PoliPoliがインドネシアで社会課題解決!「FutureGen for Change」プロジェクトで発育阻害対策とIoT水耕栽培を実証

PoliPoliとPijar財団がインドネシアで社会課題解決プロジェクトを完了

株式会社PoliPoliは、インドネシアの非営利団体Pijar財団と協力し、東南アジアの社会課題解決を推進する共同プロジェクト「FutureGen for Change」を約1年間実施しました。この取り組みでは、スタートアップの持つ革新的なソリューションと行政を結びつけ、持続可能な社会実装モデルの構築を目指しました。

多くの男女が笑顔で集合写真に収まっています。

複雑な社会課題を行政と民間が連携して解決

現代社会が抱える課題は複雑化しており、政府や自治体だけでは解決が難しいケースが増えています。そこで、スタートアップやNPOといった民間の組織との協力が不可欠とされています。

PoliPoliは、日本で培ってきた「政策をみんなでつくる(政策共創)」というノウハウを活かし、東南アジア(ASEAN)地域で「行政と民間が一緒に社会課題を解決する仕組み(官民連携)」を広めることを目指してきました。このプロジェクトは、日本と東南アジアをつなぎ、現場での実証実験の成果を政策議論に反映させる良い循環を生み出すことを目的としています。

「FutureGen for Change」プロジェクトの概要

「FutureGen for Change」は、東南アジアが直面するヘルスケアや気候変動といった社会課題に取り組むプロジェクトです。スタートアップやNPOが持つ革新的なアイデアや技術を活用し、課題解決策の実現と普及を支援しています。

2024年12月から2025年12月にかけて、インドネシアのボゴール、スマラン、パレンバンなどの3都市を中心に、以下の活動が行われました。

  • インドネシア地方自治体との政策連携

  • 社会起業家へのメンタリングとネットワーク提供

  • 投資家・政策立案者に対するピッチ機会の創出

  • Policy Fund』による資金提供と政策推進支援

インドネシアの「DEMO DAY」イベントで、社会・環境問題解決に貢献するテクノロジーソリューションを開発したFGCとPolipoli Award受賞チームが、関係者と共に集合写真を撮っています。

実証実験で具体的な成果

本プロジェクトでは6社が採択され、そのうち2社には『Policy Fund』を通じて資金提供と政策連携を組み合わせた支援が行われました。

1. 【保健・ヘルステック】PrimaKu(インドネシアのスタートアップ)

実証テーマ

インドネシアで深刻な問題となっている子どもの「スタンティング(発育阻害)」に対し、地域の保健ボランティア(Kader)が使用するアプリ「KaderKu」を導入。子どもの成長をリアルタイムで記録・追跡し、問題を早期に発見・対応するモデルをボゴール市で検証しました。詳しくはこちらをご覧ください。

室内で行われたコミュニティイベントやワークショップの様子を捉えています。

主な成果

  • 導入拡大: 地域診療所(Puskesmas)5施設から25施設へ拡大

  • ユーザー数: 約1,200名のKaderが登録し、3,474名の子どもの発育データを追跡

  • 医療連携: 小児科医による遠隔診察を導入し、438名が受診、364件の処方を発行

今後の展開

ボゴール市保健当局と連携し、他地域でも展開可能なモデルとして運用定着を目指します。

2. 【農業・食料安全保障】Lokatani(インドネシアのスタートアップ)

実証テーマ

IoT技術と精密農業を組み合わせ、都市部での農業における品質や収穫量の安定化を目指しました。女性農家グループ(KWT)を対象に、IoT技術で水耕栽培を自動管理する仕組みと、農業経営の知識を学ぶプログラムを組み合わせた「学習センター」モデルが効果的かどうかを検証。Lokataniについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

Lokataniが主催する2つの農業関連イベントの告知画像。

主な成果

  • 生産性向上: 収量がベースライン比で200%以上に増加

  • ロス削減: 最大90%あった作物ロスを0%に低減(7月以降継続)

  • 効率化: IoT導入により、見回り・モニタリング時間を36.8%削減

  • 自走化: トレーニングを受けた農家自身がワークショップを開催し、収益化を開始

今後の展開

ボゴールでのパイロットプロジェクトを再現可能なモデルとして拡大し、都市型農業のエコシステムを新たな都市へ広げていくことを目指します。また、戦略的パートナーシップの深化と測定可能なインパクトの強化を図り、より強靭で持続可能な農業システムの構築を推進していくとのことです。

今後の展望

今回のプロジェクトを通して、「データに基づいた政策づくりの支援」と、スタートアップによる課題解決の有効性がASEAN地域で示されました。PoliPoliは今後も、ASEAN各国の政府機関・財団・企業とのパートナーシップを強化し、地域の課題解決につながる政策プラットフォームの構築を目指していくそうです。

PoliPoliでは、ASEAN地域での政策立案支援や実証事業に関心のある企業・団体を募集しています。興味のある方は、global@polipoli.jp(海外事業部 担当)までお問い合わせください。

株式会社PoliPoliについて

白い背景に、赤色の丸い図形と「PoliPoli」というテキストが配置されたロゴマークです。

株式会社PoliPoliは「行政の仕組みをつくりつづけることで、世界中の人々の幸せな暮らしに貢献する」をミッションに掲げ、多様なサービスを展開しています。

また、海外事業マネージャー候補など、採用も積極的に行っています。詳細は以下のリンクから確認できます。

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