄せられています。これまでも自治体の支援情報を提供してきましたが、さまざまな理由から自治体とつながれない、あるいは支援を受けにくいケースも存在していました。
そこで、「あなたのいばしょ」は、認定NPO法人キッズドアが提供する「キッズドア・ファミリーサポート(以下、ファミリーサポート)」と連携。チャット相談を利用する困窮子育て家庭をファミリーサポートへとつなぎ、物資、情報、体験、就労の4つの柱で支援していくことを目指します。

「生活をより安定させたい」「子どものために環境を改善したい」という相談が寄せられた際、相談者にファミリーサポートの情報を提供し、必要な支援へと橋渡しをします。この連携は、食料や生活資金が不十分で、生活の安定・向上のための支援が必要と判断される困窮子育て家庭が対象です。
キッズドア・ファミリーサポートってどんな支援?
ファミリーサポートは、2020年のコロナ禍で困難を抱えた子育て家庭を緊急支援する目的で始まり、今年で7期目を迎える自主事業です。0歳から大学生までの子どもと同居する全国すべての子育て家庭を対象に、多角的な支援を提供しています。2026年3月現在、全国で5000世帯以上が登録しており、以下4つの柱を中心とした継続的なサポートが特徴です。

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物資支援: 食料、学用品、衣類、PC、クリスマスプレゼントなど、生活に直結する物資を無償で提供します。
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情報支援: 給付金・奨学金・行政支援・進学情報・就労情報といった、役立つ情報をタイムリーに発信します。
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体験活動支援: スポーツ観戦、文化鑑賞、自然体験など、子どもの体験を広げる機会を無料で提供します。
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就労支援: 保護者向けの就転職・資格取得・キャリア支援などを通じて、世帯の自立と収入向上を後押しします。
キッズドア・ファミリーサポートの詳細はこちらで確認できます。
https://kidsdoor-family-support.jp/index.html
連携する両団体について
認定NPO法人キッズドア
2009年に設立された「認定NPO法人キッズドア」は、日本の子どもの貧困問題解決に取り組んでいます。困窮家庭の小・中・高校生や高校中退した若者を対象に、無料学習会や食事提供などの生活支援を兼ねた居場所型学習会を、東京とその近郊、宮城、神戸で展開しています。理事長は政府委員も務める渡辺由美子氏です。

キッズドアについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。
https://kidsdoor.net/
特定非営利活動法人あなたのいばしょ
「あなたのいばしょ」は2020年に設立され、24時間365日、年齢や性別を問わず誰でも無料・匿名で利用できるチャット相談窓口「あなたのいばしょチャット相談」を運営しています。厚生労働省の自殺防止対策事業補助事業にも登録されています。世界32カ国に約1,000名の相談員を抱え、1日最大約3,000件の相談に対応する国内最大規模のチャット相談窓口です。

時差を活用した海外在住の日本人相談員ボランティアの協力により、深夜から早朝にかけても途切れることなく相談を受け付けている点が特徴です。孤独対策を日本で初めて提唱し、その推進にも貢献しています。
あなたのいばしょの活動についてはこちら。
https://talkme.jp/
困窮子育て家庭の未来を支える一歩
今回の連携は、これまで支援につながりにくかった困窮子育て家庭にとって、大きな希望となるでしょう。「あなたのいばしょ」のチャット相談を通じて、必要な支援が届く「キッズドア・ファミリーサポート」へとつながることで、子どもたちとその家族がより安定した生活を送り、未来への可能性を広げられるよう、両団体は協力して取り組んでいきます。



