宮崎県新富町で「つくる人」を育む新プロジェクト『MIRISE』始動!年間1000人の“創造人口”を目指す

『MIRISE』ってどんなプロジェクト?

『MIRISE』は、新富町や町の人々と関わり、事業や作品、プロジェクトといった新しい価値を生み出す人々を「創造人口」と定義しています。このプロジェクトでは、年間30のプロジェクト、100作品、そして1000人の創造人口を生み出すことを目標に掲げ、多様な人々が多彩な想像力で溢れるまちを育むことを目指しています。

『MIRISE』が特に大切にしているのは、劇場を起点に、アーティストや起業家はもちろん、農業、事業、商品開発、企画、場づくりなど、自分のアイデアを形にしようとするあらゆる人々を「つくる人」として町全体で応援し、育んでいくことです。

つくる つながる まちづくり

「つくる」と「つながる」がキーワード!

インターネット利用時間の減少や文化芸術活動が創造性を育むという調査結果など、現代社会では単なる情報収集だけでなく、自ら主体的に「つくり出す」リアルな体験へのニーズが高まっています。都市の経済成長と芸術・表現に関わる人口比率の強い相関も指摘されており、表現する人が多く、挑戦を受け入れる地域ほど経済的な活力を生み出す可能性が高いと考えられています。

『MIRISE』では、オンラインではなく、実際に手を動かして「つくる」こと、そして同じ時間と空間を共有する中で生まれる「つながる」関係性を重視。AI活用やスキルに捉われず、自分自身や他者と向き合い、新たな問いを立て、既存の想像を超えた創造を生み出す人々を増やし、町全体の経済発展につなげていくことを目指します。

  • 「つくる」: 自分の想像を形にすることで、新たなインスピレーションを生み出し、自分自身やまちとの関係性を深めていく循環を追求します。新富町が掲げる「世界一チャレンジしやすいまち」の土壌を活かし、「ルピナスみらい劇場」を発表の場として、誰もが「つくり手」となり、試し、表現し、次の一歩へと進んでいくまちを目指します。

  • 「つながる」: 単なる出会いだけでなく、分野や地域を越えて、想いや視点を重ね合いながら、ともに何かを生み出していく関係性を目指します。多様な人々が対話し、アイデアを形にしていく過程で、つながりが次の創造への原動力となり、新富町への深い愛へと発展していく循環を生み出すことを目指します。

こゆ財団がこのプロジェクトに取り組む理由

KOYU 一般財団法人こゆ地域づくり推進機構

近年、東京圏への人口集中が再び加速する中で、地方では労働力や消費基盤の縮小が課題となっています。このような状況に対し、新富町はこれまで、地域の魅力や課題と外部の人材・知見をつなぐ中間支援機能の構築に取り組んできました。こゆ財団も「最高関係人口責任者」を配置し、地域おこし協力隊や移住者との連携に力を入れてきました。

その結果、国産ライチのブランド化、地場産品の販路拡大、廃校や空き家の活用など、世代や地域、分野を越えたつながりにより、地域経済・社会活動への貢献が確認されています。

『MIRISE』は、こうした新富町とこゆ財団の取り組みをさらに深化させ、劇場を起点に「つくる」ことをベースとした深い体験を根付かせ、地域経済の活性化と都市と地域の横断が起こる未来を目指しています。

MIRISEプロジェクトが目指す未来

『MIRISE』は、文化芸術を起点に、以下の3つの変化を生み出すことを目指しています。

  1. 新富町経済への貢献
    演劇や映像作品などの文化施策を他分野と組み合わせることで、新富町の商品が国内外に広がる流通の活性化や、伝統産業の事業承継、起業、分野横断的な共創事例が継続的に生まれる環境を育てていきます。
    田んぼ、ビニールハウス、海
    新富町は卸売・小売業や製造業を基盤とし、経済活動のさらなる広がりが求められています。また、J2昇格のテゲバジャーロ宮崎やなでしこリーグ1部所属のヴィアマテラス宮崎の盛り上がりとともに観光客は増加していますが、『MIRISE』では「訪れて消費する」だけでなく、町とともに作品やプロジェクトを生み出す「つくり手」として関わる人を増やすことで、継続的な来訪や滞在、再訪につながる新たな交流人口の拡大を目指します。文化を一時的な「消費」で終わらせず、創造的な活動を地域経済の循環へと確実に接続していくことを重視します。

  2. つながりが深くなる場作り
    劇場を起点に、新富町民と一緒に作品づくりや多様なプロジェクトを進めることで、町の新たな魅力に出会う機会を生み出します。文化芸術活動が環境に対する幸福度を高めるという調査結果もあり、地域における文化芸術の重要性が伺えます。表現や実践を通じた関係性を育むことで、新富町が「もっと関わりたい」「もっと好きになれる」場所となることを目指し、世代を越えた交流や対話が自然に生まれる場、若年層が地域で新たな挑戦を始め、継続できる環境づくりにもつなげていきます。

