歴史とイノベーションの融合で「地方創生」へ
appcycleは、青森県産りんごの搾りかすを再利用して作られるエシカルレザー「RINGO-TEX®」を展開しています。この事業は、地域資源に新たな価値を与え、地球規模の環境問題(SDGs)に貢献することを目指す「ローカル・トゥ・グローバル」戦略の一環です。
津軽家現当主からの出資は、appcycleの事業が単なるビジネスの枠を超え、地域の未来を創る「公器」として信頼を得た証であるとされています。この資金調達により、appcycleは以下の取り組みを重点的に進めていきます。
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「RINGO-TEX®」の生産体制強化と品質向上:国内外の需要に応えるための研究開発と製造ラインの最適化を進めます。
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地域エコシステムの構築:りんご農家や地元企業と連携し、持続可能な資源循環モデルを確立します。
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パートナーシップの拡大:自動車、アパレル、インテリアといった分野で、環境に配慮した素材への転換を考えている企業との共同プロジェクトを推進します。

津軽家現当主からのコメント
津軽家現当主は、appcycleの「すべてが循環する世の中へ」という理念に共感し、持続可能な新産業育成と地域価値創出を目的に出資を決定しました。この出資は、地域から新しい産業を育て、次世代へ価値を循環させるための共同の一歩と位置づけられています。環境、資源、技術、人材が循環する仕組みづくりを通じて、地域経済の持続的発展と社会的価値の創出に貢献していくとのことです。
appcycle株式会社 代表取締役社長 藤巻圭氏からのコメント

appcycle代表の藤巻圭氏は、400年以上にわたり青森を見守り続けてきた津軽家現当主からの支援に深い感謝を表明しました。この支援は、青森の歴史と未来が共鳴した結果であり、スタートアップとしての機動力に「社会的信頼性」という強固な土台を与えたと述べています。
「この国のアップサイクルを加速する」というミッションのもと、年間2万トン以上発生するりんごの廃棄残渣を「RINGO-TEX®」へと昇華させることで、地域課題をグローバルな市場価値へと転換する「ローカル・トゥ・グローバル」戦略を推進しています。
今回の出資を機に、「RINGO-TEX®」のさらなる量産体制を構築し、国内工場での製造によるカーボンフットプリント(CFP)の徹底的な抑制、そしてヴィーガンやエシカルなど、多様性を尊重する共生社会への貢献を加速させる決意を示しています。また、世界を目指すパートナー企業との共創の輪が広がることを願っています。
appcycle株式会社について
青森県は日本一のりんご生産量を誇りますが、りんごジュースを絞った後の残渣の処理は、環境面や費用面で大きな課題となっています。代表の藤巻氏は、この課題解決のため、2022年にappcycle株式会社を創業しました。東北大学と連携し、りんご残渣をアップサイクルしたエシカルレザー「RINGO-TEX®」を開発。廃棄物を有効活用し、りんご農家に利益を還元することで、地域経済の活性化に取り組んでいます。

国産エシカルレザー素材「RINGO-TEX®」
「RINGO-TEX®」は、青森県の廃棄りんごや搾りかすを原料とした環境配慮型の国産合成皮革です。原料の72〜74%が廃棄物をアップサイクルしたもので構成されており、従来の合成皮革と比較して、石油由来のポリウレタンの使用や、開発・製造、加工、廃棄におけるCO2排出量が少ないのが特徴です。高い強度を持ちながら、既存の合皮と変わらない質感、無香料・無着色で加工しやすいことから、国内外の多くの企業やブランドで導入が進んでいます。

導入事例としては、以下のようなものがあります。
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「ANA Green Jet」のヘッドレストカバーや革小物

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青森県出身の王林さんが手がけるアパレルブランド「What Is Heart (わいは)」とのコラボ商品

今後は、りんご以外の一次産業廃棄物や地域の未利用素材を活用した商品開発も検討されています。
会社概要
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社名:appcycle株式会社
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代表取締役:藤巻 圭
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所在地:青森県弘前市上鞘師町18−1 弘前商工会議所会館 4階
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設立:2022年5月
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事業内容:「この国のアップサイクルを加速する」をミッションに、青森の廃棄りんごやりんご残渣を使用した環境配慮型アップルレザー「RINGO-TEX®」の開発・製造・販売。りんご産業を中心に一次産業への利益還元とすべての循環に貢献。
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