優秀賞に輝いた作品たち
【最優秀賞】
たけやん 様(サポーター部門 一般の方)
プロとして無駄なく動く盲導犬
作者解説:盲導犬のプロとしての確かな動き。

【見えにくさを感じている方部門賞】
いち様(ブラインド)
指先が震える点字のラブレター
作者解説:最近付き合い始めた彼女と文通しています。点字のラブレターは、つくる(書く)ときも、もらうときも、手が震えます。急がず、ゆっくりと愛を育てていきたいです。

【メディカル・トレーナー部門賞】
わいわい 様(看護師)
手をかさずそばで見守る出来るまで
作者解説:ひとりで出来そうなことはあえて手を貸さず、声かけやアドバイスをしながら側で見守ります。患者さんの「できた」のために。

【サポーター部門賞】
中年やまめ 様(一般の方)
乗車するまでは私がホームドア
作者解説:白杖の人駅ホームは怖いです。

【視覚障害リハビリテーション協会賞】
貫太郎 様(見えにくさを感じている方部門 ロービジョン)
青ですよ可愛い声で小学生
作者解説:小学校で障害者と共に生きると言う授業をされています。私達視覚障害者がその授業に参加することがあります。そのせいか街中で小学生が声掛けしてくれました。

【日本眼科医会賞】
あっこ 様(見えにくさを感じている方部門 ロービジョン)
大丈夫声で見えてるあなたの笑顔
作者解説:家族から何でわかるんとかよく聞かれますが、声で大体の雰囲気はわかります。

審査委員長 八木健氏からの総評
審査委員長の八木健氏は、今回のコンクールに厚生労働省や文部科学省など計66団体が協力し、3,500句以上の応募があったことに感謝の意を述べました。
近年、QRコード、セルフレジ、タッチパネルといった電子機器の増加に伴い、視覚優位のシステムが増えたことに対する不安や不便、不満の体験が急増していることが作品からも伺えます。一方で、「スマート白杖」のような最先端AIを搭載した機器が、視覚に不安を抱える人々の暮らしを後押ししている実態も紹介されました。
八木氏は、「ロービジョン・ブラインド川柳コンクール」が、見えづらさのある当事者の声を可視化し、川柳を通じて個人と社会をつなぎ、誰もが暮らしやすい町づくりを提案する、社会的にも大きな役割と意義のあるコンテストであると改めて実感していると語りました。
「見えない・見えにくい人と共生社会を考える3日間」が記念日として制定!
ロービジョン・ブラインド川柳コンクールの協力団体および個人有志一同により、3月28日・29日・30日が「見えない・見えにくい人と共生社会を考える3日間」として、日本記念日協会に認定されました!

この記念日制定の目的は、視覚障害や視覚障害者に関する情報を広く発信し、見えない・見えにくい人に対する人的・物的環境の整備を促進することです。そして、見える人との間にあるバリアを取り除き、誰もが共に生きる「共生社会」を広げていくための方法をみんなで考えたいという願いが込められています。
当初はロービジョン(弱視)の方々に焦点を当て、「見(3)え難い(29)日」として3月29日を制定することも検討されました。しかし、見える人・見えにくい人・見えない人のすべてを包括し、共に歩む社会を目指すという観点から、3月28日・29日・30日の3日間の記念日制定に至りました。
語呂合わせは、「み(3)んなをつ(2)なぐ橋(8)を、み(3)んなで作(29)り、み(3)んなの未(3)来を大(0)きくする」という素敵なメッセージが込められています。
年度替わりのこの時期に視覚障害に関する話題が報道されることで、一般の方々には情報がより身近に届くことが期待されます。また、見えにくさで困っている方々が、新年度から「白杖を使ってみよう」と一歩踏み出す勇気を持てたり、周囲に相談しやすくなったりする環境が整っていくこと、そしてこの記念日がその確かな一歩となることが願われています。
お問い合わせ先
ロービジョン・ブラインド川柳コンクール事務局
メール:lv-senryu@paris-miki.jp