  3. つくり手とともに育つ町へ
    町を訪れる人を増やすだけでなく、町とともにアイデアを形にしていく「つくる人」として関わり続ける存在を増やすことを目指します。年間1000人の創造人口を創出し、新富町と深く関わる人の層を広げていくことで、3年後には新富町の人口の約5分の1が「つくる人」として関与する状態を生み出し、イノベーションや共創が起こりやすい環境の形成と、それに伴う経済的な波及効果が期待されます。町との出会いをきっかけに新たな挑戦が始まり、個人の人生や価値観が変化していく。その変化が重なり合うことで、町にはアイデアやプロジェクト、人材が循環する土壌が育まれていきます。『MIRISE』は、人と人、町と人の関係性を丁寧に育てながら、単発的な交流にとどまらない、継続的に価値を生み出す「創造人口」を中長期的に創出していきます。

プロジェクトを支えるメンバーたち

『MIRISE』プロジェクトは、多様な経験を持つプロフェッショナルたちがチームを組んで推進します。

  • ルピナスみらい劇場 館長:岡本 啓二
    ルピナスみらい劇場 館長:岡本 啓二
    新富町役場での幅広い経験を経て、こゆ財団の設立を企画し、ふるさと納税を大きく成長させました。2025年6月よりこゆ財団代表理事に就任しています。

  • 総合演出:濱田 明良
    総合演出:濱田 明良
    演劇ユニット チックタックパークを主宰し、宮崎県演劇協会会長も務めるなど、宮崎の演劇文化の発展に尽力しています。

  • プロデューサー / Co-Creator:藤澤 さしみ
    プロデューサー / Co-Creator:藤澤 さしみ
    クリエイターエージェンシーで舞台芸術事業部を立ち上げ、多くのクリエイターのプロデュースに携わった経験を持ちます。

  • クリエイティブマネージャー:エンドウレイ
    クリエイティブマネージャー:エンドウレイ
    一般社団法人ORIGIN代表として、イベントやアーティストのプロデュース、舞台演出など、全国各地で文化芸術を推進する活動を行っています。

  • コミュニケーションマネージャー:有賀 沙樹
    コミュニケーションマネージャー:有賀 沙樹
    2021年に東京から新富町へ移住し、こゆ財団で人財育成プログラムや町の公式キャラクター運営を担当。オンラインスクールのコミュニティマネージャーも兼任しています。

  • 特別戦略アドバイザー:高瀬 直史
    特別戦略アドバイザー:高瀬 直史
    四万十町役場での地域おこし協力隊業務で多くの移住者を受け入れ、現在は地域力創造アドバイザーとして地方自治体の課題解決に貢献しています。

新富町と「ルピナスみらい劇場」について

新富町は宮崎県中央部に位置し、日本神話の舞台として語り継がれてきた土地です。神々が降り立ち、国づくりを始めたとされる神話的世界観が今なお息づいており、人と自然、神と人が共に生きてきた世界観が描かれています。農業や商業を基盤としつつ、人と人とのつながりを大切に育んできた町でもあります。

蓮の葉、和風の建物

新富町文化会館「ルピナスみらい劇場」は、町民の文化活動の拠点として親しまれてきた公共文化施設です。「融合」をコンセプトに、演劇や音楽、講演会など多様な催しを通じて、舞台芸術と地域、鑑賞と参加、プロと町民といった異なる要素が出会い、新たな価値や関係性を生み出すことを大切にしています。「ルピナス」という名称には「想像力」「寛容」「多様性」といった花言葉が込められており、誰もが自分らしく関われる“ひらかれた劇場”であることを象徴しています。

ルピナスみらい劇場外観

主催・連携パートナー

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構

KOYUロゴ

2017年4月に宮崎県新富町が設立した地域商社です。「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、地域資源のブランディングで収益を上げ、町や人財育成に投資しています。ふるさと納税運営業務では8年間で累計100億円以上の寄附額を達成し、新富町と多様な企業との連携事業や生活利便性の向上に役立てられています。

WEBサイト: https://koyu.miyazaki.jp/

合同会社かけるアート

かける アート

文化芸術を起点に、人と人、人と地域、人とコンテンツなど、あらゆるつながりを価値へと変換していくカンパニーです。アートカンファレンスや都市型複合フェスティバルの企画・運営など、北海道や静岡をはじめとする全国各地の芸術祭やイベントのプロデュースを手がけています。

WEBサイト: https://kakeru-art.com/

新富町と「ルピナスみらい劇場」、そして『MIRISE』プロジェクトが、これからどんな「つくる人」を生み出し、どんな未来を創造していくのか、今後の展開に注目です!

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