コウソミル、シリーズA1資金調達で日米のがんスクリーニング血液検査を加速!膵癌早期発見に挑む

独自の1分子計測技術で疾患診断に挑む

コウソミルは、東京大学大学院薬学系研究科の小松徹准教授による酵素活性の蛍光検出技術と、理化学研究所の渡邉力也主任研究員の1分子計測技術を組み合わせた、画期的な「1分子計測リキッドバイオプシー」技術を開発しています。この技術は、血中の酵素活性を1分子レベルという超高感度で解析できるのが特徴です。アカデミア発のスタートアップとして、この技術を活かして様々な疾患の診断技術開発に取り組んでいます。

特に注目されているのが、膵癌の早期発見を目的としたスクリーニング血液検査「エンゼバー®すい臓がん」の開発です。前回の資金調達以降、同社はこの検査の開発と事業化を着実に進めてきました。国内外の血液検体を使ったバイオマーカー探索研究や臨床研究の結果、「エンゼバー®すい臓がん」は膵癌スクリーニング検査として十分な性能を持つことが確認されています。

社会実装が本格化!日米での展開へ

「エンゼバー®すい臓がん」は、2025年7月からは株式会社ビー・エム・エルを通じて検査受託が開始されるなど、社会実装が本格化しています。現在、約1万例規模で検査性能を前向きに評価する臨床研究が進められており、その成果が期待されています。この臨床研究の詳細は、以下のUMIN試験IDで確認できます。

さらに、体外診断用医薬品の製造販売業許可も取得済みで、PMDAへの承認申請を見据えた準備も着々と進行中とのこと。日本国内だけでなく、米国市場への展開も視野に入れており、米国の学術集会での研究成果発表や、米国食品医薬品局(FDA)との相談も実施されています。

今回の資金調達で得られた資金は、「エンゼバー®すい臓がん」のPMDA承認申請に向けた臨床開発や申請準備に充てられるほか、米国での研究開発、臨床開発、事業開発体制の構築にも活用される予定です。がんの早期発見を実現する診断技術の社会実装に向けて、コウソミルは次の成長フェーズを見据え、事業を進めていくとともに、今後の進展に応じた追加的な資金調達も視野に入れているそうです。

投資家からの期待の声

今回の資金調達にあたり、各投資家からはコウソミルへの大きな期待が寄せられています。

デライト・ベンチャーズのManaging Partner 南場 智子氏とPrincipal 芝原 直也氏は、コウソミルが「がんの早期検知という重要な領域において、既存の手法では捉えきれなかった初期ステージのがんを高精度に検出する取り組みを進めている」点を評価し、そのビジョンと高い社会実装力に共感を示しています。多様ながん種への応用やグローバル展開を通じて、より多くの人が適切な治療選択にアクセスできる世界の実現に期待を寄せています。

南場 智子 氏

芝原 直也 氏

アニマルスピリッツの代表パートナー 朝倉 祐介氏とベンチャーキャピタリスト 星野 怜生氏は、コウソミルの独自技術が「表現型に近い情報である酵素活性を分子レベルで単離し計測できる」ことに着目。膵臓がんを皮切りに、この技術基盤が多様な疾患に応用され、早期診断の可能性を大きく広げると期待を述べています。

ごうぎんキャピタルの代表取締役社長 井田 修一氏は、「わずか1滴の血液から膵がんの早期発見を期待できる『1分子計測リキッドバイオプシー』技術と、鏡味CEOをはじめとしたメンバーの皆様の力強いビジョンや行動力に深く感銘を受け」出資を決定したとのこと。「誰もが病に悩まず、自分らしく生きる世界の実現」に向け、山陰合同銀行グループ一丸となって応援していくとコメントしています。

ANRIのGeneral Partner 宮崎 勇典氏は、コウソミルが東京大学で開発された革新的な1分子酵素活性計測技術を事業化していることに触れ、JST-STARTプログラムからの支援を通じて、膵臓がんを含めた早期診断の世界を実現するために真摯に着実に進めてきたことを評価しています。日本発でグローバルに、がんに悩む患者さんの助けとなるソリューションをコウソミルのチームが届けてくれると信じ、デライトなど新しい支援者と共に大きな挑戦を支援していく意向です。

グリーンコア株式会社の代表取締役 本庄 竜介氏も、コウソミルの「チーム力」「技術力」「ビジョン」に魅了されて投資を決定したと語ります。2年強にわたる期待が裏切られることなくビジョンを形にしていく実行力、そして多くの関係者を巻き込む力に感銘を受け、難病であるすい臓がん治療の飛躍に大きく貢献する姿に今からワクワクしているそうです。

代表取締役 鏡味 優氏からのメッセージ

コウソミル株式会社の代表取締役である鏡味 優氏は、今回のシリーズA1資金調達の実施を大変喜ばしく感じているとコメントしています。研究開発を起点とする同社の取り組みが、前向き臨床研究や承認申請など、いよいよ社会実装段階に入ってきたことを強調。今回出資された資金と、メンバー一人ひとりの努力を力に変え、検査の承認取得とグローバル展開に向けた挑戦を進めていくと力強く語っています。

コウソミル株式会社について

コウソミル株式会社は、東京大学大学院薬学系研究科の小松徹准教授と理化学研究所の渡邉力也主任研究員の技術を組み合わせた「1分子計測リキッドバイオプシー」技術を基盤に、疾患の診断技術を開発するスタートアップ企業です。科学技術振興機構 大学発新産業創出プログラム(JST START)の支援を受け、2022年に設立されました。2023年8月にはNEDO・JST主催の「大学発ベンチャー表彰 2023」で「科学技術振興機構理事長賞」を受賞。さらに2024年4月からはNEDOディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業(DTSU)STSフェーズに採択されるなど、その技術力と将来性が高く評価されています。

  • 会社名:コウソミル株式会社

  • 本社所在地:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ215

  • 代表者:代表取締役 鏡味 優

  • 設立:2022年4月

  • URL:https://cosomil.com/

本件に関するお問い合わせ先は、コウソミル株式会社 広報担当まで。

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