NPO法人ZESDA、設立15周年!「コネとチエ」で日本経済をリデザインする挑戦
NPO法人ZESDA(日本経済システムデザイン研究会)が、今年で設立15周年を迎えました!これまで支えてきた多くの人々に感謝を伝えつつ、地方と世界をつなぐ「グローカルビジネスのプロデュース」を地道に続けてきたその軌跡と、これからの展望についてご紹介します。

ZESDAの15年間の歩み
ZESDAの活動は、大きく3つのフェーズで進化してきました。
最初の5年間:手探りの挑戦
設立当初の5年間は、まさに手探りの連続でした。人口減少で国内市場が縮む日本において、地方の中小企業が自力で外貨を稼ぐ必要性を感じながらも、その具体的な方法や、パラレルキャリアのビジネスパーソンが地方に伴走する仕組みを模索していました。「プロデューサーシップ」という造語を掲げつつも、その意味するところを掴みかねていた時期です。
次の5年間:活動の原型が生まれる
次の5年間で、現在の活動の原型が見えてきました。能登やサクラコレクションといった具体的なプロジェクトが始まり、多田喜一郎氏、木下彰二氏、田畑則子氏といった尊敬できる人々との出会いがZESDAの活動を大きく動かしました。御用聞きから人材紹介、販路開拓、資金集めまで、様々な形で「プロデュース」事業が形になり始めたのです。同時に、ワークショップを通じて「コネとチエ」を集めるカレッジ事業も本格的にスタートし、車の両輪として機能し始めました。
直近の5年間:確立された「型」
直近の5年間で、ZESDAの活動は「グローカル」「プロデュース」「パラレルキャリア」の3つの軸に収斂し、ある程度の「型」が完成しました。カレッジ事業ではワークショップの成果をまとめた「グローカルビジネスのすすめ」や「プロデューサーシップのすすめ」を出版し、その理論と事例が多くの人に共有されるようになりました。講演依頼も増え、グロービス知見録でも「「コネ・カネ・チエ」のキャリア戦略」という動画が配信されています。プロデュース事業では、馬路村や奄美などのプロジェクトが横展開され、ボランティアスタッフも100人規模に増加。ニューヨークやパリなど海外拠点も設立され、活動の幅が大きく広がりました。
ZESDAの活動実績は、ZESDA通信にて毎月発信されています。
2025年の主な活動実績
プロデュース事業
プロデュース事業では、グローカルビジネスに取り組む各地のリーダーたちを支援しています。2025年の主なプロジェクトは以下の通りです。
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馬路村プロジェクト(高知県馬路村)
都心でのPRや企画づくりに加え、一日限りの屋外レストラン「ゆずフルコース in 馬路村」の開催を支援しました。ZESDAが繋いだYouTuberによる海外向け発信も驚異的なPV数を記録し、馬路村の「体験価値」を磨き上げています。


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浄水剤(アクアリピュア)プロジェクト
ニューズウィーク日本版SDGsアワードを受賞し、「ぼうさいこくたい」での発信などを通じて、プロダクトの意義を社会に伝える機会を広げました。大地震に見舞われたトルコへの進出も実現しています。


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奄美プロジェクト(AMAMIバリュープロデュース等)
展示会出展を通じて販路開拓を進める一方、奄美初のバニラ栽培では花芽が確認され、初めての収穫を迎えました。奄美初のバニラ出荷まであと一歩です。


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Glocal Collaborationプロジェクト(伝統工芸×海外県人会)
海外の県人会ネットワークと職人をつなぐ取り組みを継続し、意見交換会を起点に天明鋳物のレセプション出展など、「次につながる出口」を創出しました。2026年にはルクセンブルグでの天皇誕生日レセプションへの出展も予定されています。


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Deep Talk プロジェクト
2025年にスタートした新しいプロジェクトです。AI翻訳を活用し「誰もが日本文化の語り手になれる」新サービス「Deep Talk」の立ち上げを推進。訪日観光客に伝えたい日本文化や体験設計のヒントを集めるアンケートやインタビューの実施をサポートしました。
カレッジ事業
カレッジ事業では、日々のネットワーキングに加え、「グローカル」「プロデュース」「パラレルキャリア」をテーマにした3つのセミナーシリーズを運営しています。内容の一部はYouTubeで公開されています。
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グローカル・ビジネス・セミナー(GLBS)
地方の海外進出事例を学ぶセミナーで、明治大学奥山雅之研究室と共催。2025年は越境EC、海外クラウドファンディング、海外ジャパンフェスをテーマに計3回開催し、海外進出の実務と成功の鍵を深掘りしました。


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プロデュース人材育成講座(PSRi)
イノベーターを支えるプロデュース人材の活動について、ケースや理論を学ぶセミナーです。研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共催し、2025年は「自治体×スタートアップ×地域企業の共創」や「ディープテック創業を支える知の創造」といった実践的なテーマで計2回開催しました。


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ZESDA Stand UP Live(ZSUL)
パラレルキャリアに取り組む人々の等身大の経験を学ぶセミナーです。2025年は「自分の価値観をどう作るか」「逆境をどう戦略に変えるか」という、働き方の実践知を深掘りしました。
2026年のZESDA:全ての人が外貨を稼げる日本へ
2026年からのZESDAは、15年間で培ってきた「コネとチエ」をさらに具体的な成果につなげ、「全日本国民がコネとチエでカネを稼ぐ」ことへの、より広範で具体的な参加を呼びかけていきます。
現在の日本は、円安を背景に輸出企業を中心に株価が上昇している一方で、エネルギーコストの上昇などで物価上昇に賃金上昇が追いついていない状況です。世界経済が成長を続ける中で、一般の日本国民もこの成長ともっとつながることで、豊かさを実感できるはずです。外貨を稼ぐ挑戦は、決して「特別な誰か」だけのものではありません。
その象徴的な新展開として、2026年1月には、米国ロサンゼルスに倉庫を持つ物流とデジタルマーケティングに強い株式会社Glowkeyとの業務提携を発表しました。これにより、戦略立案だけでなく、現地での入庫・保管・出荷まで一貫した支援体制が整い、地域産品の北米本格進出を強力に後押しします。ZESDAのメルマガコミュニティの方々には、同社から成功報酬型の紹介料が得られる仕組みも提供されるとのことです。
一人ひとりの「コネ」と「チエ」が世界とつながるとき、日本は内向きな停滞社会から、外に価値を届けて稼ぐ国へと変わっていくでしょう。ZESDAは2026年も、日本の経済システムのリデザインに向けて、前進を続けます。今後の活動にもぜひご注目ください!
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