地域に散らばるポイントを一つに!
近年、多くの自治体で住民サービス向上のためポイント施策が導入されています。住民は地域キャンペーンやサービス、景品交換などでこれらのポイントを活用しているんです。しかし、県や市町村ごとにバラバラのポイント制度が乱立し、住民にとっては「どこでどのポイントが使えるのかわかりにくい」といった不便さや、自治体にとっては運用の非効率性が課題となっていました。
こうした課題に対し、自治体が独自にポイント基盤を構築・運用するには、コストや高度な技術が求められるため、スマートシティや行政DXの知識と実績を持つパートナーが必要でした。
そこで、スマートシティ事業で都市OSの活用実績を持つTISと、柔軟なカスタマイズが可能なポイント基盤技術を持つトリニティが協力し、「マルチポイントサービス」の開発に至りました。
「マルチポイントサービス」ってどんなもの?
「マルチポイントサービス」は、県や市町村など複数の自治体ポイントを一つの基盤で統合できる、Webアプリ方式のマルチテナント型ポイント基盤サービスです。その主な特長を見ていきましょう。

1. 複数の自治体ポイントを一つにまとめて使える
県や市町村ごとに発行されたポイントを一つの基盤で管理・運用できるから、住民は自治体をまたいでポイントを貯めたり使ったりできるようになります。これにより、地域全体の活性化や住民満足度の向上が期待されます。Webアプリ方式なので、特定のOSやブラウザに依存せず、自治体ごとの制度変更や新しい行政施策にも柔軟に対応できます。
2. 都市OSと連携して行政サービスをもっと便利に
自治体の都市OSとAPI連携することで、単なるポイント管理にとどまらず、異なる自治体アプリ間でのサービス連携やポイント活用施策の展開が可能になります。健康や防災、環境といった様々な行政分野の施策を、住民一人ひとりの共通IDでつなぎ、行政サービスの高度化や持続可能な地域社会の形成を力強くサポートします。
3. 運用もまるっとお任せ!
TISがスマートシティ事業で培った都市OS活用のノウハウを活かし、ポイント制度の設計から問い合わせ対応を行う事務局運営、住民への広報活動まで、一連の支援をワンパッケージで提供します。また、トリニティのポイント基盤技術は、自治体ごとの要望に合わせて柔軟にカスタマイズできるため、リソースが限られた自治体でも気軽にスタートできます。
福島県が最初のユーザーに!
この「マルチポイントサービス」のファーストユーザーとして、2026年3月24日より福島県への導入が決定しています。福島県では、県および市町村のポイントを一体的に管理できるようになることで、住民の利便性向上はもちろん、ポイント施策をきっかけとした自治体横断のサービス連携や、県域全体での施策展開の高度化が期待されています。
今後の展望
TISとトリニティは、福島県での導入実績を基に、今後、全国の自治体や地域事業者へ「マルチポイントサービス」を展開していく予定です。まずは2030年度までに全国20地域への導入を目指し、都市OSを導入していない自治体や地域事業者へも提供を拡大していくとのこと。将来的には、デジタル地域通貨との連携も視野に入れ、自治体と地域住民が共にメリットを享受できる行政DXプラットフォームを目指していくそうですよ。
サービスの詳細は以下のURLで確認できます。
TIS株式会社について
TISインテックグループのTISは、金融、産業、公共、流通サービス分野など多様な業種で3,000社以上のビジネスパートナーとして、お客さまのあらゆる経営課題に向き合い、「成長戦略を支えるためのIT」を提供しています。50年以上にわたり培ってきた業界知識やIT構築力で、日本・ASEAN地域の社会・お客さまと共創するITサービスを提供し、豊かな社会の実現を目指しています。
株式会社トリニティについて
株式会社トリニティは、ポイントサービスを中心とした顧客ロイヤルティ向上支援を行う企業です。25年以上にわたり、商業施設・小売店・ホテル・飲食店など多店舗展開企業に向けて、ポイントサービスおよび関連ソリューションを提供しています。システム開発・運用から販促支援までを一貫して提供し、企業と顧客の長期的な関係構築に貢献しています。



