配送会社エニキャリと連携!食品配送のプロフェッショナルがサポート
これまではボランティアさんやスタッフさんが中心となって食事を運んでいましたが、将来的な事業拡大を見据え、2026年3月3日に株式会社エニキャリと業務委託契約を結びました。
これまでの課題としては、以下のようなものがありました。
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全国展開を目指す上で、一定の温度を保ちながら短時間で、しかも複数の拠点へ効率的に配送する仕組みが必要でした。
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平日の日中に運転できる人員の確保が難しく、安定した運営体制が求められていました。
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ボランティアやスタッフが配送を担う従来の体制では、配送中の事故や交通違反に対する補償が十分ではないという心配もありました。
今回の提携で、エニキャリさんの食品配送のプロの技を借りて、もっと安心・安全に食事を届けられるようになりました。かんしょくプロジェクトの管理のもと、エニキャリの専門スタッフが、企業で余った食事の積み込みから配送までを担当します。
さらに、エニキャリ独自のシステム「ADMS」を使うことで、配送ルートや現在の位置情報がリアルタイムでわかるようになり、運用の精度と安定性がぐっと向上しました。

全国展開を見据えた運営ルールを策定!「運営ガイドライン」と「衛生管理マニュアル」
これまでの経験を活かして、運営ルールが正式に策定され、ホームページで公開されました。環境省のモデル事業での拠点立ち上げや食品提供元との連携、実際の運営で培ったノウハウを元に、運営基準がより明確に、そして標準化されています。
公開された運営ルールはこちら
これらのマニュアルには、食品衛生基準(HACCPの考え方を導入)や温度・時間管理の基準、拠点責任体制の明確化、個人情報管理や効果測定方法などがわかりやすくまとめられています。

これで、安全で透明性の高い、そして長く続けられるプロジェクトの土台がさらにしっかりしました。全国各地で食品ロスを減らし、みんなで食卓を囲む場所を作るモデルを確立することを目指しています。
温度管理をもっと高度に!データロガーの試験運用を開始
これまで、食事提供時の温度計測はスタッフが手作業で行っていましたが、もっと効率的で衛生的な温度管理のために、温度データロガーの実証実験が始まりました。(株式会社ティアンドデイの「おんどとりTR42A」を使用)
このシステムが本格的に導入されると、こんなに良いことがあります!
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蓋を開けずに温度が測れるので、衛生管理が向上します。
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アプリでリアルタイムに温度データを確認できます。
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温度の履歴がWEBストレージに保存されるので、過去のデータも確認可能。もしもの時の原因特定や再発防止にも役立ちます。


これにより、食事提供の安全性とトレーサビリティがさらに強化され、万が一のリスクにも素早く対応できる体制が整います。かんしょくプロジェクトは、これからも安心・安全な食事提供と持続可能な運営を目指して頑張っていきます!
「かんしょくプロジェクト」って?
「かんしょくプロジェクト」は、企業の社員食堂やホテルのビュッフェで余ってしまった、まだ食べられる調理済みのお食事を、衛生基準に基づいて安全に回収・輸送し、地域の子どもたちや家庭、学生、高齢者など、食事を必要とする人々に提供する、日本初の「調理済み食事の再分配モデル」です。
独自の温度管理や搬送体制、そして企業・自治体・地域団体・ボランティアが連携する運営モデルが特徴です。単に食事を提供するだけでなく、食卓を囲む温かい時間を通じて、居場所づくりやコミュニティ形成にも力を入れています。


企業から「お裾分け」いただいたお食事を、食を必要とする方々と「完食」することで、食品ロス削減に貢献し、同時に食事ができる居場所づくりにも貢献する活動なんです。日々発生する食品ロスと、地域で深刻化する食品アクセスの問題を同時に解決し、「もったいない」を「ごちそうさま」に変える社会的循環の仕組みを作ることが目的です。2025年には環境省の「食品ロス削減モデル事業」にも選ばれ、地域に根ざした活動を広げてきました。

2026年以降は、さらに多くのパートナー企業と協力し、活動によるCO2削減効果も「見える化」していくことで、よりサステナブルで本質的な社会貢献を目指していきます。
かんしょくプロジェクト公式サイトはこちら
https://www.saiainoshokutaku.org/



