鉄道工事の未来を変える!CO2を66%削減する次世代コンクリート「ハイプロダクリート」が実工事に初適用!

「ハイプロダクリート」ってどんなコンクリート?

流動性を測定するコンクリート

「ハイプロダクリート」は、その名の通り「生産性の向上」を目指して開発されたコンクリートの総称です。特に今回適用されたタイプは、コンクリートを作る際に出るCO2の主な原因であるポルトランドセメントの大部分を、リサイクル材料などの資源循環材料に置き換えることで、CO2排出量をグッと減らしています。

開発は、国土交通省関東地方整備局の「大学等研究機関とのマッチング」制度を活用し、東京理科大学の加藤佳孝教授と東急建設が共同で行いました。流動性を高めることで、従来のコンクリートよりも少ない労力で施工できるため、作業の合理化や省力化にも貢献します。さらに、配合設計自体も合理化されており、まさに良いことずくめですね!

実工事で驚きの成果!CO2を66%削減、施工時間も約60%短縮

今回の高架橋下の舗装工事で「ハイプロダクリート」を適用したところ、素晴らしい結果が出ました。

高架下の舗装工事の様子

標準的な普通セメントを使った場合と比較して、なんとコンクリート工事のCO2排出量を66%も削減することに成功!これは、日本が掲げる2035年度までの温室効果ガス排出量60%削減目標の達成にも大きく貢献する効果が確認されました。

コンクリート舗装1m³あたりのCO₂排出量比較グラフ

さらに、施工時間も従来と比べて約60%も短縮できたそうです。これってすごいことですよね!研究段階だけでなく、実際の構造物でもCO2削減と省力化が実現できることが実証されたのは、大きな一歩です。

脱炭素や省エネルギー効果だけでなく、工事で使う発電機などの稼働時間が減ることで、近隣住民の方々への騒音や振動も短縮され、生活環境の保全にもつながるという嬉しいメリットもあります。

未来へ向かうGXの取り組み

東急電鉄は、環境ビジョン2040を掲げ、脱炭素社会の実現を目指して鉄道工事のGXを推進しています。また、東急建設も2030年を到達年度とする長期経営計画で「脱炭素」と「廃棄物ゼロ」を戦略の軸としており、「ハイプロダクリート」の技術はまさにその目標に合致するものです。

今後は、実環境下でのCO2吸収量を調査し、ライフサイクル全体でのCO2収支を試算していく予定とのこと。コンクリートだけでなく、建設機械や燃料の脱炭素化も進め、鉄道工事全体のGXをどんどん加速させていくそうです。これからの発展がますます楽しみですね!

■東急建設と東京理科大が共同で開発したハイプロダクリートに関する詳細は、こちらをご確認ください。

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