東京都のスタートアップ、環境問題に本気!「Tokyo GreenTech Challenge」が最終報告会で熱い成果を発表

「Tokyo GreenTech Challenge」ってどんなプログラム?

「TOKYO SUTEAM」は、東京都が掲げる「Global Innovation with STARTUPS」の目標達成に向けた取り組みです。その中で、TMIPは野村総合研究所、グリーンタレントハブ、トークンエクスプレスと共同で、環境・エネルギー・気候変動分野の協定事業者として採択され、TGCを実施してきました。

TGCは、「東京から環境・エネルギー領域の社会課題解決スタートアップを全国・世界へ」をスローガンに、スタートアップが社会課題解決のインパクトを最短距離で実現できるよう、強力な伴走支援を行っています。350団体を超えるTMIPコミュニティを活用し、大企業や自治体との連携、協調領域の抽出、実証費用の提供、フィールドの提供など、手厚いサポートが特徴です。

その結果、協業セッションは目標の183%にあたる22件、NDA締結数は目標の225%にあたる9件を達成!スタートアップと大企業・自治体との連携が大きく広がりました。

注目の7社!社会課題解決への挑戦

最終報告会で発表された、採択スタートアップ7社のプロジェクト概要と代表者のコメントを紹介します。

【エネルギーマネジメント領域】ESREE Energy株式会社

砂利を使った蓄熱技術の開発

  • 事業概要: 蓄熱による長期エネルギー貯蔵

  • プロジェクト概要: 砂利を使った蓄熱技術を開発。余剰電力を熱として蓄え、工場向け熱供給や発電に活用することで、再生可能エネルギーの安定供給と脱炭素を目指します。

  • 代表者コメント: TGCを通じて、技術と事業の両面で大きく前進し、3社の企業から出資を得ることができました。研究開発をさらに加速させていきます。

【生物多様性】株式会社バイオーム

賑わい × 生物多様性の統合解析

  • 事業概要: 自然環境のデジタル化、生物自動判定・種分布解析サービスの提供

  • プロジェクト概要: 生物分布ビッグデータと人流解析、都市環境の知見を組み合わせ、「賑わい」と「生物多様性」を統合的に可視化・解析。人と生きものが共存できる都市緑地の設計指針確立を目指します。

  • 代表者コメント: 人流と生物分布のビッグデータ統合により、賑わいと自然が共生する都市のポテンシャルを可視化できました。今後は解析の精緻化や心理的属性の活用を進め、ネイチャーポジティブの社会実装を推進します。

【サーキュラーエコノミー】株式会社WALLTECH

資源循環 × 都市展示の検証

【モビリティ】RYDE株式会社

「エコのる」の事業性検証

  • 事業概要: 公共交通のデジタル化サービス

  • プロジェクト概要: 二次交通のデジタル乗車券を活用できるプラットフォーム「RYDE PASS」で、公共交通の利用を促進する「エコのるプロジェクト」。自治体・交通事業者と連携し、環境負荷低減・利用習慣化の事業性を検証しました。

  • 代表者コメント: TMIPの支援により、短期間で多くの自治体・交通事業者に「RYDE PASS」を活用いただき、公共交通の利用促進ができました。地域の利用特性や課題・ニーズの違いを確認でき、今後の事業加速に活かします。

【統合水資源管理】株式会社TerraInsight

統合水資源管理モデルのダム実証

【アグリ】株式会社WAKU

路面緑化工法における植物活性向上の実証

【森林】株式会社Vanwaves

未開拓空間・屋上サウナの開発

  • 事業概要: 地元の木材を利用したサウナ製造

  • プロジェクト概要: 「国産材」と「国内製造」にこだわった独自サウナを、都市の“未開拓地”としての屋上に設置する検証。都市部における新しい外気浴体験としての屋上サウナを開発しました。

  • 代表者コメント: 限られた都市空間で、屋上を外気浴の場に変える可能性を示せたことが最大の収穫です。国産材を活かしたものづくりへの反響も想像以上でした。技術面・制度面の課題を糧に、新しい都市体験の社会実装を目指します。

最終報告会の様子

2026年2月26日、東京・大手町にあるビジネス支援型シェアオフィス「Global Business Hub Tokyo」にて、TGC採択スタートアップ成果報告会が開催されました。当日は65名が参加し、7社のスタートアップがプログラム期間中の活動成果と今後の展望をピッチ形式で発表。

セミナー風景

連携先からのフィードバックや、新規事業家の守屋実氏、東北電力事業創出部門アドバイザーの出馬弘昭氏によるコメントも交わされ、今後の事業展開への期待が高まる場となりました。

プレゼンテーションの様子

これからも続く、イノベーションへの挑戦

TMIPは、今後も社会課題解決を目指すスタートアップと連携し、新技術のノウハウを結集させることで、新たなイノベーションの創出に取り組んでいきます。東京都の「TOKYO SUTEAM」も、多様な主体によるスタートアップ支援を後押しし、「東京発ユニコーン数10倍、東京の起業数10倍、東京都の協働実践数10倍」という「10x10x10」目標の達成を目指しています。

環境・エネルギー・気候変動分野におけるスタートアップの活躍は、これからの社会にとって非常に重要です。今回のTGCでの成果を足がかりに、各社がさらに大きく羽ばたいていくことに期待しましょう!

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