なぜ「会いに行ける支援」が必要なの?
現在、日本には推定で146万人のひきこもりの方々、そして35万人を超える不登校の子どもたちがいると言われています。彼らが社会とつながるための居場所や就労支援はたくさんありますが、そもそも「会いたくない」「相談に行けない」という状況から、そうした支援にたどり着くのが難しいのが現実です。
当事者のもとへ直接訪問し、アウトリーチできる支援者は、全国でもごくわずかしかいないのが現状です。
グッドライフジャパンのこれまでの挑戦
山梨県北杜市に拠点を置く一般社団法人グッドライフジャパンは、これまで「会えない人に、こちらから会いに行く」訪問型支援を続けてきました。常時30人の方を訪問支援でサポートし、その約8割が社会とのつながりを回復している実績があります。本人だけでなく、親御さんへのカウンセリングも大切にしています。
しかし、日本全体のひきこもり・不登校の課題の規模を考えると、一つの団体が支援できる人数には限りがあります。この状況を変えたい、という強い思いが、今回の夢の背景にあるそうです。
全国で年間3万人を支援する体制を目指す
グッドライフジャパンが描く未来図は、全国の各市区町村それぞれに「常時30人を訪問支援できる体制」を根付かせることです。
例えば、福祉・保健系の部署の職員10人程度が兼任で関わったり、専任の担当者が3人程度いれば、30人を支援できる可能性があると言います。もし全国1,000の市町村でこれが実現すれば、年間3万人規模の支援につながるでしょう。
この夢を叶えるために、これまで現場で培ってきた訪問・アウトリーチ支援のノウハウを、自治体や他の支援団体に研修や講演を通じて共有し、「社会の資産」として広めていくことに挑戦するとのことです。
親御さんの孤立を防ぐ支援も
もう一つ、グッドライフジャパンが強く願っているのは、ひきこもりや不登校の「親」が安心して相談でき、学べる場を広げることです。
子どもがひきこもりや不登校になると、親御さんは罪悪感や周囲からの否定的な言葉にさらされ、孤立しがちです。しかし、関わり方や環境を変えることで状況が動くことがあると、グッドライフジャパンは支援を通して実感しています。
親向けの1対1カウンセリングや、親同士が学び合える「解決につながる親の会」を全国に広げることで、「親が変わり、家庭が変わり、当事者が安心する」という良い循環をつくりたいと考えています。
夢の実現に向けて
「どこに住んでいても、ひきこもりや不登校の人が“会いに来てくれる支援”と出会える社会」。この大きな夢に共感し、ともに考え、取り組んでくれる自治体や行政、そして仲間との出会いを願っています。
一般社団法人グッドライフジャパン
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住所: 山梨県北杜市須玉町江草5573
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設立: 2020年12月(2025年3月法人化)
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代表理事: 川田史郎
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事業内容:
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ひきこもりの方の支援事業
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ひきこもり訪問支援・外出同行
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ひきこもり支援者・行政向けの研修・講演
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山梨県ひきこもり情報ポータルサイト「やまひぽ」の企画運営
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シェアスペース「丘の家」の運営
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