孤独感と高まるオンラインリスク
このような背景には、深刻な孤独感の広がりがあります。特に日本では90%もの人が「孤独を感じている」と回答しており、これは世界平均の81%を上回る数値です。孤独を感じる層の22%が「孤独が原因でオンライン上でリスクの高い判断をした」と答えており、ロマンス詐欺などの危険なオンライン行為に対する脆弱性が浮き彫りになっています。
ノートンのグローバル詐欺研究の責任者であるレイラ・ビルジ氏は、「孤独感が強まると、オンライン上での信頼は非常に早く形成されがちです。そこに付け込むのが詐欺師です」と指摘しています。
AIが恋愛のパートナーへ?
AIチャットボットの利用意向は最大27%に達し、ストレス解消や孤独感の軽減、恋愛相談など、その目的は多岐にわたります。すでにAIが感情的な隙間を埋めているケースもあり、15%が「つらい一日を乗り切るためにAIチャットボットに話しかける」と回答しています。恋愛に関するアドバイスでは、AIに相談した経験がある人の63%が「人間の友人や家族よりもAIを信頼している」と答えています。
オンラインで恋愛活動を行ったことがある人の半数がAIチャットボットとのデートを検討する理由は、好奇心(20%)、現実のデートがストレスに感じる(13%)、判断されることなく理解されたい(13%)などが挙げられます。また、テクノロジーへの関心や、単に楽しみとして試したいという声も多く聞かれました。
AIを活用した恋愛行動と詐欺の実態
オンラインデーティングにおいてAIの活用意欲も拡大しており、41%がプロフィール作成に、35%が口説き文句や会話のきっかけづくりにAIの使用を検討したいと回答しています。しかし、その一方で、デーティングアプリ利用者の70%が「マッチ相手がAIを使って写真を加工したり、プロフィール文を作成していたと知ると不快に感じる」と回答しており、AI活用に対する複雑な感情も見て取れます。
AIの普及が進む中、恋愛感情を悪用する詐欺も問題となっています。デーティングアプリを使用したことがある人の36%が、有名人や著名人を名乗る人物からSNSやデーティングアプリ上で連絡を受けた経験があると回答しました。そのうち34%が個人情報を共有し、25%が金銭を送っており、被害の深刻さが浮き彫りになっています。
安全なオンラインデーティングのために
AIが日常に深く浸透し、オンラインの出会いが主流化する中、恋愛領域でも様々なトラブルに発展するリスクが増えています。今後ますます冷静な判断、プライバシー保護、そして適切なツールの活用が不可欠となるでしょう。個人の心理状態とAIとの向き合い方が、オンラインでの安全性を左右する時代に突入しています。
詳細なレポート(英語)は、以下のリンクからご覧いただけます。
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ノートンについて
ノートンは、サイバーセーフティの分野におけるリーダーであり、Gen(NASDAQ: GEN)の一員です。デバイス保護、オンラインプライバシー、個人情報保護のサービスを通じて、世界中の個人や家族を支援しています。



