AIがあなたの専属パーソナリティに!高齢者に「生きる活力」を届ける「わたしのラジオ」が登場

高齢者の「孤立」と「生きがい」が社会課題に

近年、日本では高齢者の単身世帯がどんどん増えていて、2040年には約900万世帯に達すると予測されています(国立社会保障・人口問題研究所調べ)。地域とのつながりが薄れる中で、日常的な会話が減り、高齢者の「社会的・精神的な孤立」が深刻な問題になっています。

研究によると、人とのつながりが少ないと、死亡率や要介護状態になるリスクが約2倍になることが示されています(Holt-Lunstad et al.、日本老年学的評価研究(JAGES)、東京大学高齢社会総合研究機構などの調査)。また、「生きがい」を感じている人は認知症の発症リスクが約4割低減するという調査結果もあり(日本老年学的評価研究(JAGES)調べ)、孤立を防ぎ、生きがいを見つけることが、健康に長く暮らすためにとても大切だと考えられています。

テオリアが目指すのは、ただ健康に長生きするだけでなく、たとえ身体が不自由になっても、テクノロジーを使って社会や家族とつながり、誰かの役に立ったり、役割を持ち続けたりできる期間、「貢献寿命」を延ばすこと。人生の最後まで「つながり続ける喜び」を感じられる社会をデザインしたいという想いが込められています。

「わたしのラジオ」の3つの特徴

「わたしのラジオ」は、LINEで簡単な質問に答えるだけで、自分だけの専用ラジオ番組をAIが作って配信してくれるサービスです。

前夜にチャット、翌朝ラジオを聴く女性のイラスト

このサービスには、高齢者自身が「明日が楽しみだ」と感じる「生きる活力」を育み、自立した生活を送る「健康寿命」はもちろん、周囲とつながり役割を持ち続ける「貢献寿命」の延伸をサポートする3つの特徴があります。

1. 世界でひとつだけの「モーニング・コール」による心のケア

ユーザーがLINEで入力した「今日の振り返り」や「明日の予定」をもとに、毎朝決まった時間に番組が届きます。「〇〇さん、おはようございます。今日はお孫さんの結婚式ですね」といった、自分だけに向けた語りかけは、「自分は一人じゃない」という安心感を与えてくれるでしょう。夜には、その日の楽しかった出来事などをLINEで入力すると、チャットで返信が届き、会話を楽しむことができます。

2. 独自のナッジ(行動変容)による日中の活動促進

ユーザーの住んでいる地域の天気やイベント情報に合わせて、AIパーソナリティが「今日は天気がいいので、少し散歩しませんか?」と優しく活動を提案してくれます。これにより、家にこもりがちな高齢者の皆さんが、無理なく外に出るきっかけを見つけられるようにサポートします。

3. 脳科学に基づいた「生活リズム」の構築と脳の健康維持

朝に目覚め、日中に活動し、夜に一日を振り返るという心地よい生活リズムを習慣化できます。これは、脳の健康に大切な「睡眠」と「活動量」をしっかり確保することにつながります。日中の活動と睡眠のサイクルを「楽しい習慣」として続けることで、脳のメンテナンスがきちんと行われる健康的なサイクルをサポートします。

テオリア・テクノロジーズの執行役員CTO/事業統括責任者である岩田和宏氏は、「『わたしのラジオ』は、AIがただ音声コンテンツを作るだけでなく、一人ひとりの生活や関心に合わせて“その人のための番組”を作るのが特徴です。私たちはAIを、見守るためだけでなく、“生きがいを生み出す技術”として社会に広めていきたいと考えています」とコメントしています。

男性のポートレート

法人・自治体向けに展開

このサービスは、単身高齢者の孤立やフレイル(心身の衰え)に課題を感じている法人や自治体向けに提供されます。例えば、居住支援住宅や高齢者集合住宅を運営する法人では、入居者のQOL(生活の質)向上や孤独死の防止に役立てられるでしょう。また、介護予防・日常生活支援総合事業に取り組む自治体では、高齢者の「意欲」を促す「攻めの予防」のデジタルインフラとして活用できるとのことです。

事例紹介やデモンストレーションを希望する場合は、以下の窓口まで気軽に問い合わせてみてください。

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今後の展望

「わたしのラジオ」は、単なる音声配信サービスにとどまらず、地域社会全体で高齢者を見守り、支え合うためのプラットフォームへと進化していくことを目指しています。今後はスマートフォンアプリ版も展開し、安否や活動量の変化を可視化。異常を検知した際には、自治体や地域包括支援センターと連携して、迅速にリアルな介入ができる体制を構築していく予定です。

また、複数の地域で実証実験を計画しており、自治会が抱える「掲示板や回覧板が独居高齢者に届かない」といった情報伝達の課題を、AIラジオによる音声配信でサポートしていくとのことです。

開発者の想い

開発者は、これまでのキャリアで介護現場のDX化を進める中で、「管理されること」が優先され、生きる活力を失っていく高齢者の姿を目の当たりにしてきました。「介護が必要な状態にならないための、より早い段階での支援」と「生きる活力」こそが、社会に本当に必要だと痛感したことが、このサービス開発の原点だそうです。

「ご本人に『生きたい』という活力がなければ、健康寿命は延びません。私たちは、テクノロジーで効率化するだけでなく、テクノロジーで『人の温もり』を増幅させたいと考えています。このサービスが、高齢者とそのご家族にとっての『心のインフラ』となり、住み慣れた自宅で笑顔で過ごせる未来を作る一歩になると信じています」と開発者は語っています。

テオリア・テクノロジーズ株式会社について

テオリア・テクノロジーズ株式会社は、「認知症との向き合い方を、テクノロジーで変えていく。」をミッションに掲げ、エーザイグループの一員として認知症という社会課題の解決を目指しています。

AIなどの先端技術に「共感」を宿らせ、一人ひとりの「人生の物語」に寄り添いながら、健常・未病時の備えから診断後のケアまで、認知症に関するさまざまな事業に取り組んでいます。

Theoriaロゴ

会社概要

  • 本社所在地: 東京都千代田区内幸町2-1-6 日比谷パークフロント 17F

  • 代表者: 坂田 耕平

  • 設立: 2023年9月4日

  • 資本金: 8億円

  • 事業内容: 医療・健康に関するデータを活用したサービス、その他ヘルスケア関連サービスの提供

  • URL: https://theoriatec.com/

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