リニア開業をチャンスに!まちづくりの担い手を増やす
中津川市は、リニア中央新幹線岐阜県駅(仮称)の設置によって、首都圏や中京圏からのアクセスがぐっと便利になることが期待されています。この大きなチャンスを活かして、持続可能なまちを築くためには、建物の整備だけでなく、まちづくりを支える人々の確保がとっても大切なんです。
JR東海は、これまでも「conomichi(コノミチ)」という事業を通じて中津川市と協力し、関係人口を増やす取り組みを進めてきました。今回の協定は、その取り組みをさらに加速させるためのもの。
この協定では、ただ人を呼び込むだけでなく、「関係人口とともに中津川市のまちづくりに取り組む」ことを重視しています。地域外の皆さんが持つスキルや熱意を、市内の事業者支援や人材育成といった具体的なアクションに繋げていくことを目指しています。
両代表からのメッセージ
中津川市の小栗仁志市長は、「本市は中山道の宿場町として栄え、今もその歴史を残すまちです。今回の協定は、中津川の歴史に新たな価値を共に創り出す大きな一歩となるでしょう。新たな交流や挑戦が生まれ、多くの人が何度も訪れたくなる魅力的なまちづくりを、共に進めていきたいです」と語っています。
また、JR東海の事業推進本部長である中村明彦副社長は、「conomichi事業で培ったネットワークを活かし、地域外の意欲ある人材と地元の皆さんが一緒に汗を流す『共創の仕組み』を作っていきます。単なる移動手段の提供にとどまらず、多様な人々が深く関わり続けることで生まれる『人の活力』こそが、持続可能なまちづくりの原動力になると考えています。中津川の未来を切り開くパートナーとして、共に取り組んでまいります」とコメントしています。
連携のポイントは3つ!
今回の協定では、特に以下の3つの分野に力を入れて連携を進めていきます。
- 関係人口創出・二地域居住の促進
中津川市外に住む「観光以上、移住未満」の人たちに、まちづくりに参加する様々な機会を提供します。そして、そうした参加者が二地域居住など、地域に継続的に関わるような多様なライフスタイルを提案していきます。 - 中心市街地まちづくりに貢献する人材育成、事業者支援
プログラムを通じて関係人口となった外部の人材を育てたり、外部の知見を取り入れたい市内事業者とのマッチング機会を提供したりと、まちづくりを支える「人づくり」を一緒に進めます。 - 産学官連携の促進
conomichi事業で築いた大学や研究機関などの外部ネットワークを中津川市のまちづくりに繋げ、中心市街地の活性化における産学官連携を強化していきます。
これまでの連携実績:Local Research Lab in中津川
中津川市とJR東海は、これまでも「Local Research Lab in中津川」という地域デザインプログラムで連携してきました。これは、宿場町としての歴史や文化といった地域資源を様々な視点から見つめ直し、まちの未来を共創するプロジェクトです。まちづくりの上流プロセスである「リサーチ」に地域内外の人々が参加することで、新しい視点を取り入れています。これまでに約40名が参加し、プログラム終了後には参加者同士が協力してイベント出店を行うなど、地域内外の人の化学反応が生まれています。

「関係人口」って、なんだろう?
「地方創生 2.0 基本構想」でも重要視されている「関係人口」とは、地域に継続的に関わる多様な人々のことを指します。政府は、10年後には実人数で1,000万人、延べ人数で1億人の関係人口を創出する目標を掲げているんです。国土交通省の調査によると、2023年時点ですでに全国で約2,263万人もの関係人口がいると推計されています。彼らはただ地域を訪れるだけでなく、「地域づくりの企画に参加したい」「自分のスキルを地域貢献に生かしたい」という、主体的な関わりを望む人が多いそうです。
人口減少で地域の担い手が不足する課題と、高まる「地域貢献への参画意欲」。conomichi事業は、この二つのニーズをつなぎ、具体的なアクションへと導くことを目指しています。


