ソマリアの平和構築が日本の国益にも!
アフリカや中東の紛争解決に取り組む日本発の国際NGO「NPO法人アクセプト・インターナショナル」が、デロイト トーマツ ウェルビーイング財団の助成先に決定しました!この支援は、ソマリアでの平和の担い手創出に向けた活動を後押しするものです。デロイト トーマツ ウェルビーイング財団が実施する「コレクティブ・インパクトによる社会課題解決の推進」助成事業(第5回)において、120を超える応募の中から選ばれました。

デロイト トーマツ ウェルビーイング財団について詳しくは、こちらを、助成事業についてはこちらをご覧ください。
ソマリアでの活動が日本の生活にも深く関わる理由
アクセプト・インターナショナルは、世界でも特に紛争が深刻なソマリアで約10年にわたり活動しています。彼らは、紛争やテロに関わった若者たちが、いわゆるテロ組織から脱退し、社会に復帰できるよう支援しています。さらに、地域との和解を促し、平和な社会の実現を目指しているんです。
この活動は、ソマリアの平和に貢献するだけでなく、日本にとっても非常に重要です。ソマリア沖は、日本の輸出入を支える大切な海上航路。しかし、紛争や貧困が原因で海賊などの犯罪組織の温床になることもありました。海賊行為は近年減少傾向にありますが、ソマリア国内の紛争が解決しない限り、根本的な問題解決にはつながりません。ソマリアの平和は、海上交易路の安全確保に直結し、日本の国民生活にも深く関わっているんですね。
「DRR」という独自のアプローチ
アクセプト・インターナショナルは、活動の中で「DRR(脱過激化・社会との関係構築・社会復帰)」という独自の枠組みを構築しています。具体的には、以下のような多岐にわたる支援を展開しています。
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ケアカウンセリング
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職業訓練・ライフスキルトレーニング
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読み書きなどの基礎教育
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社会との和解セッション
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イスラム教再教育
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長期フォローアップ・モニタリング
これらのプログラムは、現地のニーズに合わせて行われ、若者たちが新しい道を歩めるようサポートしています。また、当局と協力して、投降を促す活動や、受け入れ側の軍・警察・刑務所の改善支援も行っています。



これまでの活動で、ソマリアでは525名の投降と854名の社会復帰支援を達成しました。さらに、投降や社会復帰に関する情報提供や和解への対話を通じて、2025年7月現在で183,119名の人々にリーチしています。
「もう二度と間違った道を歩むことはない」
いわゆるテロ組織「アル・シャバーブ」から投降したシアドさんは、「どれだけ苦しい状況に置かれたとしても、もう二度と間違った道を歩むことはない」と語っています。また、元投降兵のムスタファさんは、プログラム卒業後、アクセプト・インターナショナルが運営するリハビリ施設のコックとして活躍しています。「自由に話すこともできず、こき使われ、無実の人が巻き添えになることに強い疑問を感じていた。投降を決意し、リハビリ施設に来ることができた。先輩として、施設に来る若者たちを導いていける存在になりたい」と話しています。

デロイト トーマツ ウェルビーイング財団からは、アクセプト・インターナショナルの活動に対し、「難しい問題に難しい場所から挑戦する姿勢」や「不安定化する世界で課題解決に貢献する活動であること」などが高く評価されています。
ソマリアでの活動についてもっと知りたい方は、アクセプト・インターナショナル ソマリア活動詳細をご覧ください。
憎しみの連鎖をほどき、平和の担い手を増やす
テロや武力紛争によって年間約20万人もの命が奪われる中で、憎しみの連鎖が生まれてしまいます。アクセプト・インターナショナルは、この連鎖を断ち切り、紛争当事者たちが平和の担い手として社会へ復帰できるよう、その場を創り、後押ししています。

アクセプト・インターナショナルは、今後も民間企業からのサポートをはじめ、さまざまなパートナーとの協働を通じて、新たな価値創造に力を入れていくとのことです。

NPO法人アクセプト・インターナショナルについて
アクセプト・インターナショナルは、2011年の創設以来、世界各地の紛争地で活動する日本発の国際NGOです。ソマリアだけでなく、イエメンやパレスチナなどでも平和構築に取り組んでいます。彼らの活動は、紛争に加担した若者が平和の担い手となるための支援や、暴力からの離脱を促す国際規範の制定に向けた働きかけ、さらには日本国内での在日外国人や犯罪に巻き込まれた少年少女への支援も行っています。
寄付のお願い
アクセプト・インターナショナルの活動は、皆様からの温かいご寄付によって支えられています。ふるさと納税を通じたご寄付も可能ですので、ぜひご協力をお願いいたします。



