みんなのウェルビーイングを目指して
一般社団法人Voidは、子ども若者をはじめとするすべての人が自分らしくいられる地域社会を目指して活動しています。地域の人々が互いを尊重し、それぞれの違いを活かし合いながら、社会に足りないものを補い、共に創り上げていくことを目的としているんです。
その活動の一つが「ちば子ども若者ネットワーク」。「千葉・首都圏・関東を中心に、こども若者支援に取り組むスタッフや団体が安心して活動できるコミュニティを作ろう!」という想いから生まれた取り組みです。
千葉県知事へ若者のリアルな声を報告
今回の面会では、昨年度に公表された「千葉県における社会的養護経験者等の実態把握調査」の結果報告が行われました。この調査は、千葉県内の社会的養護経験のある若者や、さまざまな困難を経験してきた若者224名を対象にしたものなんですよ。さらに、今年度受託している「千葉県社会的養護自立支援拠点事業」の実施状況についても説明がありました。
Void共同代表の安井飛鳥氏をはじめ、「ちばアフターケアネットワークステーション」の齊田由美氏、そして子ども若者支援に助成・協賛している特定非営利活動法人かものはしプロジェクトの村田早耶香氏の計3名が訪問し、熊谷知事と若者支援施策の方向性について意見を交わしました。
実態調査と現場から見えてきた課題
調査結果からは、千葉県内の社会的養護経験者等の若者が、全国平均と比べて生活困窮状態にある割合が高いことがわかったんです。経済的な困難だけでなく、心身の不調、家族関係の断絶、社会的孤立といった、いくつもの課題を抱えているケースが多いことが明らかになりました。この結果は、一時的な支援ではなく、総合的で継続的なサポートが必要であることを示しています。
また、「千葉県社会的養護自立支援拠点事業」を通じて若者と日々関わる支援現場からも、生活困窮やトラウマなどによる心身の問題を抱える若者からの相談が増加し、支援ニーズが複雑化・深刻化している現状が共有されました。既存の制度だけでは対応が難しいケースも多く、支援現場の負担が増加していることも大きな課題となっています。
今後の若者支援施策に向けた5つの提言
こうした調査結果と現場での経験を踏まえ、Voidからは以下の5点が提言されました。
- 困窮する若者に対する居住支援などの拡充
- トラウマなどの逆境体験から生じるこころの問題への支援体制の強化
- 社会的養護経験の有無に限定されない、柔軟な支援制度の設計・運用
- 若者支援に関わる支援機関・支援者の育成および情報共有の機会の充実
- 困難な状況にある若者の声を継続的に聴く仕組みの構築
意見交換では、若者の居住支援の重要性や、社会的養護経験の有無で支援に差が出る現状の不公平さ、そして困難を抱える若者の声をどうやって施策に反映していくか、といったことについて活発な議論が交わされたそうです。熊谷知事も、熱心に耳を傾けてくれたとのこと。
この調査結果は、「千葉県こどもを虐待から守る基本計画」の策定過程でも参考にされており、今後の千葉県における若者支援施策の検討にきっと活用されることでしょう。
Voidはこれからも、困難な状況にある若者一人ひとりの声に耳を傾けながら、支援制度や施策がもっと充実するように、関係機関と協力して取り組んでいくと述べています。
一般社団法人Voidについて

一般社団法人Voidは、子ども若者をはじめとしたすべての人のウェルビーイングが実現する地域社会を目指し、多様な人々が交わり、互いの違いを活かし合うことで、社会に足りないものを共に創り上げていくことを目的としています。
-
団体名: 一般社団法人Void
-
団体所在地: 千葉県市川市南八幡1丁目22−3 TYビル2階
-
代表理事: 安井 飛鳥、前北 海、かわぐち みゆき
-
設立: 2024年03月06日
関連リンク



