富山の「世界が憧れる田園地域」創出プロジェクト、4チームが未来へのビジョンを報告!

各チームのビジョンと活動紹介

射水市大門・水戸田地区「ものづくりの里」推進チーム(ビジョン作成支援コース)

射水市大門・水戸田地域

射水市大門・水戸田地域は、陶芸や食香バラ、小杉丸山遺跡など、豊かな歴史と文化、そして「土の恵み」に恵まれた地域です。このチームは、「人の心を耕す里山地域」というビジョンを掲げ、陶芸や農業、バラなどを通じた非日常体験の提供を目指しています。

地域住民を巻き込んだ5回のワークショップを経て、同市の体験型陶芸文化施設「匠の里」を地域の中心と位置づけ、「暮らしの原点に出会える場所」として、日本古来の穴窯体験やいみず食香バラの摘み取り体験などのイベントを計画しています。土の香りや手仕事の温もりを通じて、訪れる人々に忘れかけていた感性を取り戻してもらうことを目指しています。

講評より
山口氏からは「土間」という言葉に着想した点が素晴らしいと評価され、嶋田氏からは主語を匠の里に絞ったことで具体的な構想がしやすくなったとのコメントがありました。

ふなくら活性化協議会若手チーム・ふなくら企画(ビジョン作成支援コース)

富山市船峅地域

富山市船峅地域では、「ふなくら活性化協議会若手チーム」と「ふなくら企画」の2チームが合同で活動。「村まるごとキャンパス」というビジョンを掲げ、「人こそ地域の財産」として、人や文化をつなぎ、地域の活性化を目指しています。

子育て世代も参加しやすいようキッズルームやカレーを提供しながら、地域住民向けの勉強会を6回開催し、のべ279人が参加しました。これにより、地域全体で話し合う文化や主体的に考える姿勢が育まれたといいます。

今後は、農業に携わる人を増やし農産物のギフトセットを開発したり、これからの教育を語り合う場を設けたり、空き家を改修して宿泊自然体験を行うプロジェクトなどを展開していく予定です。

講評より
山口氏は意見の相違を乗り越え、中高生や子育て世代を巻き込んでビジョンを作り上げたことを高く評価しました。嶋田氏は「3・30・300」の合言葉を提示し、継続することの重要性を伝えました。

桐谷六合企画(実証実験支援コース)

富山市八尾町桐谷地域

富山市八尾町桐谷地域は、人口20人、10世帯の小さな集落。このチームは「世界が憧れる風土を知性で生きる美しい谷」をビジョンに掲げ、10年後の住民100人を目指しています。

前年のビジョン策定で生まれた農泊の構想から、今年度は「1泊2日のオーガニックビレッジツアー」を企画し、インスタグラムで情報発信を行いました。畑で10品目の野菜を栽培し、東京のシェフを招いた料理教室も開催。秋の交流会では、参加者と住民が採れたての野菜や川で獲れた鮎を囲み、地域づくりは人との交流から生まれることを実感しました。

今後は、事業を持続可能にするため、価格設定や情報発信方法を見直し、協力者を確保するなどの改善を進める計画です。空き家の活用や交流スペースの設置も視野に入れ、関係人口の増加に継続して取り組む考えです。

講評より
山口氏は目標が明確で成果が出ていると評価しつつ、協力者を増やすことの重要性を指摘しました。嶋田氏は「美しい谷」という言葉の持つ力を評価し、今後のブラッシュアップに期待を寄せました。

砺波庄川まちづくり協議会(実証実験支援コース)

砺波市庄川地域

水、木工、温泉、散居村などの豊かな資源に恵まれた砺波市庄川地域では、人口減少という課題に直面しています。このチームは、「庄川ブランドを浸透させ、伴走支援から自立した活動へ」をビジョンに掲げ、地域全体で「いいまち」を創り上げることを目指しています。

昨年4月に地域共生サロンを開設し、月1回のミーティングを実施。砺波高校生を講師にした勉強会や庄川こども商店、木育ワークショップ、桜植樹、生き物観察会、クラフト展、地元野菜を使ったスープ開発など、多岐にわたる活動を展開してきました。また、ブランディングの一環としてロゴを作成し、Tシャツやグッズへの展開も進めています。

今後は、「庄川スターズプログラム」や「庄川リバーサイドプログラム」を実践し、県の支援から自立した活動へと進化させていく計画です。

講評より
山口氏は積極的なコミュニティづくりを評価し、今後の生業づくりに期待を寄せました。嶋田氏はまちづくりは継続が大事だと述べ、収益性のあるコアビジネスの確立を提案しました。

活発な意見交換と未来へのエール

各チームのプレゼンテーション後には、参加者と講評者を交えた意見交換が行われました。他の地域の取り組みからヒントを得たり、情報発信の具体的なアドバイスを求めたりと、活発なやり取りが展開されました。

意見交換&リアル質問タイム

特に情報発信については、桐谷地域から「とにかく毎日何かしらの情報をアップすること。毎日写真1枚でもいいからアップしていくとよい」という具体的なアドバイスがあり、他のチームも熱心に聞き入っていました。

山口氏からは、「実証実験で問題や弱みが見つかることも、この事業の重要な役割。何度もトライアルを重ねることで、きっと光るものが見えてくる」と、今後の活動への力強いエールが送られました。

嶋田氏も、「素晴らしいコンセプトとビジョンができているので、次はその活動がすぐにわかるような体験プログラムや看板商品・サービスを作り、実証実験は本気で取り組んでほしい」と激励しました。魅力的な内容であれば、有料であっても喜んで参加したいと、期待の言葉を述べました。

成果報告会に参加したメンバーたち

統括プロデューサー 山口綱士氏

地域コンサルタント 嶋田俊平氏

今回の成果報告会は、各チームがそれぞれの地域で描く未来の姿を共有し、さらなる発展への意欲を高める場となりました。それぞれの地域が持つユニークな魅力が、きっと「世界が憧れる田園地域」へと成長していくことでしょう。

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