質の高いサービスと透明性ある運営を目指して
恵洋会は、利用者さん一人ひとりの「その人らしい生活」を支えるため、サービスの質向上と安全な運営を常に追求しています。そのためには、法令を守るだけでなく、組織全体で業務を継続的に見直し、改善していく「マネジメントサイクル(PDCA)」を回すことが大切だと考えています。
この考えに基づき、2025年9月に「権利擁護・ケア向上推進委員会」を設置。さらに2025年11月には、千葉県成田市で運営する介護医療院「千年希望の杜 成田」で、法人独自の内部監査を実施し、コンプライアンスチェック体制を強化しました。これらの取り組みは、行政の実地指導を待つのではなく、法人自らが定期的に運営状況をチェックし、サービスの均質化と信頼性向上を図ることを目的としています。
過去の不適切事案を受け、具体的な再発防止策の策定とその運用状況の検証を確実なものとするため、これらの取り組みを積極的に進めています。

委員会と内部監査の詳細
権利擁護・ケア向上推進委員会
この委員会は、利用者さんやご家族の視点を取り入れながら、より実効性のある再発防止策を策定し、ケアの質の向上につなげることを目指しています。
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設置日: 2025年10月1日
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運営期間: 2026年10月まで(予定)
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開催頻度: 月2回
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対象範囲: 主に介護医療院「千年希望の杜 成田」の運営
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委員構成: 恵洋会担当者、ご利用者様ご家族、成田市福祉部高齢者福祉課(オブザーバー)
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主な取り組み: 運営改善の実施計画に基づく進捗状況の確認、ご家族委員の提案による利用者さん・ご家族向けアンケート実施(ニーズの背景を把握し、相互理解の深化を目指す)
コンプライアンスチェック
法人独自の内部監査は、自らの業務運営を客観的に点検・評価し、運営の適正化を図るものです。
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実施日: 2025年11月18日(介護医療院「千年希望の杜 成田」)
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実施体制: 本部職員1名、施設管理者等1名の2名体制。監査責任者は理事長。
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監査方法: 毎年度策定する「内部監査計画書」に基づき、施設内のラウンド、業務担当者へのヒアリング、記録類の確認を実施。高齢者虐待予防・防止、身体拘束、衛生管理、事故対策、ハラスメント対策などの運営観点や、介護報酬の適正な取得状況など、多岐にわたる項目をチェックしました。
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主な監査結果と改善: 運営上必要な記録の不備が指摘され、点検のルーティン化を推進。マニュアル化された業務の認識不足によるルールの不徹底に対しては、研修を強化していくことになりました。

今後の取り組み
権利擁護・ケア向上推進委員会は、引き続き月2回の会議を開催し、2026年4月に半年間の結果を踏まえた中間評価を行う予定です。コンプライアンスチェックについては、「千年希望の杜 成田」では当面毎年実施する方針で、次回は2026年9月~10月を予定しています。
次回の監査では、前回の反省を活かし、職員への聞き取りを通じて記録や書類作成の必要性、マニュアルの浸透度を測る項目を追加し、より実効性のある監査を目指します。また、監査結果で明らかになった「マニュアルやルールの必要性・重要性に対する認識不足」という課題に対し、研修内容を全面的に見直しました。今後は、「なぜ必要なのか、どうして重要なのか」を重点的に伝え、深い理解を促す教育を繰り返し実施し、入職時研修にも組み込むことで、組織全体のコンプライアンス意識向上と運営の適正化を進めていくとのことです。
これらの改善取り組みの議事録は、個人情報や秘匿性のない範囲で、行政機関からの求めに応じて公開されるほか、取り組みの結果や実行計画表も積極的に公開される予定です。
法人コメント
社会福祉法人恵洋会 理事長 山本宗大氏は、次のようにコメントしています。
「私たちは、ただ単にサービスを提供することに留まらず、『凡事徹底』を基本に、日々の業務を着実に、そして真摯に行うことを目指しています。また、外部委員の皆様や利用者さん・ご家族の皆様からの貴重なご意見を真摯に受け止め、『継続的な改善の仕組み』を組織全体で持ち続けることを重要視しております。今回の取り組みを通じて、職員一人ひとりが『当事者意識』を持ち、サービスの質の向上と透明性のある運営に努めてまいります。今後も、利用者さんが安心して健やかな日々を送れるよう、地域社会に貢献してまいります。」
会社概要
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法人名: 社会福祉法人 恵洋会
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所在地: 千葉県長生郡睦沢町川島1458-1
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理事長: 山本宗大
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設立: 1995年11月17日
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ホームページ: https://keiyou-kai.jp/



