秋田の若者たちが「ECOコン2025」で脱炭素アイデアを実践!未来を変える熱い挑戦

秋田県「ECOコン2025」で若者が脱炭素アイデアを実践!

秋田県では、2050年カーボンニュートラル実現を目指し、若者が県内企業と連携して脱炭素社会に向けたアイデアを実践するコンテスト「脱炭素社会を実現するアイデア実践コンテスト(ECOコン)2025」を開催しました。

このコンテストは、多くの県民が環境配慮行動を実践するための効果的な方法を探るとともに、若者の環境問題への意識を高めることを目的としています。参加した学生たちは、オンライン研修で環境問題を学び、連携企業が提示した「脱炭素社会に向けて取り組みたい環境に関する課題」に対して解決アイデアを応募。選ばれたチームは、専門家による講習やワークショップ、企業からのアドバイスを通じてアイデアを磨き上げ、社会での実践と効果検証を行いました。

2025年12月23日には、さきがけホールで成果報告会が開催され、大学教授などの有識者による厳正な審査の結果、最優秀賞と優秀賞が決定しました。

表彰式の集合写真

連携企業と提示されたテーマ

今回の事業には、県内企業2社が連携企業として参加し、それぞれ独自のテーマを設定しました。

ヤマト運輸株式会社

テーマ:「CO₂削減に向けて県民が宅配便を1回で受け取るアイデアを企画せよ」

ヤマト運輸株式会社秋田主管支店は、社員の働き方改善とCO₂削減のため、不在率の削減に数年前から取り組んでいます。無料会員サービス「クロネコメンバーズ」の活用や、宅配ロッカーの設置、置き配サービスの開始などにより、5年前と比べて不在率は半減しました。現在、県内で1日約36,000個の荷物を配達していますが、そのうち約4%(1,200個)が不在荷物となっています。この課題に対し、県民と一体となってCO₂削減を目指したいという思いがありました。

株式会社マルダイ

テーマ:「ごみの発生を抑制する行動につながる、若い世代や地域を巻き込みながら展開するスーパーマーケット主催のクリーンアップ活動の仕組みを提案せよ」

地域密着型スーパーマーケットのマルダイは、未来の秋田をより美しく持続可能な地域にするため、若い世代や地域の方々を巻き込んだ新しいクリーンアップ活動を構想しています。この活動は、単にごみを拾うだけでなく、ごみ問題の根本原因への気づきを促し、日常生活でのごみ発生抑制につながる具体的なアクションを目指しています。マルダイを拠点に、この仕組みを共に創出したいと考えていました。

実践報告と受賞結果

最優秀賞

秋田工業高等専門学校 園芸科学同好会:「“置き配不安”にさよならを!見守り×補償で安心置き配」

連携企業:ヤマト運輸株式会社

このチームは、宅配ロッカーの利用促進を通じて不在率を下げることを目指しました。宅配ロッカーの安全性を周知するポスター掲示や、チラシ兼アンケートの配布、回答者へのヤマト運輸オリジナルグッズプレゼントキャンペーンを実施しました。

宅配ロッカーの利用を促すポスター

宅配ロッカーの安全性に関するポスター

これらの活動の結果、不在率が0.1%改善し(影響個数に換算すると437個)、約203kgのCO₂削減という成果が得られました。また、新たに「使い方が分からない」層が存在するという課題も明らかになりました。チームは企業に対し、荷物に宅配ロッカーの利便性を伝えるシールを貼ること、使い方に焦点を当てた啓発ポスターの掲示、ロッカー設置場所の増加など、利用者がサービスを「知る機会」を増やすことを提案しました。

優秀賞

秋田大学 EcoPop:「ミライ便~未来の環境のための宅配~」

連携企業:ヤマト運輸株式会社

不在がちな大学生の再配達問題に着目し、環境負荷への認知度向上と受け取り方法の意識改善を図るアイデアを実践。学生向けに、1回での受け取りでプレゼントがもらえるキャンペーンや、大学内での啓発ポスター、自分の生活スタイルに合った受け取り方がわかるYes/Noクイズを掲示しました。さらに、ターゲットの特性を踏まえ、SNSを活用した情報発信も行いました。

再配達によるCO2排出量削減を呼びかけるポスター

ヤマト運輸の多様な荷物受け取り方法を紹介するポスター

実践を通じた検証結果に基づき、企業に対して、ターゲットが参加しやすい条件でのキャンペーン開催や、行動変容を促すためには魅力的なプレゼントなどのインセンティブを設けることが重要であると提案しました。

ヤマト運輸株式会社 担当者様のコメント:
「物流業界全体のテーマであるCO2削減について、色々な方法でアイデアを実践していただきました。機会があればまた一緒に協力して、意識変容・行動変容につなげていきたいと思います。」

優秀賞

秋田コア ビジネスカレッジ たまこんカルテット:「エコ・ニコ フェスタ~拾って、遊んで、街をきれいに~」

連携企業:株式会社マルダイ

子どもや子育て世帯をターゲットに、ごみへの関心を喚起し、意識変容を促すアイデアを実践。クリーンアップ活動に「エコ縁日」や「フォトコンテスト」を組み合わせたイベント「エコ・ニコ フェスタ」を開催しました。学校へのチラシ配布やSNSを活用して集客を工夫し、来場者へのアンケートでアイデアに対する意見を聞き取りました。

この検証結果から、企業に対し、若年層・子育て世帯にはエコ縁日などのイベント型を、地域の住民・スーパーの顧客にはポイント制などのメリット型を導入した「楽しみながらメリットを実感できるイベント型クリーンアップ」を提案しました。

株式会社マルダイ 担当者様のコメント:
「脱炭素社会の実現に向けた、皆さんの取り組みや意思が今回だけでなく、後輩などに引き継がれて根付いていくと素晴らしいことではないかなと思います。」

コンテストの詳細は、以下の動画やウェブサイトでも確認できます。

関連記事

  1. 感謝の気持ちを込めたクラフトジン「CHA-CHA-CHA」が富山湾から誕生!被災を乗り越え、地域の素材で復興を願う一本

  2. アスエネ西和田CEOが「Japan Fintech Week 2026」特別企画に登壇!地域GXを金融がどう後押しする?

  3. 児童養護施設を巣立つ新成人女性たちへ、Lalineから心温まる祝福のギフト!

  4. 札幌・北海道発の複合フェス「NoMaps」が10周年!これまでの軌跡をたどる特設サイトがオープンしたよ!

  5. 全国の学生ボランティア集まれ!「第8回全国学生ボランティアフォーラム」参加者募集スタート!

  6. タミヤホームに「防災士」6名が誕生!解体工事で災害リスクを「壊して守る」体制を本格スタート