環境先進都市・生駒市で「脱炭素シンポジウム」開催!
環境先進都市として注目されている生駒市で、2026年2月23日(月・祝)に「脱炭素シンポジウム」が開催されます。このシンポジウムは、深刻化する気候変動、いわゆる「地球沸騰化」の実態を再認識し、生駒市が進める脱炭素先行地域事業の取り組みを市民一人ひとりが“自分事”として捉え、未来のために今できることを考えるきっかけとなることを目指しています。
生駒市の脱炭素先行地域事業って?
生駒市は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、他地域のモデルとなる先進的な取り組みを行う地域として、2023年4月に環境省の「脱炭素先行地域」に選定されました。市内の萩の台住宅地とひかりが丘の2つの自治会を先行地域とし、2030年度までに民生部門の電力消費に伴う二酸化炭素排出実質ゼロを目指す5か年の事業計画に取り組んでいます。既存の住宅地をモデル地域として設定し、公募により特定する取り組みは、全国で初めての試みなんですよ。
生駒市が目指す事業モデルの大きな特長は、コミュニティの活性化と脱炭素化を同時に実現することです。

市が進める複合型コミュニティ「まちのえき」の取り組みを活性化することで、地域の集会所などが住民の集まりや生活支援の場として機能します。また、防災や買い物・子育て支援、健康づくりなど、住民の生活ニーズに応じた取り組みが継続的に行われることで、「まちのえき」がクール/ホットスポットとしても機能し、結果的に家庭の省エネ・脱炭素化につながっています。
具体的な取り組み事例
萩の台住宅地自治会館での再生可能エネルギー活用
萩の台住宅地自治会館では、太陽光発電設備で発電した再生可能エネルギーを利用して、グリーンスローモビリティ(グリスロ)の運行を行っています。住民にとって身近な自治会館に太陽光発電設備があることで、平常時の利便性だけでなく、災害時の電力確保といった防災面での安心にもつながっています。停電が長期化するような非常時にも電力を確保できるため、指定避難所への避難が難しい方や、ペットと暮らす方にとっても、自宅や身近な施設で安心して過ごせる環境づくりに貢献しています。

いこま市民パワーによる地産地消
脱炭素化を実現するもうひとつのまちづくり事業が、生駒市が出資して設立した自治体新電力「いこま市民パワー株式会社」による、再生可能エネルギー電力の地産地消です。同社は2020年10月から家庭向けの電力供給を行っており、地産の太陽光発電などを電源とする電気を地域住民に購入してもらうことで、脱炭素を実現する事業モデルとなっています。
家庭向け事業の開始・拡大
2025年4月からは、家庭向けに太陽光発電設備と蓄電池を導入する事業を2つのエリアで開始しました。2025年12月までに、45世帯で太陽光発電および蓄電池の導入につながっています。地元企業と連携して設備導入を進めることで、地域の活性化にも貢献しています。
生駒市は、脱炭素とコミュニティ活動の活性化に協力できる自治会と連携し、脱炭素化を実現するモデル地区の拡大を図るため、2026年度からのエリア拡大に向けた追加募集を行っています。全国の住宅都市のモデルとなる、持続可能な脱炭素まちづくりの実現を目指して取り組みを進めています。

脱炭素シンポジウムの開催概要
「一般社団法人 市民エネルギー生駒」との共催で実施される「脱炭素シンポジウム」の詳細は以下の通りです。
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日時: 2026年2月23日(月・祝)13:30~16:30(開場13:00)
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場所: たけまるホール 大ホール(生駒市北新町9-28)
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定員: 500名
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費用: 無料(申込不要)
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主催: 生駒市、一般社団法人 市民エネルギー生駒
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後援: 環境省近畿地方環境事務所、奈良県
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協力: いこま市民パワー株式会社
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詳細: 生駒市ウェブサイト
プログラム内容
第1部 基調講演
東京大学未来ビジョン研究センター教授の江守 正多(えもり せいた)氏が登壇し、「地球沸騰化の危機にどう向き合うか!」をテーマに講演します。江守氏は日本を代表する環境学者・専門気候科学者です。
第2部 リレートーク
「生駒市脱炭素先行地域の歩み」と題し、江守正多氏をコメンテーターに迎え、萩の台住宅地自治会の山下相談役、ひかりが丘自治会の藤堂会長、環境省近畿地方環境事務所の鈴木室長、市民エネルギー生駒の楠代表理事、そして生駒市の小紫市長が発表を行います。
シンポジウム終了後には、いこま市民パワー株式会社によるワークショップも開催される予定です。

このシンポジウムは、地球規模の課題を身近な地域から考え、行動するための貴重な機会となるでしょう。ぜひ参加して、未来のまちづくりについて一緒に考えてみませんか。



